前回 最凶の大統領令嬢【仮面ライダーガヴ 第30話】感想 長男・仕入れ担当
「カレーにインスタントコーヒー入れると美味しい」と聞いて入れすぎた結果苦辛いカレーが出来たことがある男 アメイジングRYOです。
凄いよね。苦辛いって。甘酸っぱいと違って一個もいいことないもんね。
しかし食い切りました。カレーは偉大。
反りの合わない2人がくっ付いちゃうという古典とも呼べる展開だった31話を語っていきましょー!
あらすじ
絆斗は人間界にもいる筈のショウマの身内を探すための調査を続けていたある日「井上充」という同名だがショウマの母とは別人の男性が失踪していることを知る。
グラニュートの影を感じ取った絆斗は調査対象を切り替えて充がいなくなる直前に行った筈の理髪店を調べに向かうがその道中偶然にも同じく失踪者を探していたラキアと遭遇。ラキアもまた理髪店を目指していたのだった。
止むなく一緒に調査を進めることになったがこの2人。どうにも反りが合わない…
そんな呉越同舟の2人は手を取り合って(物理)無事事件を解決出来るのか!?
ガッチャの波動が強過ぎる!ドタバタ絆×ラキ回

ちょいちょい楽しい場面はあっても基本シリアス&ダーク一色な『ガヴ』にしては珍しく絆斗とラキアの2人の関係にフォーカスした気軽に笑えるドタバタ劇だった今回(それでもシリアスな場面はたくさんあったけど)。
脚本を担当したのは『ガッチャード』でお馴染みの内田先生だ。
だから絆斗とラキアがガガガガッチャンコしたんですね!
それはともかく演出やキャスト陣、主に絆斗役の日野さんの力もあって本当に話の雰囲気が『ガッチャード』っぽい明るさだったな。
今回の絆斗とラキアのパワーバランスは『ガヴGRADUATIONS』のコントの時に近い。というか多分この回があって『GRADUATIONS』のコントが出来てるね。
絆斗はラキアが気に食わず口でなら喧嘩もするが人間とグラニュートの差で力では敵わず、今回は文字通り振り回されて痛い目に遭うので「やめて!」とか「待って!」とか「マジごめん!」とか自分の身を守るために下手に出ざるを得ないという絶妙なバランスが面白さに繋がっている。
あと日野さんは凄く表情豊かでコメディシーンでの顔の作り方がめちゃくちゃお上手。何があっても基本はクールを崩さないラキアとのコントラストも非常に良いしちびっ子はきっと絆斗の顔で笑うと思う。今回が面白かった最大の要因になっていたね。
ラキアはラキアで粉まみれになってビジュアルを崩すパワープレイでギャグに貢献。キャラ的に分かりやすいギャグをやらせるのが難しいのでハプニング的な笑いで行ったわけだ。
ちなみに仮面ライダーWEBによると粉の入った袋がラキアの顔に落ちるシーン。想定よりややズレてしまったのだが、庄司さんがわざと粉がかかるように袋をどかして顔が真っ白になるように修正したんだとか。
さすがプロだ。ちがうなあ…
幸果さんのチェーンソー二度見とか、ダイナマイトをそっと置くとか細かいシーンでラキアらしさを崩さずにクスッとくる場面が多かったのも印象的だ。
そして明かされるラキアが絆斗をバカにしていて敬意を払わない理由。
それは21話でのショウマぶん殴りの一件や酸賀に騙された件、ガヴの違いを見落としてダークショウマをショウマと誤解してしまった件などこれらの絆斗のやらかしを見てきたラキアは絆斗をバカだと思い敬遠していたのだった。
この頃の絆斗は色々大変だったから…ってのは我々だから言えることでありラキアの見てる範囲で評価するなら確かにあんまり「デキる人」には見えないだろうなあってのは分かる。
ところで失敗の指摘の最初にショウマを殴った件出してくる辺りこの男も中々彼氏面…基、兄貴面が凄いな。
ちなみに絆斗の「あとでちゃんと謝りました〜!」が完全に噛んでるので気付かなかった人は見直してみよう。
バトルシーンでのW変身も今回はギャグたっプリン。ヴラムの変身エフェクトに絆斗が巻き込まれる様は特オタなら『ビルド』を思い出したことだろう。
「ダメです!」
何気に絆斗がゴチゾウ達を「グミゾウ」「チョコゾウ」って呼び分けてるの好き。
結局今回でくっ付き展開は終わったものの絆斗とラキアが絆を結ぶことは無かった。コメル殺しの犯人と思われるグラニュート リッパーの登場で暴走するラキアを前に絆斗がどうするのかというのが肝となる次回に期待しよう。
少し話が逸れるが今回の絆斗はコメディ役に徹していたもののラキア絡んでこない場面では相変わらずバリバリ有能。
理髪店でリッパーに探りを入れる場面とかかっこよかったね。多分少し画面の彩度を落としていたと思うんだがそれもあって緊張感のある『アマゾンズ』っぽい1シーンになっていてお気に入り。カメラワークやアングルも凝っていた。
カミソリで客の髭を剃ってるとことかなんか怖いよね…。リッパーで理髪店といえばジョニー・デップの映画でそんなのあったな。
そんなハラハラの間に挿入されるでっかい体をちっちゃくして待機してるラキアがまたいい味を出してる。
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大統領の娘でも金は払え

