前回 運命にあらがえ【仮面の忍者 赤影(2025) 16話】感想 話の軸を突然生やすな
特撮の女性キャラクターの最期といえば『東映スパイダーマン』のアマゾネスが印象的な男 アメイジングRYOです。
嫉妬に狂った女の凶行みたいな面もあって非常に記憶に残る。
『東映スパイダーマン』自体をもうちょい見やすくしてもらえると嬉しいんだけどなあ…
きらりと光る部分もあるぞ!な17話を語っていきましょう
あらすじ
幻妖斎の誘惑を断ち切りその魔の手から逃れた影達。
これを受け幻妖斎は一気に勝負を決めるべく再び金目像を目覚めさせることを決めるがそれに闇姫が待ったをかけた。
赤影や百合との出会いは闇姫に変化をもたらす。だがしかし…
そして危機は影や闇姫だけでなく内なる敵の存在に気付いた本能寺の光秀にも迫っていた。
宿敵の腕の中で…さらば闇姫

サブタイトル通り今回は闇姫の退場回。
昭和版では幻妖斎に裏切られ、赤影に命を助けられたことをきっかけに改心し幻妖斎の呪いの杖を奪って将軍を救い最期は赤影に金目像の秘密を伝えようとするも力尽きる…というものだった。
今作では「最後に改心し赤影達を助けるも幻妖斎に命を奪われる」という概ねの部分を踏襲したものになっていたね。
…ただまあなんというか。本当にそれだけって感じだったな。
しかしおかしい。赤影と闇姫の絡みって闇姫初登場の時からそこそこ力入ってて、中盤の山場である金目像戦後にも一瞬手を組むのか?みたいな件があったり結構エピソードを積み重ねてる筈なんだけどなんでこんなに物足りないのだろう。
仁助なんていう闇姫を掘り下げるためだけのオリジナルキャラまで用意されて明らかに他に比べて扱いが優遇傾向にあった筈。
そんなキャラが死んでるのにイマイチ乗れないのは一体何故なんだ!?
赤影や百合との絡みで彼女が単なる悪者ではないってことは描けていた。悲しい過去も描いた。彼女を慕うキャラも出した。心の動きも分かりやすく描いた。最期は原作を踏襲した。
珍しくやるべきことはきちんとやってるはずなのになあ…。
ただまあぶっちゃけると単純に「作品のパワーが足りてない」からなんじゃないかって思ってるけどね。
キャラが死んで感情を揺さぶられる。それはその作品が好きなこと前提だ。多分感動できるほど私が今作を好きになれてないってだけなんだと思う。
あと思ったのは闇姫をもっとちゃんとヒロインとして扱う方が良かったんじゃないか?
せっかく原作でも印象的な最期を飾ったのだからそこに至るまでのエピソードをもっと肉付けして赤影との関係とかも盛りまくってさ。百合さんには悪いけど退いてもらってヒロインは闇姫だけ。彼女の掘り下げだけに集中する。
そうすりゃかなり劇的になったかもしれない。
大体闇姫と百合さんでWヒロインみたいなことしてるのが良くない。だから2人ともなんか中途半端なんだよ。せめて片っぽはシンプル敵であれ。
闇姫の力の証であると再三言われる黒髪だけどその黒髪を使った〝忍法 髪あらし〟が劇中一度しか使われてないのも微妙に気になる。おかげで言われてるほど「髪が強い」ってイメージがない。昭和版は出てくりゃアレやってたのに。
山本千尋さんを起用したのにアクションらしいアクションが初登場の時くらいしかないのも残念だったなあ。
引き続きしっくり来ない百合さ…黒影

百合さ…黒影!
もう散々「百合さん」「百合殿」って言われてるのに今更
「私の名前は黒影。この手で幻妖斎を討つまでは」
とか言われても困るわ!
というわけで引き続き行動から台詞からしっくり来ない百合さn…黒影の話題を。
前回闇姫の過去を聞いて「その程度の過去でイキってんじゃねー」みたいなことを口走ってしまったことを反省するフォローを入れたまでは良かったんだがそこ以外がなんかなあ。
死にかけの闇姫の髪切ろうとするとことか強烈な違和感あったね。今やる事じゃないんじゃない!?って凄い感じた。
あと闇姫が倒れてる部屋に入ってきて敵がいないか警戒するシーンの刀の構えが全然腰入ってなくて素人みたい。
「黒影は黒兵衛から教わった忍術は色々使えるけど忍者としての修行をしたわけじゃないから刀の腕前はさっぱりなのであんなに構えが締まらない」とか考えられなくはないけど。
やはり足元の固まってないキャラというのは何をやってもしっくり来ない。というか「このキャラならこういう時こうするだろう」ってイメージが我々に根付いてないんだよな。
だから全てが唐突に思える。
文句ばかりになってるのでここで気付いたことを一つ。
黒影と闇姫。共に望まぬ力を持って生まれてしまいその力に運命を狂わされ共に幻妖斎に降るも黒影は改心し赤影達の味方になり、闇姫は諦めて幻妖斎に従い続けた。
2人の女忍者は鏡合わせの存在であり「運命」に因んだキャラにもなっている。前回唐突に生えてきた感のあった作品のテーマ(?)に最初から沿って作られていたと分かった。
上手く扱えていたかはさておき、そう考えると黒影と闇姫をWヒロインにした意味が見えてくるか。
本能寺の変の真相が明らかに!

今作ってハッキリ言ってイマイチなんだけどたまに「あ、それはいいな」って展開や絵を用意してくれるから捨ておけない。
信長の天下を崩さんとする金目教の傀儡陣内が光秀を殺害し成り替わり、偽の光秀が本能寺を襲った。
これが世に言う「本能寺の変」の真相である!
って史実を上手くアレンジしてフィクションに落とし込んでるのはちょっと良かったね。
となると信長も最後は死んじゃうのかな。次回秀吉がシリアスな顔してるカットもあったし史実通りに進めそうな予感。
あと昭和版では単発ネタとして終わり以後登場することの無かった南蛮大筒が大ボスである金目像に対してのカウンターになる改変も嫌いじゃない。
金目像に砲弾が着弾するシーンはCGではなく弾着を用いての本物の爆発にしていたり特撮好きに嬉しいこだわりも見せてくれた。
なんだよ…やれば出来んじゃねぇか…!
みたいなことをたまーに挟んでくれるおかげで視聴のモチベが保たれている。
おそらくあと3話くらい?
最後まで見守っていこう。
次回
ついに本能寺の変勃発!
信長の運命やいかに!?
最終決戦に勝利するのは影か!金目教か!
それではまた
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