前回 未来をこの手に【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ46】感想 もう誰も使い捨てさせない
DEENの「ひとりじゃない」が好きな男 アメイジングRYOです。
『ドラゴンボールGT』のタイアップ曲は名曲揃いよね。他のDBの曲に比べると作品との親和性は全然無いけど。
バクアゲSEMI FINALの47話を語って行きましょう!
あらすじ
謝士郎を通してブンブンジャーに伝えられた常槍の提案。
それはスピンドーと未来が婚姻することでブンブンジャー、ハシリヤン双方が矛を納めようという政略結婚の申し出だった。
当然猛烈に拒絶する未来だが、ブンブンジャーは悪という世論が浸透した今、和睦の申し出を蹴ればハシリヤンにブンブンジャーを攻撃する口実を与えてしまう。
しかし受け入れれば未来は花嫁とは名ばかりの体の良い人質。ブンブンジャーは手を出せなくなる。
どちらに進もうとブンブンジャーの負け。
まさに進退窮まったこの状況を前に6人それぞれが握るハンドルとは果たして…
バクアゲ大逆転!これが“ブンブンジャー”だ!

「ワシは最終盤のクライマックスで1話の展開ややり取りをセルフオマージュするのに弱いぞーー!!」
1話の冒頭、大也と未来が初めて出会ったシーンの再現熱かったね。
1話の時は諦めのような感情で流されるままに結婚しようとした未来だが、今回は自らの意思でスピンドーと結婚した。それはなぜか。
大也が、仲間が止めに来ると信じていたからだ。シチュエーションは似ていても全然違うんだよあの時とは!
長らくハシリヤンのターンだった4クール目、ついにブンブンジャー逆転のターンが回って来た。
その逆転の仕方は助け合い、同じ方向を見て一致団結し立ち向かうスーパー戦隊の定番の勝ち方とは少し違う。
各々がバラバラに動き、別々のなすべきことをする。
誰かの仕事を手伝うことはしない。あいつならやり切ってくれると信じているから。
自分に与えられた仕事を全力でやり、自分のハンドルを見失いさえしなければ自ずと結果が付いてくると確信し全員が行動したことが最高の逆転劇に繋がったのだ。
ブンブンジャーとは一人一人が大人で、一人一人がプロフェッショナルのチームなんだと公式は度々言って来たがまさにそういうクライマックスになっていたと思う。
未来がスピンドーとの結婚を飲んで結婚祝いにBBGを貰ったけどこれこのままスピンドー倒したら未来がBBGの裏の支配者なままだよね?
でもこれネタとかじゃなく真面目にスピンドー倒した後BBGの腐敗した部分を未来の指示で全部取り除いて綺麗にしてその綺麗なBBGにブンブンジャーが挑むってラストへの布石だと思う。
それと始末屋コンビが強過ぎる…。あんまりこういう展開でガチで1人で世界中の敵全部倒しちゃうことないだろ。ウルトラマンギンガかよ。
始末屋は出てきてからずっと格落ちなかったな。
謝士郎は漸く戻って来て全国のちびっ子とお姉様方が喜んでいることだろう。スピンドーの弱点となるシャイシャイサルカーの破壊という最も大事な仕事をマリンに任せるの例によって愛が重い。
割と可愛らしいデザインのサルカーが車に喰われてバキバキに砕かれるのは絵面が凄惨でビックリしたけど。
玄蕃は最後にほんの少し残っていた宇宙船を使ってハイウェイ空間にバリケードを作りヤルカー族が地球に到着出来なくすることでサルカーを失ってギャーソリンも無くなったスピンドーを更に追い込むまさに詰めの一手を担当。
どんなに押しても壊れないらしいけど上がガラ空きなんですが…。まあ目の前に障害物あって上へ登ろうとする車なんてないからいいのか。
ラストのブンブンチェンジでは初めて直接チャンピオンブンブンジャーにチェンジ。クライマックスだけの特別な変身いいよね。
ブンブンジャー全員が力を合わせてスピンドーの隙をつきガチで徹底的に若干やり過ぎなくらいラスボスを追い込んだ今回。
むしろこっからどうやってスピンドーがラストバトル頑張るのかが読めなくて面白いぞ!
頑張れ(?)スピンドー!
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スピンドーとグランツと悪い大人達

