前回 2人のスパイ【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ37】感想 ズルい男達
いい加減貯金することを誓いたい男アメイジングRYOです
軽く二桁回誓ってますな
最終決戦前にサンシーターにフォーカスを当てた38話を語って行きましょう
あらすじ
スピンドーの地球到着を盛大に迎える為に大掃除に忙しそうなサンシーター
しかし3人の前に現れたのはスピンドーではなくヤイヤイと同じ疾走生命体ヤルカー族のエリート ウェイウェイ・ヤルカーだった。
彼はヤイヤイの噂を聞きスカウトにやって来たのだった。
突然開かれたスーパーエリートへの道。いつも負けてばかり、上司にはこき使われてばかりの三下からの脱却のチャンス…
しかしそれはデコトラーデ、イターシャとの別れを意味していた。
まさに人生の分かれ道。どうするヤルちゃん!?
さよならヤルえもん!?奮戦のデコイタコンビ!
今回の話とても既視感を覚えた
これほぼ「さよならドラえもん」だ
イターシャ「ヤルちゃんが安心してエリートになれるように2人でもやれるって証明するのよ!」
この台詞があまりにあの有名な名台詞っぽいし
弱い奴が気持ちだけを武器に強い奴に挑むって構図はいつだって胸を振るわせる。
本編の話をして行こう
突然現れたウェイウェイの誘いを受け悩むヤルカーにデコトラーデとイターシャは自らサンシーターを解散することを決める。ヤルカーが後ろ髪引かれることのないように、それでいてしっかりとその門出を祝ってやる言葉までかけてやるいい仲間っぷりを遺憾無く発揮。
関係ないけどヤルちゃんがトサカー無くすアニメーションが可愛い。
ヤルカーへの扱いがちょいちょい雑だったりすることもあるがこの3人何気に喧嘩とか全然ないのよね。徹底して仲良しトリオを貫いてる。こういう時に変に突っぱねることも言わず素直に仲間の喜びを自分の喜びにできるのは立派だ。
そこに現れたのはウェイウェイが集めたギャーソリンを奪い返そうとする先斗。ヤルカーを行かせるために普段ろくに戦わない2人が目一杯力を振り絞りバイオレットに戦いを挑む姿がグッと来る。
こういう時にヒール役もやれちゃう先斗本当便利でいいキャラだ。始末屋って設定が効いてる。
巨大戦ではブンブンキラーロボでウェイウェイの手助けもあり、ビュンビュンマッハーロボ相手に奮戦するも旗色が悪くなるやウェイウェイが離脱してしまい一気に苦戦。
しかし2人は諦めない。友を行かせる為に。友が何も心配せず自分の道を行けるようにズタボロになっても立ち上がる。ピカピカなビュンビュンマッハーロボに対してキラーロボの燻んだカラーリングが更にこのシチュエーションを盛り立ててくれる。
30話もそうだったが不屈の闘志で戦うサンシーター&キラーロボっていい画なんだよな。
しかし!
毎日1人で走り、走る意味も分からなくなっていたかつての自分に一緒に走ろうと言ってくれた2人を見捨てられない。何より自分が彼らと一緒にいたい。
自分のハンドルで自分の行くべき道を決めたヤルカーは2人の元に戻って来た。熱い!
30話の時と同様その気迫で始末屋コンビを圧倒するサンシーター。持たざる者の勇気、弱者の意地、奴隷は王を刺す。
3人の力は始末屋コンビの喉元に届きそうになるが残念。ヒーローはやはりブンブンジャーなんだ…
マジで急に脈絡なく現れたスピードルが始末屋コンビに力を貸しビュンビュンマッハーロボ ゴーオンカスタムが完成!
この件はもう本っ当にDX ROBOUNIVERSEの販促のためだけの展開で笑ってしまった。まあこの作品、別に周年作品でもないのにやたらレジェンドの出演があるのはこのROBOUNIVERSEの販促の為という面があるので仕方ないんだけどさ。
パワーアップしたビュンビュンマッハーロボでは流石に相手が悪い。やたら気合いの入ったバンク付きの必殺技も見切られサンシーターはいつも通り敗北。お疲れサンシタ。
でも決着付いた後の先斗の
「悪いな。気合いだけじゃ実力の差は埋まらねぇんだ。」
って台詞は良かった。気迫や気合いや熱さは本人達の力を高めてくれるが、それだけでは本当に強い相手には勝てない。
必要なのはやはり技術や経験であるというシビアだが間違いない事実をヒーロー側が教えてくれるのが『ブンブンジャー』の大人テイスト。
ハシリヤン大番頭 グランツ・リスク現る!
