前回 ベロベロ怪奇!蓮華の里帰り【仮面ライダーガッチャード28話】感想
早速関係ない話ですがキングオージャーファイナルライブツアー行って来ました!どうもアメイジングRYOです。
感想はこっちで喋ってますのでよろしければ是非
FLTの日は朝早めに起きて新幹線で行くので車内で崎陽軒のシュウマイ弁当を食べながらTTFCでニチアサを見るのが楽しみ
頭を戦隊から仮面ライダーに切り替えまして
それでは本文をどうぞ
あらすじ
事件は終わっていなかった…。
マルガムは退治した筈だがなんと村長が犬神家よろしく逆さまに埋められた無惨な姿で発見される(生きてます)。
この事態の犯人は星野ではないかと突如裏切りの推理を披露する加治木だが結局2人とも怪しいので村人に蔵に閉じ込められてしまう。
宝太郎「加治木が人を襲う筈ない!」(星野は?)
止まらぬ悲劇…次々に出る犠牲者(全員生きてます)!
このチュンソフト感あるホラーミステリーの黒幕とは何者なのか!?
なんやかんや真実はじっちゃんがマルっとお見通しだ!!
蓮華のパワーアップ回
今回の話の肝はやはり蓮華の過去と成長。
蓮華は小さい頃、怖がりでいつも祖母の民子に助けられ、護られて来た。そんな蓮華を知る民子は今なお彼女をおんぶするほど可愛がり、脅威からは護らなければと思ってきたが錬金術師としての道を歩みたくさんの苦難を乗り越えた蓮華はもう無力な少女ではない。
そして今回キュウビマルガムによって生み出された空間で迫るバックベアードもどき
を前に彼女は民子の前に立ち、護られる側から護る側へと進化した。
浪速の美少女仮面ライダー蓮華になる事はないがそれでも人は「成長」という名の「変身」を遂げていくもの。そう今回はガッチャードがプラチナガッチャードにパワーアップしたのと何ら変わらない強化回なのだ。
そのパワーアップを視覚的には星野に付いていた五体のコズミック属性ケミーが力を貸すという形で演出しているのもナイス。空に五芒星を描き光線を放つ姿は陰陽師の如し。星野のスターウェイブより遥かに綺麗に星を描く姿が奴よりケミー達の力を使いこなしていると一目瞭然。
前から言っているがガッチャードは実に非変身者の扱いが上手い。置物にならず、応援役にもならず、出番が減るようなこともなく変身しているキャラクター達と扱いに大きな差を感じないのは素晴らしい。さながら初代仮面ライダーの滝のよう。
民子の回想によって描かれる蓮華との過去もシャープながら蓮華が護る側になった際の盛り上げにしっかり貢献している。蓮華の覚醒時に流れるBGMが主題歌のスローテンポverなのも涙腺を刺激された。
シャーロック星野とワトソン加治木
前回やたらめったら場を引っ掻き回した強烈個性派キャラの星野だが今回は蔵にぶち込まれその後は弟子ともども何故かコブラツイストした状態で固められていたりで出番少な目。それでも十分に爪痕を残していったが。
地味に好きだったのは民子とのやり取り
民子「インチキだったの!さっきの怪物にもワンパンでやられてたし!」
星野「生きてるだけすげーだろ!!」
いやもうぐうの音も出ないほど正論。
こういう「〇〇(怪人などの名前)に殴られて死んでない〇〇(基本常人の名が入る)凄くね?」みたいなことって特撮ファンは割とよく言う。
やけに強い一般人の出現は特撮では得てして多いがそれを一般人側が誇るような台詞を吐くのはかなりレアだろう。
前回の崖転落といい星野はO-50からの使者ではなかろうかと思うほどの耐久力の持ち主。マルガムのワンパンなどしのぎ切って当然と言った所か。
最終的に星野は加治木に流される形でオカルト探偵に転職しました。まあ彼は逞しい男。何をやってもある程度は生きていけてしまうタイプだろう。
しかし加治木が自分の中の名探偵の素質に気付いたという話だったのにメインの探偵が星野なのはなんでだ。それでいいのか加治木。
スターシャイン改めシャーロット星野とパンドラ改めワトソン加治木の2人は村を後にし退場したが次週が久しぶりの通常学校回なので加治木はちゃんと登校する様子。
星野、あばよ。またどこかで会うだろう。地球は丸いんだ。
キュウビマルガム
今回現れた謎のマルガム キュウビマルガムの正体は…
そう。九ツ村に祀られしお狐様。即ちガチ神様でした。化かされたな。
村を復興させたいと考えた神様がオカルト属性のケミー ナインテイルの力を借りてマルガムとなり実態を持って宝太郎達の前に現れたというこれまでのガッチャードをぶっ壊す型破りな展開。
これによりケミーが引き寄せられるのは何も人の意思にだけではない、ということが明らかになった。物や動物にケミーが取り憑く展開も今後あるのだろうか。
このキュウビマルガム実はデザインも明確に通常のマルガムとの違いがある。それはケミーの素体の腕だ。
基本素体の腕は上記のスケボーマルガムのように拘束されているのだがキュウビマルガムに関しては拘束具がないのだ。
腕を縛られ自由がない=ケミーが悪意によって操られているという意味と考えると、今回のキュウビマルガムは自分の意思でマルガムになっているので腕は縛られていないという事なのかもしれない。
それにしても流石はガチ神様。強かった。本気のプラチナガッチャード相手に終始遊ぶように立ち回っており本気で倒す気で来ていたら…
田口節炸裂
今回りんねがアトロポスと遭遇する前の長いトンネルを抜けるシーンや真相に気づいた宝太郎、りんね、蓮華の3人が階段を登りお狐様のいる祠に向かうシーンなど長回しのカットが印象に残った。田口監督は元々長回しを好む監督でニュージェネウルトラシリーズでも度々この手法を使っている。
3人の会話シーンなどは内容的におそらく台本がないのではないだろうか。若い役者陣のアドリブ力が高まっていくのを感じる…!
ああいう一見カットで問題ないようなシーンをじっくり見せることでリアリティの追求に繋がり、キャラクターが生きているのを感じる。
次回
超久しぶりの通常学校回
宝太郎とりんねの前に現れたのはなんと宝太郎の幼馴染・九十九静奈(可愛い!)。
唐突な幼馴染属性持ち美少女、且つ名前が九堂の11倍という彼女を前にりんねに勝ち目はあるのか!?
信頼と実績の長谷川脚本回!ぼくーらのユニバース♫並のキュンキュンを喰らわせてくれるのに期待だ
それではまた
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