続いてハシリヤンサイドの話を。
グランツは元々奴隷でそこをスピンドーに助けられたようだがこの2人の過去も結構気になるな。
てかハシリヤン隊長達がいかにしてスピンドーに惹かれてハシリヤンに入ったのかみたいなのを描いたハシリヤン結成秘話みたいなスピンオフあったら見たい。TTFCでやってくんないかしら。
グランツが自分を卑下するようなことを言うのを止めるスピンドー様からはグランツへの愛を感じる。
部下に対し気さくで見たい背中を見せてやり、成果を上げた者をしっかり褒めて感謝するなど人心掌握に長けるカリスマである反面、隊長クラスですら自分の目的の為にあっさり切り捨てる冷徹さもあるスピンドーだがグランツに対してだけは強い思いがあるのだろうか。
ブンブンに対しても激重感情持ってて裏切られてからは可愛さ余って憎さ100倍みたいな感じだったし一度自分の懐に置いた相手にはかなり入れ込む質なのかも?
2人の愛を感じるやり取りを
「(なーに言ってやがんだ宇宙のならず者がごときが…)」
みたいな顔で見てる常槍好き。嫌な大人だよ本当。
44話で見せた圧倒的な強さを急所であるサルカーを破壊されたことで奪われたどころかギャーソリンが無いと死んでしまう生体故に一気にピンチになったスピンドーに代わってグランツがブンブンジャーの前に立ち塞がる。
「グランツ!!」の言い方が今までより遥かに余裕がなくなっている。遊佐さんの演技好きぃ…。
「承知。」とだけ返すグランツもかっけえぞ!
ところでサルカーがギャーソリンタンクということはハシリケンやディスの蛇もギャーソリンを貯蔵しておくためのものなのかな。結局ペットってどういう扱いなのか分からん。
隊長が皆付けてるのを見るに隊長以上になると与えられるのかな。で、ペットはギャーソリンを貯めておけるからそれによって隊長達は高い戦闘力を確保出来るとか?
もはやハシリヤンは役に立たないと逃げようとする常槍と梅酢。人間の悪党達は調さんがなんとかしてくれる感じだよね多分。
キラーロボを全滅させられ分かりやすく狼狽える内藤からはかつての大物感がすっかり抜け落ちてしまった。
千二君もいるんだ。捕まったりするにせよ少しは胸の張れる最後であって欲しいもんだよ。
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どっこい生きてたサンシーター

「スクラップにされる〜!」
じゃないのよ。
前回あんな死んだ感ある引きだったのに一切溜めもなく当たり前のように生きて出て来たこの3人。
まあ予告にも普通に出てたしね。公式としてもこっちに死んだなんて思わせる気がないレベル。
何気にキラーロボの中で爆発したのは30話以来2回目なのだが全然ピンピンしてるのを見るにキラーロボが凄く安全なのか、はたまた三下が超頑丈なのか…
今回、子供達を庇いネジレッタの銃撃を背に受けてもへっちゃらなとこを見るに少なくともデコトラーデはかなり頑丈そうだ。
守りたい人を守る為に警察を辞めた錠と同じく、行きたい道に行く為にハシリヤンを捨てたサンシーター。やはり彼らもまた自分のハンドルを手放さないバクアゲな者達なのだ。
自分を助けてくれたデコトラーデを見て素直にありがとう言うイツキ達。
大人達がブンブンジャーだから悪、ハシリヤンだから正義と周りの情報に踊らされて表面しか見ないのに対し子供達はハシリヤンであってもデコトラーデは助けてくれたからいい人だと思う。
そしてブンブンジャーにも助けてもらった事があるから大人が何を言おうと彼らがヒーローなんだと淀みなき目でシンプルに世界を見ていると分かる。
安易な和解は悪役の品位を下げると個人的に思うのだが、サンシーターの場合はブンブンジャーの味方になったとか和解というよりは自分のハンドルを離さなかった結果って感じに落ち着いてるのがいい落とし所か。
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次回
これが本当のFINAL LAP!
ブンブンジャーvsハシリヤン、爆上がるのは果たして!?
次週『爆上戦隊ブンブンジャー』最終回!
それではまた
次回 君のハンドル【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲFINAL】感想 夢は始まったばかり
余談
無事『ブンブンジャー』FLTの先行チケット取れましたー!
3/30(日)の静岡公演の最後の時間です!
もちろん感想もアップするのでそちらもよろしく!
『ゴジュウジャー』始まっても暫くは気分ブンブンぶん回せ!