スピンドーの地球到着に先駆けてやって来たハシリヤンのNo.2 大番頭グランツ・リスク。
思いの外スマートな姿にびっくり。磯部勉さんボイスだけ先に聞いていたからいかにもパワー系みたいな奴が来るかと思いきや中々スタイリッシュな御仁だった。
ウェイウェイのエリートイグニッションで誕生した2体の苦魔獣 エレキギターグルマー&アコギグルマー。
ウェイウェイ曰く爆奏兄弟ジョン&ボヴィはそれぞれブンブンジャーに「いつもの苦魔獣とは違う」と言わしめ、その演奏で一気に日本中からギャーソリンを搾り取れるほどの力を持っていたにも関わらずグランツはその演奏がうるさくてスピンドーの機嫌が損なわれてしまう可能性を考え、リスクを負わないよう速やかに2体を排除してしまう。
この一連の行動だけでグランツがどんな奴なのかが分かっていいね。無論その実力が相当なものなのも含めてね。
常にスピンドーの為に動き、スピンドーの歩く道に小石があれば排除しあらゆるリスクを負わないよう勤める。さながらスピンドーの往く覇道を舗装する役割を担う右腕。
「その声はブンドリオ・ブンデラスか。」
これまでブンブンの存在はハシリヤンの隊長格にすらほとんど知られていなかった。ディスレースですら入念に調べようやく辿り着けたほどその存在はトップシークレットのような扱いだったのにグランツは声だけでブンブンだと分かる辺り彼のハシリヤンにおける立場の高さが窺える。
今回はほとんど戦うことはなく手に持つ傘を広げて強力な衝撃波を放つのみだったが一撃でチャンピオンブンブンジャーを蹴散らすその強さは間違いなくこれまでで最強。いいね〜。幹部の初登場ってやつは否が応でもワクワクする。
傘が武器なのはレースクイーンなどがその手に持ってるレーシングアンブレラが元ネタだろうか。
レーシングアンブレラは機器やレーサーに日陰を提供するためのアイテム。それが武器ということは転じて主人(スピンドー)に従属する者という意味があるのかも知れない。
ところでウェイウェイの生み出した爆奏兄弟ジョン&ボヴィ。
元ネタは『爆走兄弟レッツ&ゴー』とロックバンドのボン・ジョビである。
え?コロコロコミック連載のミニ四駆漫画と伝説のロックバンドに何か関係あるかって?
ねーよそんなもん!
イッツマイラーイフ!
腹筋崩壊太郎呼んでこなきゃ。マグマ中山ネタはいまだに好き。
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衝撃の新事実!
今回1番びっくりだった新事実
13話で初登場したブンブンキラーロボ。この回で破壊されていながら何故か翌週平然と登場しそれ以降もサンシーターがブンブンデンジャーを使えば毎回破壊されてるのにキラーロボは登場していた。
「描写がないだけで修理してるんだろうな」なんてご都合的な理由を妄想し特に深く考えずに視聴してきた。
確かに27話で内藤がLightning Tecの技術でキラーロボを量産しているのは描かれていたが…
今回キラーロボが呼び出された際に内藤が言った台詞
「キラーロボが勝手に出撃?またか!」
これってつまり
初回以降毎回壊されてるのに何回も平然とキラーロボが登場していたのは直していたからじゃなく、Lightning Tec製のキラーロボをサンシーターが知ってか知らずか勝手に使っていたからってことよね!?
まさかそんなからくりがあったなんて…
出ていた情報から辿り着けそうな答えだったのに気付けなかった。これはやられた。気持ちいい!
更に今回のバクアゲタイムズでの情報と組み合わせ深く考えると最初にキャノンボーグが作ったキラーロボはデンジャーで呼び出せるように出来ていて、ハシリヤン及びISAと繋がっているLightning Tecがキラーロボをそっくりそのまま量産。
全く同じに作ってしまったのでサンシーターの持つデンジャーの呼び出しに応答するように出来てしまい結果事情を知らずにボタン押したらどこからともなくキラーロボが来ると思ってるサンシーターがバカスカ使っちゃっては壊されて内藤さんイライラって感じかな。
だが今回のキラーロボの無断使用は内藤曰く「いいデモンストレーションになる」。スピンドーやグランツに向けたってことだろうが果たして…
いやあ…大也曇らせの準備。万端っすね冨岡先生
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次回
走大将ワルイド・スピンドーついに地球に!
調の友 梅酢舞美(ばいす まいみ)登場!
先斗がショッカー怪人死んだ時みたいになってる!?
それではまた
次回 悲鳴の星【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ39】感想 夢を取り戻せ
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