運命にあらがえ【仮面の忍者 赤影(2025) 16話】感想 話の軸を突然生やすな

単発作品

前回 七人衆最後の一人【仮面の忍者 赤影(2025) 15話】感想 ダリナンダアンタイッタイ!

運命を信じようにも「これが運命だったのか!」と感じられるような何かが人生で一度もないので信じられない男 アメイジングRYOです。

こんな消極的な理由で運命否定派になるのは実に虚しいものだ。

終盤だというのに雲行きが怪しくなってきた16話を語っていきましょう。

あらすじ

七人衆最後の1人 夢堂典膳の圧倒的な強さの前に敗れた赤影達は逃げ出した白影を除き囚われてしまった。

牢の中で赤影に溜まっていた思いを激しくぶつける青影だったがそれを遮るように闇姫赤影を牢から解放し幻妖斎の元に連れて行く。

「共に金目様に仕えろ。運命に抗うのだ。」

幻妖斎の勧誘を前に赤影の選択は…

そんな運命運命言う話だったっけ?

転載:https://m.youtube.com/watch?v=dWD_JuZmwuI

ここ最近昭和版からの大胆な改変や良くも悪くも読めない展開、そして令和版のみの新キャラクターも出てきてなんやかんやで楽しめる部分があった本作だが、今回は劇中での大きな動きのないドラマ重視回で派手な見せ場もなくそれ故に本作の良くない部分がすんごい出てしまっていたね…。

まさしく馬脚をあらわしおったといった印象だ。

1番気になったのはやはり唐突な「運命」連呼。

いやそんな話だったっけ?この作品。

前回唐突に百合「運命は変えられないのか…?」とか言い出した時点でなんかちょっと怪しかったが今回で「やはりか…」とゲンナリした。

「運命は自分で切り開くんだ!」「運命って言葉で片付けんな!諦めんなよ!抗ってこうぜ!」みたいな作品は嫌ってほどあるし、擦られに擦られ尽くした話だが普遍的なものでもあるのでそういうテーマを取り扱うこと自体は問題じゃないんだ。

問題は、前回ポンと出てきたワードを担ぎ上げてまるで令和『赤影』これまでもずーっと運命に抗う話をしていたんですよ?とばかりにそいつを物語の支柱にしだしたところ。

2クール見てるが絶対そんなこと言ってなかった!

2クール見てるが絶対そんなことやって来てない!!

強いて言えば幻妖斎一益とひと腹の子として生まれてしまい自分ではどうしようもない悲しい運命に翻弄されたキャラだからまだテーマに沿ったキャラにはなってるけどそれ以外は全然よ。

ハッキリ書くとなんならこの作品に軸なんてないのよ。作品を通して描きたいテーマが少なくとも私には現状伝わってない。

でもね。別にそれでもいいのよ。高尚なテーマやメッセージ性なんてなくてもいいんだよ。

それこそ昭和版なんてとにかくちびっ子を楽しませようって気持ちしか無かったからあんだけかっ飛んだ作品になったんだから。

いいじゃん。ただ面白いだけの作品。ただかっこいいだけの作品。それだって立派なもんだ。

令和版はこの終盤に来てそっちに振り切れず、なんかそれっぽいメッセージ性を無理くりねじ込んだようにしか見えない。これなら下手なことしない方が良かったまである。

「赤影!お前運命変えたいんだよな!な!知ってるぞ俺!な!」ってたまにしか会わない親戚のおっちゃんぐらい甲斐甲斐しく赤影に寄り添い、心情を全部言葉で説明してくれる幻妖斎もなんとかならなかったのか。

青影赤影「お前は自分のことなんも決めてない!」って怒ったのも赤影が運命にただ流されてるだけの男って印象付ける為だったんだろうけど、その後赤影に斬られる前に「なんか色々言ったけどよーく考えたらお前自分でちゃんと決めてたわ!」とか言い出すから結局何がしたいのか分からんかったし…

百合との和解もなんだかなあ…って感じだったが、青影との和解も似たようなもんになっちゃったね。

百合さん、いつ変わったんですか?

転載:https://m.youtube.com/watch?v=dWD_JuZmwuI

今回第二の問題。

百合さん闇姫に啖呵切るとこだね。

「あんたは運命だって自分の不幸を憐れんで諦めてるだけ!昔の私みたいね!でも今の私は違う!」

みたいなこと言ってたけど…

先生ー!

百合さんが何きっかけで、いつ、どんな風に変わったか視聴者に伝わってません!

百合周りの話って尺使った割に明確なターニングポイントがめちゃくちゃ分かりにくくて、まして成長なんて全然描けてないと思うんだよ。

幻妖斎から離れたのは分かるけど逆に言えばそれだけ。

赤影とバチバチ斬り合った末に相手を知ったわけでもなく、自分自身で黒兵衛殺しの真相に辿り着いたわけでもなく、なんか薄味のドラマを重ね気付くとヌル〜っと味方になっていたのが今の百合さん。

そんなもんが言うに事欠いて「あの頃の私と変わらないね」だと!?

成長キャラぶらすなら明確なメイン回ぐらい用意してあげなきゃ!

あと「運命は変えられない。でも出来れば変えたい…」って赤影の言葉を借りるシーン。

やりたいことは分かるんだけど、ああいうのってもうちょい話数挟んでのロングパスでやるから熱いんであって前回出てきたばかりの台詞を早速借りてもなんとも思わないのよ。

いややっぱり今考えても序盤はもっと百合を話の軸に据えるべきだったよな。じっくりやってりゃ今回も全然見え方変わっただろうに。なんであんなサイドストーリー程度の風味付けにしたのか。

あと女優さんがアクション出来ないのか分からんけどチャンバラ一切やらないのもキツイよな。忍法〝低クオリティCGの術〟ばかりじゃ印象に残らないよ。

次回

白影の南蛮大筒炸裂!

再戦、金目像初代白影の仇を討て!

闇姫、死す!?

それではまた

面白かったらブックマーク、お気に入り、コメント、拡散をよろしくお願いします。

タイトルとURLをコピーしました