相変わらずやりたい放題なリゼル、そしてリゼルに従うバトラー周りの話題を。
訪れたアンティークショップで山ほど買い物をしても金を払わない上、請求してきた店長を眷属のバトラーを使ってボコボコにするというあまりに無法なリゼル。
これもひとえに「人間を対等に見ていない」って気持ちから来る行動なんだろうな。グラニュートからすれば人間はある日突然見つかった未開の世界の原住民で多少知性はあろうと扱いはせいぜい動物程度。だから取って食べることにも良心の呵責がないし、そいつらから何か貰っても対価を払うに値しないと考える。
特にリゼルは素で性格がアレだから余計にその気が強いというか。
「私が?お金を?なんでぇ?」のシーンはビジュが良過ぎるが同時に冷たい人形を見ているような不気味さもあって印象的。あの格好が似合うってやっぱり凄いわ。
そしてそんなリゼルを守るこれまたイカした戦闘員ポジションのバトラー。ボッカの眷属と明言されたがリゼル本人は出せないのかな?
スーツ?タキシード?正式な名前は分からないがなんか胸の辺りがヒラヒラしたタイプのフォーマルな衣装をビシッと決めて動きの一つ一つも紳士的でエージェントとは別ベクトルでスマートだし、エージェントより格上ってのが見て取れる。
金色の仮面のような顔はよく見ると魚っぽく仮に主人のボッカがクトゥルフモチーフならバトラーはそれに従う「深きもの」がモチーフかな?
後頭部が髪を後ろで縛ってる感じにデザインされてるのも好き。
手刀でグミ装甲を突き破るとことかもかっこいいね。
いつかエージェントvsバトラーも見てみたい。
おめえの出番だ!ランゴ!
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駄菓子屋さんの正体を考える

最後に前回から意味深に登場している駄菓子屋の店長についての予想を一つ。
ズバリ、あの駄菓子屋さんは井上みちるの婚約者じゃないかなと思ってるんだ。
つまり血は繋がらないがショウマの父親になってくれるかも知れない男だ!
ショウマがみちるとブーシュの子供であることは疑いようがないから本当のパパってのは無理筋だがこの線ならまだあり得るラインかなと思う
根拠は主に3点
・前回オチルを探すショウマの話を聞いて「もしかして…行方不明なのか?」と聞いたのは婚約者が失踪した過去があり過敏になっていたから、もしくはいなくなったみちるを個人的に探していた中で大量の失踪者がいることに気付いていたから。
・営む駄菓子屋にショウマの好きなお菓子が多いのはショウマの「好き」が基本的にみちるの人間界での思い出話に由来するから。つまりみちるの好きなお菓子を取り揃えていて、それがショウマに引き継がれているから。
・そもそもみちるはグラニュート界で精神的に参ってる時に「ポテトチップス食べたい…」とボヤくくらいのお菓子好き。駄菓子屋と婚約してもおかしくないし、そもそもお菓子好き同士で付き合い出したのかも知れない。
とまあこんな感じ。
駄菓子屋さんがみちるの婚約者云々はさておきCMにも登場しているガヴの最強形態(?)誕生にはこの人が一枚噛んでくるのは多分間違いないだろう。
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次回
コメル殺しの犯人判明!?
リッパーを倒すべく絆斗とラキアが急接近!?
おまけにショウマとリゼルが急接近!?
そして…デンテとニエルブも急接近でどうなる!?
それではまた
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