前回 ガッチャ完了!クライマックス101【仮面ライダーガッチャード39話】感想
三倍濃縮のめんつゆをよく買うけど等倍濃縮との違いは分からない男アメイジングRYOです
なんか濃いんでしょ?知らんけど
ラスボスが出揃いいよいよ佳境のガッチャード40話の話をしていきましょう
あらすじ
101体のケミー全ガッチャ!
ラスボス(ギギスト)も撃破!
勝ったッ!仮面ライダーガッチャード完!
とはならないのが4クール作品の辛いところ
前回レインボーガッチャードの前に爆発四散したかに見えたがすぐさま蘇ったギギスト。更にその前に現れたのはなんと残る2人の冥黒王 ジェルマンとガエリヤ。
ギギスト曰く冥黒王とは元々三位一体の存在。
驚く冥黒姉妹にジェルマンが言う
「君たちは…人形が作った人形か」
あのグリオンもまたアトロポス達と同じく冥黒王に作られた人形、そしてグリオンはジェルマンに食われてしまったことも判明
爆速でアトロポスの地雷を踏み抜き、反抗したクロトーに更なる力を与え苦しめるジェルマンが狙うのは行方不明の九堂風雅の本体
その居場所がウロボロス界である事がガエリヤに暴かれてしまう…!
三人の冥黒王!?その元ネタは?
冥黒王が場に三体!来るぞ遊馬!
冥黒王は1人見たら3人いると思えと昔の人はよく言ったもの
今回最大のトピックはやはり急に増えた冥黒王
尺が足りなくなってやる事なくなっての後付けか!?
いやいやそんな事はない。ここでは感想以外にも冥黒王の元ネタを私なりに噛み砕いて解説する。
そもそも仮面ライダーガッチャードという作品は「3」という数字を大事にしてきた。仮面ライダーも最近では少な目の3人、敵も冥黒の三姉妹、変身時に手で作る形が三角形など。
なぜ「3」に拘るのかというと錬金術の神にして伝説の錬金術師ヘルメス・トリスメギストスが関係している。
ヘルメス・トリスメギストスとは神ヘルメスと神トート、そして錬金術師ヘルメスがガッチャンコして語られるようになった存在。
桜井、坂崎、高見沢でTHE ALFEEみたいなこと
ヘルメス・トリスメギストスは前述の通り2人の神と1人の錬金術師を同一視して呼ぶ名前なので和訳すると
「三倍偉大(めっちゃ偉大)なヘルメス」
という意味になる(なんかアホっぽい響き)。今回のサブタイの元ネタもここから来ている。
転じて錬金術をテーマにするガッチャードでも「3」を色んなところに散りばめているのだろう。
これだけ前振りがあるのだからラスボス冥黒王が実は3人いたのだ!というのも既定路線。この辺りは今週の仮面ライダーWEBでも語られている。
巷の予想では例の暁の錬金術師の絵本の悪魔に捕まっている子供が3人(男2女1)なので実は冥黒王は悪魔に姿を変えられた子供達なのでは?というのがあるようだ。
元が人間なら人間を理解するだの愛してるだの言うのも納得出来るし個人的にもありそうな展開かなーと思う。
となるとラスボスは悪魔本体?
