【快傑ズバット トークライブ&スペシャルサイン会付上映イベント】感想/レポート 御大降臨

イベント関連

『怪傑ズバット』で1番好きな用心棒は29話の陣太郎な男 アメイジングRYOです。

「バカも日曜・祭日に言いなさい」は友達との会話で使うけど誰にもピンと来て貰えない…。

あの怪作がBlu-rayで蘇る!それに伴い年の暮れにまさかのイベントが開催されたので行ってきました!

感想とレポートを書いていきます。

「このヒーロー作品専門ブログ…見たところ日本じゃ下から二番目だ。」

奇作・怪作・大名作!?ズバットが令和に蘇る

2025年6月に東映ビデオ公式株式会社のサイトにて『みんなで決めよう!東映特撮Blu-ray化PROJECT』という企画が行われた。

その名の通りまだBlu-rayになっていない東映特撮作品の人気投票を行い選ばれた作品がBlu-rayになるという企画だ。

『変身忍者 嵐』『ジャイアントロボ』『アクマイザー3』『キカイダー01』『時空戦士スピルバン』などなどいずれも当時人気を博した作品達が立ち塞がる中ファンからもっとも熱い声援を受け選ばれたのが何を隠そう…

『怪傑ズバット』

…と『超光戦士シャンゼリオン』の2作品だったのだ。

もちろん私も参加し『ズバット』に投票したので嬉しさもひとしお。『シャンゼリオン』はまだ未履修なんだ。面白いとはよく聞くんだけどね。

何はともあれ数ある昭和特撮の中でもその作風は唯一無二にして2度と生まれ得ない永遠の名作であり怪作。私が昭和特撮でガチンコで1番面白いと思う逸品がBlu-rayになるとなっては黙ってはいられない。

これは買うぞー!と思っていた矢先に公式から更なる告知が!

なんとBlu-ray化を記念して渋谷ユーロライブにてイベントを開催。しかも主演の宮内洋さんが登壇するというのだ!

宮内洋が来る…あの昭和東映特撮の雄を見れる…!

これをスルーするわけにはいかない!

だって宮内洋に会えるってことはそれは風見士郎に、新命明に、ビッグワンに、宇宙刑事アランに、立花剛に、正木本部長に会えるってことだ!

超お得!何より昭和特撮を支えた御大を生で見ずして終われない!

というわけで…

(電子チケットでも嬉しい)

チケットを早めに確保しついにその日がやってきた!

電車に乗ってやってきたのは都会の迷宮・渋谷駅。ハチ公広場に出るのには流石に慣れたが相変わらず人いすぎてやっぱりあんまり好きじゃない。

今年イベントの為に渋谷に来るのは『生誕100周年 渡辺宙明音楽祭』と今回で2回目。こういうイベントやってくれんのは割と渋谷率高いし悪口は言えませんな。感謝しなければ。家からは割と近いし。

駅からユーロライブまでは徒歩10分くらいの近場だったのでありがたい。到着するとすでにファンの待機列が出来ていた。

物販を利用しないのなら先に入ることも出来るのだが、私は現地でBlu-rayを購入するつもりだったので待機。

ちなみに…

©️石森プロ・東映

物販にはBlu-ray以外にもこんな商品達が。アクスタに香水と『ズバット』からなんとも今風なグッズがたくさん出ることに時代の交錯を感じる。

今、昭和と令和がバロムクロス

『ゴジュウジャー』禽次郎が言っていた「令和にいるからもっと昭和を楽しめる」とはまさにこのこと。昭和の作品が当時は出せなかったグッズを令和になって発売し、それを買って我々は昭和に思いを馳せる。

Blu-rayを無事購入でき準備万端。席についてあとはイベントのスタートを待つばかり。

上映会 選ばれたのはあのエピソード

(ど真ん中)

私の席はD-9番。

見ての通り舞台からかなり近くしかもど真ん中の当たり席だ。運がいい。

渋谷ユーロライブ自体キャパの大きい箱でなく規模感としては地下芸人がライブとかでも使いそうなくらいの大きさで割と誰でも舞台から近い。

こういったイベントでは嬉しいところだ。

今回のイベントは前半は『ズバット』の1エピソードをスクリーンで鑑賞し後半で宮内さんのトークショーが行われるという構成。そして前半のエピソードというのは宮内さんセレクションなんだとか。

