前回 カゼになる【ウルトラマンオメガ 7話】感想 迷惑系の調理不足
伝説怪獣ウーの再登場を待つ男 アメイジングRYOです。
初代の「まぼろしの雪山」は悲しいお話だったが今リメイクされたらどんなテイストのエピソードになるか気になる…
にしても鬱回みたいのもしっかりやってる辺り流石すぎる。やはり初代マンは全てのウルトラシリーズの規範だ。
新事実判明!?の8話を語っていきましょう!
あらすじ
安政大学にある超常現象解明サークル ゴーストライダーズからの依頼で霧降山に出現するという隠れ里と、そこに潜む怪獣を調べに行くことになったアユムと助手として召喚されたソラトとコウセイ。
異様なテンションのゴーストライダーズに困惑しながらも3人は調査に乗り出すがその時、山に霧が発生。
孤立したアユムは霧の向こうに隠れ里を発見し破壊獣モンスアーガーと謎の少年に出会う。
摩訶不思議なこの山の秘密とは果たして
ユピアイエー!凄いぞゴーストライダーズ

まずはゲストキャラクターの超常現象サークル ゴーストライダーズの話題から。
ジェニファーなるAI、立体映像を投射するゴーグル、異次元への扉を開く空中波動固定装置などたかだか一大学のサークルにしては科学力すご過ぎない?
なんかこいつらだけ『オメガ』の外から来たみたいな、従来のニュージェネにいそうな天才集団っぽい。
元はウルトラマンも怪獣も存在せず、ぶっ飛んだスーパーマシーンとかも特に登場してない現実世界に近い雰囲気だった本作に置いては妙に浮いているキャラクター達だった。
会話を聞く限りジェニファーなんてどうやらヤキモチ妬いたりもできるくらい高度なAIみたいだしやば過ぎる。シンギュラリティ起きてるじゃん。
「ユピアイエー!」「ユピアイオー!」という謎の掛け声で士気をあげたり全員えらくエキセントリックな性格の変人集団だが科学力はガチというと『オーブ』のSSPっぽいか?
あそこもシンさんがガチ天才だから素人集団なのに科学力に関しては中々だったからな。太平風土記に辿り着いたりもしてるし色々共通点がある。
結局「ユピアイエー」ってどういう意味だったのか非常に気になる。
今回は半分賑やかしみたいだったがここまで浮いた存在だと実は後に再登場したりする準レギュラーとか、重要な役割が用意されていたりとかするんじゃ…?って気もするんだけど言っちゃあなんだがそれにしちゃ華がないような…。
とはいえかなりキャラは濃かったし準レギュラーやれないキャラじゃない。リーダーの南方がアユムに下心があるとか、「ユピアイエー」をソラトが気に入ってるとか今後も長く引っ張れそうなレギュラーメンバーに絡む要素を散りばめてるし。
素晴らしい科学力を持ちながら性格の方は好奇心に任せてなんでもしてしまう危うさがあり今回実害こそ出なかったが一歩違えば人命を危険に晒す原因を作ってしまったいうても大学生な3人。
碌な調査もなしに未知の世界に介入する危機感の無さもありアユムに叱られたが、大人に叱られようとへこたれずに自分の大好きなものに夢中でい続ける青春真っ只中のゴーストライダーズを見てコウセイが「羨ましい」って溢す件は良かったね。
今まさに夢中になれるものを探してるコウセイの目には彼らがきっと眩しく映ったのだろう。
ソラトは1000年前の地球に?