話を戻そう。
今回新たに現れた冥黒王ジェルマンとガエリヤについて
ジェルマンは人を愛する王だがギギストと違い相手を理解しようと言う気がなく己の歪んだ愛を一方的に押し付ける狂気を孕んだキャラ。cvを担当する天崎氏のノってるイカれた演技も相まって好き。
因みに名前の由来はおそらくサンジェルマン伯爵
無生物からゴーレムを生み出せ(戦闘員補強というメタ目線で便利そうな力)、ミナトに「錬金術師としてのレベルが違いすぎる」と言わしめるほどの力を秘めている。それもそのはず。ジェルマンこそが錬金術の始祖なんだとか。それ故に神(自分)の力を模倣する錬金術師を嫌っているようだ。
生み出すゴーレムの戦闘力は仮面ライダーマジェードと仮面ライダーヴァルバラドを変身解除に追い込みプラチナガッチャードでも押し切れないほどの強者。
こんなんがいくらでも作れるってインフレ凄い…と思ったがレインボーになれれば分身できるしどうとでもなるか。りんねとスパナのパワーアップ回が待たれる。
冥黒王の紅一点ガエリヤは今のところそれほど目立った動きはしていないがまあ唯一の女の子ってだけでキャラが立つ。
占星術を操るようでそれにより風雅の居場所をすぐさま特定出来たのだろう。
ギギストが神働術、ジェルマンが錬金術、ガエリヤが占星術を操る訳だがこれはエメラルドタブレット(ヘルメス・トリスメギストスが残した碑文)に記されている3つの学問が元ネタのようだ。
因みにそのエメラルドタブレットに
「上にあるものは下にあるもののごとく」
という文がある。これは第1話でりんねが錬金アカデミーの扉を開くシーンで詠唱した呪文の元ネタ。
更にいうとアルケミスドライバーの待機音
「As above so be low」
は上記の文の英訳である
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「ケミーと共に生きる」とは
宝太郎がずっと言い続けてきた「人とケミーが共に歩む世界」。101体全てが揃った今現実味を帯びてきたがそれに待ったをかけるスパナ
ライダーになるのにケミーが必要と言うが、ならばそもそもライダーが必要のない世界を作ればいい、いや作るべきだろうというスパナの言葉は正論そのもの。
そしてもし戦士の要らない真の平和を手に入れた時ケミーはどうする
いくらもうマルガム化の心配が無かろうと誰もが宝太郎のようにケミーを受け入れられるわけではなくケミーが出来るのは結局戦う事だけではないか?
どこまで行ってもケミーは道具であり武器であるという考えを変えないスパナ。しかしそれはケミーをどうでもいいと思っているのではない。事実スパナは道具は大事に扱えという鏡花の教えを貫きケミーに対しても「道具として」の愛情を持っている。だからこそ使い終わった道具は素直にしまっておくべきではないかと考えているのだ。
ニジゴンが姿を消したのはスパナの言葉に何か思うところがあったからなようだ。
物語後半の別軸となるであろうこの件。どのような着地を迎えるのか期待だ。
にしてもこのシーン。声を荒げるでもなく考えを押し付けるでもなく
「俺はその思想に手放しで賛同する事はできない」
という語り口から入り淡々と宝太郎たちを諭すように自分の考えを述べていくスパナを見て本当に…いい大人になったなぁってしみじみとした。
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冥黒姉妹の分裂とアトロポスの約束
グリオンにトドメを刺したのがジェルマンだと知りりんねに情報を流しグリオンの仇を取って欲しいと頼むアトロポス。りんねと「ジェルマンを倒したらもう人間に危害は加えない」と約束の指切りをしたがこの約束が果たしてどう転がっていくのか
アトロポスはこの終盤に来ても感情が読み取れず約束を守って和解も破ってラスボス化もありそう。
気になるのはグリオンの金ピカルービックキューブから聞こえる鼓動…まさかグリオン復活?
もし復活したら多分アトロポスも敵サイドのままだろうなぁと思う。彼女はグリオンに従う以外の道を選ばないだろうし。
冥黒王のパワハラを一身に受け続けるクロトーは前までの姿でも力を抑えられなかったのに、ジェルマンに追いパワーされてクロトーレビス進化態にパワーアップ。ついにラケシスとの直接対決となってしまう
家族を取り戻したいという純粋な思いで暴走するクロトーの
「家族はいつでも一つだ!」
という言葉はラケシスに取っては自分を縛りつけようとする鎖のような言葉。
3人が再び本当の「家族」になれる日は来るのか…
え?グリオン様入れて4人?
無理っしょ笑
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次回
ケミーは戦うしかできないなんて言わせない!
ニジゴンの人助けの旅が始まる!
迫る冥黒王を倒せ!錬金戦隊ガッチャーズ!
それではまた
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