イベンターの方が前に立ち「どのお話が選ばれたか分かる方はいますかー?」と客席に問いかけると私より後ろの席のおっちゃんが口を開いた

「瞼の母!」

なんとこれが大正解。流石は有志の集まるファンイベント。この程度は朝飯前ということか。

第21話『さらば瞼の母』は普段は完璧超人でキザでかっこいい早川健の暗いバックボーンと母からの愛に飢えているが故の「弱さ」と「心の傷」が描かれる本作の中でも印象的なエピソードの一つで見た人なら覚えてるだろう。

エピソードの下地になっているのは舞台や小説、映画に更には楽曲にもなってる古典的戯曲『瞼の母』である。内容を要約するとヤクザが昔生き別れた母に会いに来たが新たな人生を手に入れていた母はヤクザを拒絶するという悲しいお話なんだとか。

映画館のスクリーンで『ズバット』を鑑賞するというのもなんだか不思議な気分だ。私はTTFCで全話見た人なのでiPadの画面の大きさしか知らないから格段のスケールアップになった。早川さんでけー!

映像は今回発売のBlu-ray準拠だから4KHDリマスター版。めちゃくちゃ美麗になった映像・クリアになった音声で描かれるのがまた新鮮。私はこのイベントの為にまたTTFCである程度見返しておいたのでこの差を殊更に感じることが出来た。

用心棒 伊ま平との皿投げ対決をこんなに大きく綺麗な画面で見れるとは。改めて見ても意味わかんなくて思わず吹き出すお客さんもいた。用心棒との対決は後半になるほどめちゃくちゃになっていくのだ。

あと何と言っても『ズバット』好きに囲まれてみんなで見るってのがいいよね。こんな機会そう無いわけだから。イベント参加の醍醐味だね。

強いて言えばOPで「飛鳥ー!」ってみんなでコールしたかった。そういう空気じゃなかったのでやれなくて残念。

波瀾万丈で奇想天外、しかし切なくも渋い本編を見終えて拍手を送りついに彼の方の登場だ。

トーク&お渡し会 人呼んでさすらいのヒーロー!

転載:https://www.toei-video.co.jp/special/zubat/

トークショーが始まるとまず現れたのは自称「日本特撮党党首」鈴木美潮さん

特撮ヒーローの大ファンで自主的な特撮関連イベントも開催しているジャーナリスト。今回はトークショーの司会を務めて下さった。

鈴木さんの紹介が終わり宮内さんを呼び込むと会場には番組OP『地獄のズバット』が流れ初めついに御大登場!しかも早川健の衣装で!

OPを歌いながら現れたがサビのとこ以外完全に歌詞をお忘れになっておられる!こんな時は我らの出番だ!

ファン達が御大に恥をかかせぬようサビ以外はみんなで声を合わせて合唱。「飛鳥ー!」って合いの手入れたいが我々は歌わなきゃいけないので出来ない!

「ズバット参上〜♫」のサビに入れば御大の出番。歌い終えたあとは皆からの喝采が劇場に響いた。

歌い終わった宮内さんは一言「水木さんはキーが高いですねー。」と会場を和ませその後話題が兄貴のことになると「泣いちゃうからやめよう」と終わらせた。

兄貴…本当に早すぎたよなぁ。宮内さんからすりゃ歳下だし余計いろんな思いがありそうだ。

他の衣装に比べて妙に帽子だけ皺くちゃだなと思っていたらなんと帽子は当時撮影に使用していたものなんだとか。凄い。流石東映。物持ちがいい。

その後は座ってトークショースタート。色々貴重な話を聞かせてくれた。印象的だったお話をいくつか抜粋しよう。

前半でやった『さらば瞼の母』は元々宮内さんが元ネタである『瞼の母』を俳優になった以上絶対やってみたい作品だと考えていて脚本の長坂秀佳さんに「ズバットで瞼の母をやれないか?」と直談判して出来たものなんだとか。

