前作 【スーパーマン(2025)】感想/紹介 犬だ!ハゲだ!スーパーマンだ!
スーパーガールはメリッサ・ブノワ版が好きな男 アメイジングRYOです。
ブノワ版しか知らないってのはあるけど、それにしても可愛いんだよブノワ。吹き替えがミカコシだからってのもあるけど可愛いんだよブノワ。
名作だった前作に続けるか!?最新映画の感想と紹介をしていきます!

今作は『スーパーマン(2025)』のラストシーンにカメオ出演したクリプトの本当の飼い主でスーパーマンの親戚であるスーパーガールが主役の作品。
前作は『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督の作品だけあってとにかくキャラクターの個性が引き立っており結果出番の少ない端役のキャラすら大変魅力的だった。
シナリオの方も良質で、スーパーだけど誰よりもマン(人間)なクラークを中心に据えガンらしいハードな展開を経て「スーパーマンとはなんぞや」というのを見事に描き切った傑作。私はかなり好き。
その続編なので期待していたんだけど…
結論から書くと「スーパーマンには遠く及ばないクオリティ」だったかな…。
先程書いたように前作が好評だった要因の一つにキャラクターの描き方が上手すぎるというのがあったのだが今作のキャラはいずれも薄味。
いや「薄味」は言い過ぎかも。最低限のキャラ付けがされてはいるんだ。しかしどのキャラもどこかで見たようなキャラでしかなく、ぶっ飛んだ個性も魅力的に感じる描写も足りない。
ガン並みのキャラ作りはハードル高いとはいえ(今作はクレイグ・ギレスピー監督)それにしたってもうちょい独自の味付けを見たかった。
またシナリオの方もつまらないわけでは無いし明確にテーマもあるし盛り上がるポイントもあるにはあるが平凡の域を出ない。前作のような驚きの展開も無く終始予想の上を行かぬまま終わってしまう感じだ。
総じて「最低限のクオリティはあるが特筆すべきポイントも少ない凡作」というのが率直な感想になる。
もう少し具体的なポイントについても触れてみよう。
まずヒロインのスーパーガールについてだが、彼女については個人的に結構好きだし魅力的に感じる場面もあった。
劇中の彼女は清廉潔白なスーパーマンとは真逆の人物で、あり体に言うなら不良かニート。人助けをするでも無く、生きる目的も無く、朝から晩まで酒を飲んでクリプトと遊んで寝る自堕落な日々を過ごしている。
日米問わず清く・正しく・美しくがスーパーヒロインの基本だが、そういった要素はかけらも無い。
ずーっと着てるコートはなんか汚いし、トイレをする時ドア開けっ放しだし、物語中盤ではついにゲロ吐くしもうとにかく汚っちゃないスーパーガールは新鮮で、そんな汚さの中にもきちんと「美しさ」を感じさせる主演のミリー・オールコックも素敵だ。
しかしそのような生き方をしてる原因はひとえに母星を失った傷心と孤独感からであり、スーパーパワーがあっても心は繊細なただのガールなんだと描いているのは前作に通ずる部分で悪くない。
今作のヴィランである宇宙の無法者ブリガンズがほぼ北斗の拳(と言うかその元ネタであるマッドマックス2)に出てくるヒャッハー系の雑魚というのは笑えるポイント。大ボスのクレムすら大義もないただの無法者で昨今流行りの悲しい過去みたいなかっこいい悪役の要素を一切持っていないのは清々しくさえある。
今作もう1人のヒロインであるルーシーは映画冒頭でクレムに家族を殺されてしまい復讐の為にスーパーガールに無理矢理ついてきて行動を共にするのだが、彼女もまた典型的な「主人公に付いてくる力の無い子供キャラ」そのものであり今作を更に北斗の拳っぽくしている。
こういうキャラって得てしていらんことしてヒーローを困らせるものだがこのルーシーもバッチリそれをやってくれるので正直結構ストレスの素。
あとはクリプトの出番は少ないね。ほぼ最初だけで終わる。前作はクリプトのバカ犬っぷりとその可愛さが面白さに繋がっていたので残念。
アクアマンを演じたジェイソン・モモアがロボという新キャラで登場しているがこいつも思ったより暴れないというが、レーティングの縛りで大人しくならざるを得なかった感がある。
てか今作って話の内容やキャラの雰囲気含め凄いGOTGっぽくて、だからこそ「ガンがやってたらもっと面白かったんじゃないか…?」と過ぎってしまいそれが最大のネックだったかも知れない。
というわけで今作のポイントは…
①『スーパーマン』には勝てなかったよ…
②悪く無いけどひたすら凡作
③それでもスーパーガールは魅力的
の3つかな。
ちなみに今作、入場特典で原作コミック『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー』の第一話が読める冊子が貰える。
私は7月発売の翻訳コミック買ったのでそっちも感想記事上げようかなと思ってます。
それではまた
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