前回 邪悪降臨!三倍偉大な冥黒王【仮面ライダーガッチャード40話】感想
「模造品(レプリカ)」って響きにワンチャン「本物(オリジナル)」よりときめく男アメイジングRYOです
レプリカ、コピー、贋作、クローン、プロトタイプに擬似〇〇
いいよね…
さああまりに色々あり過ぎた41話のことを書いていきまっしょい
あらすじ
賢者の石を手に入れるべくニジゴンを追うジェルマンと戦闘を続けるガッチャードとマジェード
ジェルマンの生み出すゴーレムに苦戦を強いられつつもなんとかこれを退けた2人は消えたニジゴン探しを再開する。
一方こちらもクロトーレビス進化態に苦戦中のスパナ。その戦いに待ったをかけたのは意外にも理解おぢギギスト。
ギギストはスパナの持つ黒い炎の使い方を教えてやろうと持ちかける。これをもちろん拒否するスパナにならばジェルマンを倒し力を示せと挑発しギギストはクロトーをつれて退散。
先週出て来たばっかなのに全方位から嫌われてるジェルマンの運命やいかに
そしてニジゴンはどこに行ってしまったのか
蘇る黄金厨!冥黒王(?)グリオン
27話で蹴られ、摘まれ、食べられたかと思われたグリオンが14話の時を経て復活!
金ルービックキューブからの鼓動やらアトロポスの妄執などからもフラグはあったが実際復活あるか否かは個人的に五分五分と思っていた(デイブレイク・フューチャーのボスがグリオンだし本編でまで復活しないかな?というメタ読みもあり)。
復活の為の生贄となったのは狂気の冥黒王ジェルマン。登場から退場まで僅か1話という実質通常回怪人くらいの扱い。
強烈なキャラクター、声優さんの熱演、敵味方問わずガンガン喧嘩売っていくヘイト集中要因的要素もあり何より錬金術をテーマにした作品の「錬金術師の始祖」といういくらでも転がせそうなポジションだったのにまさかこんな終わりとは
もっとも出番短い=不遇という考えはあまりに短絡的。短い出番でも閃光のように輝いていれば私は「いいキャラだった」と評価するのでそういう意味ではジェルマンは間違いなくいいキャラだった。
思えば前回だけで大量にヘイトばら撒いてたのも1話で退場しちゃうキャラだし出来るだけ目立ってもらおう!という気持ちがあってのキャラ付けだったのかもしれない。
それに考えてみればグリオンは「金を作る」という錬金術本来の目的に心酔する原理主義者。そのグリオンが「錬金術を作った」ジェルマンと入れ替わるというのはなんというかテーマを感じる。互いに錬金術の起源に関わる人物というか。
話をグリオン様に戻そう
蘇ったグリオンはジェルマンが持っていた33%の賢者の石の力も継承しているさながら冥黒王グリオンともいうべき存在にランクアップ(33%?何その話?という方は前回の仮面ライダーWEBをどうぞ)
見た目も服装はジャケットが革ジャンになりワイルドな雰囲気に、両目はオッドアイのよう変化している。
何そのパンツ!?
古着屋で見つけてかっこいいかもと思って買ったが家帰ったら「いつ履くねん…」ってなるやつじゃん!
しかし悲願のパパ復活で嬉しそうだなアトロポス。
グリオン復活に大きく貢献したが反面りんねとの約束を反故にし一気にハッピーエンドルートが遠ざかった感あるけど…
現状グリオンだけがアトロポスにとっての「特別」であり「家族」。この認識が彼女の中で変わらない限りハッピーエンドはやって来ないと私は思っている。
気が早いがグリオンが誰に倒されるのかというのも気になるところ(改心ルートなどない。そうだろ?)
両親を奪ったスパナ?
後輩や同級生を奪って傷を与えたミナト?
アトロポスの目を覚まさせようとするりんねに?
誰に倒されても美味しいグリオン様凄ぇ!
