ブンとビュン【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ17】感想 タイヤ交換の前に言葉は要らぬ

前回 ムラサキの始末屋【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ16】感想

オノマトペとは擬声語と擬態語の総称であり、音を言葉にしたのが擬声語（例：ビュンビュンマッハーが〝ビュンビュン〟走る）で、

状態や心情など音のないものを字句で表現したのが擬態語（例：キラメイストーンが〝キラキラ〟する）と言うんだそうです

知った知識はすぐ人に言う男 アメイジングRYOです

ブンブンとビュンディー 2人の関係にフォーカスを当てた17話のことを語って行きましょう

あらすじ

BARにやってきたブンブンジャー

皆おめかししてカクテル…じゃなくジュースを楽しみ（車戦隊だからね）なんだか大人な雰囲気

そこに2人の客が。それは噂の宇宙一の西松屋もとい始末屋先斗とビュンディーのコンビ。

どうやらこの店に先斗達が来るという情報を手に入れた大也が店ごと買ってスーパーリッチ待ち伏せを敢行した様子。

大也がブンブンが 2人に会いたくないと言っていることを伝えると両者は武器を構え一触即発の空気に…！

しかし実はブンブンに会いたいのは先斗ではなく相棒のビュンディーの方なようで…？

ブンとビュンの友情

今回のメインテーマはブンブンとビュンディー この2人の関係の明確化。

2人はかつてチームでBBGに参加していたこと、ブンブンジャーというチーム名は元々2人のものということ、2人はチームメイトでありライバルであること、そしてブンブンはビュンディーに一度しか勝ったことがないということ等2人の過去については掘り下げる部分はあるだろうが概ね今回で出し尽くしてた感じ。

ライセンスを失効してから連絡すらせず姿を消してそんな別れ方をした相棒でありライバルのビュンディーへの引け目からか決して会おうとはしないブンブンだったがジムグルマーとの戦いでタイヤが傷つき動けないビュンディーを放っておけずにいつも通りダジャレを言いながら助けてしまうブンブン。

きっと2人はいつもこんな調子で戦っていたんだろうなとBBG時代を知らなくても感じ取れる良いシーンになっていた。

「気は済んだ。あのタイヤ交換で十分だ。」

たくさん言いたいこと、聞きたいことがあっただろう。

しかしどうでも良くなった。

なぜならあのタイヤ交換でブンブンが2人だけが知る「あの日のまま」だと分かったから

くぅ〜。たまらん！多くを語らぬ男の友情。

他の部分で気になったのはチーム名をブンブン案のブンブンジャーにするか、ビュンディー案のビュンビュンジャーにするかでレースをしたという件。

ブンブン曰くビュンディーとのレースで勝ったことがあるのはこのチーム名を決める勝負の時のたった1回だけらしいが…これなんかビュンディーに明かしてない秘めた思いありそうじゃない？

なんにせよこの勝負の時だけ勝てたことに何か理由があると思うので明かされるのが楽しみ。

それとブンブンとビュンディーの元祖ブンブンジャーが実質解散となった後にビュンディーは先斗とチームを組んでそのチーム名をビュンビュンジャーじゃなくブンブンジャーにしてるのもなんかいいよね…ビュンディーもブンブンジャーが大切だったんだろうなって。

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先斗の過去

ビュンディーの過去が明かされる一方で謎が深まる先斗の過去。

今回も地球などハシリヤンにくれてやれなど地球に思入れなどないことが台詞からも分かる。

彼が地球を離れたのは10歳の頃。10歳といえばもちろん子供だが自我もハッキリしているし、地球を自分の故郷と認識できる年齢のはず。それでも地球をどうでもいいと断ずるのは彼の10歳までの日々が決して素敵で楽しいものではなかった表れだろう。

自分達がやりたいからヒーローをやっているという大也の言葉にも

「そういうの…大っ嫌いだ」

「みんなそう言うよ」←超かっこいい

この調子。ヒーローを否定し、得のないことをする大也を嫌うのは何故なのか。

一方で自分を雇わないか？とブンブンジャーに自分を売り込んだのはひょっとして自分が地球のブンブンジャーになればビュンディーがブンブンと会えると思ったから？

今回の描写からでは断定はできないが私はそう読み解いた。相棒の願いを叶えてやろうと奔走する姿はブンブンをBBGの舞台に連れて行こうと頑張る大也と重なる部分がある。

戦いの後に先斗がポケットからだしたぼろぼろのトレーディングカード

（指で隠れてるけど多分カードの人の名前の由来はレーサーのミハエル・シューマッハだね）

明らかに地球の物だ。

地球を嫌う一方で地球での大事な思い出と思われるカードを今でも持っている先斗の胸の内が明かされるのは次週。どのようなコース取りで彼がブンブンジャーに正式加入するのか楽しみだ。

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キャノンボーグへの疑心と消えたハイウェイ空間！？

キャノンボーグによってついに脅しじゃなく改造されてしまったヤルちゃん。

これでキャノンボーグの悪口を言わない従順な性格に…とかじゃない。そんな非実用的なことはしない。流石改造隊長。

ヤルちゃんが施された改造はハイウェイ光線機能の搭載。

ハイウェイ光線とは苦魔獣が溜め込んだギャーソリンを活性化させ一気に暴走体にするというものだがこれ要するに…

ハイウェイ空間でのレースパートカット

の為の措置ですよね？

まあ初期に見られた演出が番組が進んで消えるのはよくあること。ましてハイウェイ空間のレースはバンクじゃなく毎回違うレース展開をやっていたのもあるしまあまあ尺使うしで無くなるのも納得なんだがやはりちと寂しい。

ブンブンジャーにとってレースはBBGという大きな本筋にも関わってくる要素だし最後までやり切って欲しかった感もある。

とはいえもう二度とハイウェイ空間レース演出が見れないってことはないと思うけどね。今回はあくまで毎回やってたヤルちゃんによるレースを無くす為のテコ入れって感じだろう。それこそBBG編（？）とかになったらレースは避けて通れないだろうし。

さて今回この改造によってサンシーターは揃ってキャノンボーグに不信感満々（今回以前から嫌われまくってたけどね）となりこれが何かの伏線になると思われる。

しかし正直今回の改造ってそんな嫌われるようなことしてる？って個人的には思うんだけどね

それこそヤルちゃんの人格ごと変えるとかくらいまでやれば分かるんだけど今回の行いだけでサンシーターがキャノンボーグを見限るって展開にされるとちょっと納得いかないかも。

仮にそういう展開にするならサンシーターにもうちょいクリティカルな嫌なことしてくれ！頼むぞ改造隊長！

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次回

始末屋先斗／ブンバイオレットの次なるターゲットは地球のブンブンジャー！？

強敵ソードグルマーも蘇りブンブンジャー大ピンチ！

明かされる先斗の過去。そして…

追加戦士正式加入回だ！！！

それではまた

次回 始末屋は気に食わない【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ18】感想 星では無くそこに生きる友のため