続いてソラトの謎について今回もまた考えてみよう。
今回明かされた情報は「オメガは1000年前に地球に来たことがあるかも?」という不確定だが割と事実濃厚な気がするもの。
怪獣の名前知ってるとか、1話時点で妙に日本語に詳しかったりする描写で過去に地球に来ていた説は浮上していたが今回でこの線が固くなったと見ていいだろう。
ということはやはり
ソラトが知ってる怪獣=1000年前に交戦済みの怪獣
ソラトが知らない怪獣=空白の1000年で新たに誕生した比較的新しい怪獣
ということか。
しかし今回更に謎を深めたのがオメガを知っていた謎の少年。
モンスアーガーを手懐ける不思議な力を持つ辺り只者ではない様子。
アユムの言った通り精霊なのか、はたまたあの隠れ里の住人なのか。
ブリガドーン現象は1000年に一度起きると説明があったので1000年前に偶然オメガが里を訪た際にれ(もしくは飛来したモンスアーガーを撃退すべく辿り着いて)少年と出会ったと考えるのが自然か?
でも仮にそうなら1000年前にオメガと会った少年が今も少年なのは変じゃない?
やはり人外と考えるか、もしくはブリガドーン現象の起きている隠れ里は空間と時間がめちゃくちゃらしいので少年も1000年ずーっと少年とか?
里を脱出する前にソラトが気にしていたりキーキャラクターなのは間違いなさそう。
ちなみにブリガドーン現象の元ネタは『ゲゲゲの鬼太郎』なんだとか。更にいうと『鬼太郎』作者の水木しげる先生の作り出した造語というわけではなくそういうタイトルのミュージカルがあるらしい。
謎はまだまだ増えるばかり。
仮に1000年前にオメガが地球に来ていてそこで怪獣を倒していたんだとすれば今回のモンスアーガーのようにもうちょい文献なり残っていても変じゃないはず。なのに誰も怪獣の存在を知らず太平風土記以外にそれらしい記録がないのはおかしい。
まるで記憶や記録の改竄でもされているようだ。
本来ある筈のウルトラマンや怪獣の記憶が人々から取り除かれてるってちょっと『ネクサス』を思い出すな。
1000年前にモンスアーガーとオメガが交戦したんだとすれば何故隠れ里に幽閉したのかも謎。倒せばいいじゃん。
一歩進んだかと思えばさらなる謎が増えてしまい中々真実を掴ませてくれない。ぜひみんなの予想も聞かせて欲しいね。
獣爪唸る!登場、トライガロンアーマー

最後は新形態トライガロンアーマーについて。
鉤爪を携えたウルトラマンってXのゴモラアーマー以来か。
まだまだレアよね。
ウルトラマンビクトリーの〝ウルトランス〟にもクローって無かったし(それっぽいのは色々あったが)。
あとトサカが黄色でファンキーな雰囲気になってるのも新鮮。
トライガロン譲りのスピードとトライガロンクローから放たれる鋭い必殺技が武器のこの形態。特に爪を三つのスラッガーに変える〝トライガロンクロークレッセント〟はいろんな場面で使えそいだな技だ。
今回オメガのコミカルなシーン多めだったよね。
かなり気に入ったのか「ユピアイエー!」したり、次々開く空間とそれに吸い込まれそうな怪獣達に四苦八苦したり、律儀にトライガロンクローを取り外してサムズアップしたり行動にソラトっぽさが見える。
あとバトルシーンで地味に好きだったのはコウセイはメテオカイジュウの2体同時使用を出来ないって描写したこと。なんとなく察していたから別にやらなくても個人的に気にならなかったがちゃんと「2体同時は無理!」って描く真面目な作風だ。
しかしなんで2体同時は無理なんだろ。
1体使役するのにも15分でヘロヘロなんだから2体同時なんてやばいのは明白。だから実はメテオカイジュウ(今回ならレキネス)側が気を使って出て行かないようにしてるとかなのかな?
仮にそうならつまりコウセイが鍛えればレイオニクスよろしく何体でも使えるってことなのでは。
安易に複数のメテオカイジュウの武装を装備するだけみたいな強化形態じゃ物足りないし同時使用が出来ないことでそう言った展開をロックし、そんな手垢のついたパワーアップはしませんよって公式の覚悟の設定なのかも。
次回
駄菓子屋!?テッシンさん!?それともチャン・バラバ先生!?
すっかり常連 水野さん登場!
次回は総集編につき感想はおやすみです!
それではまた