『V3』の時に東映「火薬の量を増やせないか」と直談判したという話も聞いたことあるし宮内さんは与えられたことをこなすだけじゃ無く自分が出る作品に積極的にアイデアを出す方なのが分かる。

毎週繰り広げられる奇想天外・荒唐無稽の用心棒対決は宮内さんがイメトレの為に「どんな用心棒が出るのか教えてくれ」長坂さんに頼むんだが宮内さん曰く「脚本が遅かった」らしく結局当日になって初めてヘンテコな用心棒に会うことになっていたらしい。

鈴木さんが用心棒対決の話題で「釣りの勝負とかありましたね」と言うと宮内さん「釣り師十兵衛ですね」と即答してたのが印象的。やっぱり何十年も前の作品でも役者さんには血肉になって覚えてるもんなんだな。

宮内さんといえば傷メイク。ヒーローのやられの美学を説いている方だが撮影での傷メイクは毎回自分でやっていたんだとか。たまに「やられ過ぎじゃない?」ってくらいボコられてたのは全部本人の意向だったのか。

意外だったのは鈴木さん「宮内さんは声がいい」という話題を出した際の「自分では思ったことない」って返し。マジかよ。あんなに綺麗な高笑い出せる人いないよ。

早川さんのキザで笑っちゃいそうな台詞が様になるのもあの声の力だと思うし。

「僕は火薬が大好きなんですよ!」って本人の口から聞けたのは嬉しかったな。もう宮内洋は火薬好き「らしい」なんて半端な言い方しないで済む。本人が言っていたのだから間違いない。

最近行われた台湾のイベントで『ズバット』が飛び抜けて人気だった話、当時も非常に視聴率が良かった話は当時から今を生きる人々の琴線に常に触れ続ける偉大な作品なんだという確証を得られたようでこれまた嬉しかった。

御大も今年で78歳。イベント全体を通して言えるのは受け答えや会話のテンポのズレは多少あれど伝えたいことはしっかりとした滑舌でお話していたし、立ち姿に腰の曲がりは見られない壮健でいらっしゃった。

二枚目のイメージのある方だったが時に別作品の話題を出したり終始穏やかに茶目っ気たっぷりで場を和ませ、沸かせてくれた。時折出す声に当時の面影を感じることもあり「来て良かった」と思えるトークショーだった。

最後はBlu-ray購入者又は持参者のみを対象にしたサイン入りジャケットのお渡し会。この為にBlu-rayを買ったのだよ。

ファンが整列し宮内さんに一言思いを伝えて握手しジャケットを渡していただく。

「ズバットが1番好きです」「ゴレンジャーの撮影で一度お会いしたことがあります」「最高のヒーローです」長年のファン達が思い思いの言葉を言っていく。中にはまだお若い女性のファンもいて「かっこいいです!」と黄色い声援を送ると「かっこいい!?」宮内さんが立ち上がりひと笑い起きる場面も。

いよいよ私の番になり「宮内さんのような帽子の似合う男になりたいです!」と用意した言葉を伝えると「そうですか。似合ってますよ。」とお返事をいただいた(ハットを被って参加したので)。

リップサービスだろうと嬉しい。俺は宮内洋に帽子が似合ってると言われた男だ!

(イベ限やぞ!)

こちらがサイン入りジャケット。

欲を言えば持参したBlu-rayに宮内さんがその場で直接サインくれる方が嬉しかったがこの際文句は言うまい。

終わりに

というわけで『快傑ズバット トークライブ&スペシャルサイン会付上映イベント』でした。

同好の士と共に『ズバット』を大スクリーンで観て、みんなで歌って、宮内さんを生で見てお話を聞いて、帽子似合ってると言って貰って…

イベントっていいなあ。と改めて実感。

来年からもうちょい積極的にいろんな特撮イベント行こうかなって思えた。

宮内さんにはどうかいつまでもお元気でみんなのヒーローでいて欲しいですね。

それではまた。

面白かったらブックマーク、お気に入り、コメントもお待ちしています。

おまけ

(右の資料集の内容がいい感じ)
(ジャケットを入れ替えたぞ!)

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