ニジゴンの旅 〜戦う以外にできること〜/レジェンド盛り盛りなゲスト
「ケミーにできるのは戦うことだけだ」
スパナに言われたこの言葉で「自分に出来ること」を見つけるべく一人旅に出たニジゴン
気持ちは分かるがホッパー1の件でケミーが1人でどっか行くの宝太郎のトラウマになってるから出ていくなら一言言ってってあげて…
少し余談を
最強形態というのは当たり前だが一番強いので戦闘でこれを使わない理由は基本ない。もちろん商売的にも最新おもちゃとなる最強形態アイテムを売り出していくことになるのだが一方でそれ以前に出たアイテムなども出来れば宣伝していきたいという事情があるだろう。単純に最強形態ばっかだと画的に飽きるしね。
なので仮面ライダーシリーズは毎年最強形態が出た後「いかに最強形態以外の形態や武器を販促するか」というのに工夫を凝らしている。
手っ取り早いのは「何かしらの理由で最強形態が使えない」という状況にすること。
前回ラストから今回のアバンでのガッチャードはジェルマンの繰り出すゴーレムに大苦戦しながらプラチナガッチャードで対応することになった。その理由は…
最強形態になるアイテムが勝手にどっか行っちゃったから
なるほど。これは文句ないわ。だってどっか行っちゃったんだもん。
だいぶ力技だが納得せざるを得ない理由。今作のパワーソースとなるケミーが生物であるという設定もうまく使っているしユニークな理由付けだ。
話を戻して
生まれたばかりのニジゴンはまだ自分に何ができるのか分からない。そこで宅配業者のおっちゃんの仕事を手伝ったり、アイドルライブに突入したり人と触れ合い、「人とケミーが共存する世界」が成し遂げられた場合に自分が何をしていけるのか、何をしたいのかを探した。
色んな要素がごった返していた回ではあったが「ニジゴンの掘り下げ」という部分に関しては短いながらまとまっていた
ところでXでも話題になっていたが今回ニジゴンに手伝いをしてもらった2人の宅配業者のおっちゃんを演じたのは山下優氏と中山幸一氏
山下氏はメタルヒーローシリーズ第9作目 特警ウインスペクターで主人公の香川竜馬/ファイヤーを
中山氏は続くメタルヒーローシリーズ10作目にしてウインスペクターの続編となる特求指令ソルブレインで主人公 西尾大樹/ソルブレイバーを演じたレジェンドな御二方。
正直顔じゃわからなかったんだがメット外して頭振って飛び散る汗の演出で気付いたね。
私はウインスペクターしか観たことないんだがアレは凄いぞ。超面白い。いわゆる普通の特撮に飽きちゃった人ほどハマるかも?
いつか当ブログでも紹介したいな
そしてアイドルIRISEtGIRLS(イリゼットガールズ)の3人を演じたのはすっかりお馴染み仮面ライダーGIRLSの御三方。
因みに3人の名前が
マイ(心臓取られそう!)
ヒナ(怪力で自販機持ち上げそう!)
コヨミ(親父がクソやばそう!)
というレジェンドライダーネタだったりする
関連商品 DXケミーニジゴン
坂本節炸裂のド派手なバトル
ジェルマンとのバトルは流石は坂本監督といった感じの演出がたっぷり
ライダー達の背後の爆発から怒涛の挿入歌ラッシュ、ヴァルバラドが武装を色々使ったり、ガッチャーブラザーズによるラッシュなど息もつかせぬノンストップバトルを展開した
しかし例によって坂本監督のよくない癖
「敵の異常に硬いだけのサンドバッグ化現象」
も感じたが…
ドローン撮影と思しきシーンでは荒い画面の中でCGが休みなく飛び交うまだまだ新鮮味のある画、カメラワークとなっていた
ガッチャーブラザーズとしてイキイキ暴れ回るホッパー1やレスラーGは素直に見ていて楽しい。思入れのあるケミーがブラザーズになると嬉しいな。
最後のトリプルキックはブラザーズがそれぞれのやり方でライダーを助け高く飛ばすという演出はケミーが人を、人がケミーを助け合う世界を表現しているようで挿入歌の盛り上がりもあり気持ちのいいシーンに仕上がっていた。
関連商品 S.H.Figuarts仮面ライダーガッチャードスチームホッパー
次回
102体目のケミー出現!?
その誕生には錆丸の実家、そしてその兄が関わっていた
この終盤に来て錆丸先輩回とは読めなかったね!?
それではまた
次回 レッツ探索!102体目と兄の想い【仮面ライダーガッチャード42話】感想 令和にカメバズーカ!?
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