【仮面ライダーマジェードwithガールズリミックス】感想 自由度No.1シリーズ

仮面ライダー

仮面ライダーヒロインでは『ギーツ』ツムリが1番好き…かも知れない男 アメイジングRYOです。

いや1番好きって言い切れないな。うん。難しい。好きなキャラは山ほどいるし。

1番美人だと思うならツムリで間違いないけど。

何事も知れば知るほど1番って決めるの難しくなるよね。

今回はTTFC独占配信の注目シリーズ!

『ガールズリミックス』の新作の感想を書いて行きます!

このシリーズ…凄いことになりそうだぜ?

あらすじ

富良洲高校を卒業後、イギリスのロンドンに留学したりんねは同じく日本から留学してきた同級生の三日月ナユタに突然助けを求められる。

直後現れたナユタを狙う謎の女 湊耀子仮面ライダーマリカに変身し2人に襲いかかるがそれを阻んだのは仮面ライダーカリバーソフィア

りんねは窮地を脱したのも束の間、隙をつかれ耀子ナユタを攫われてしまう。

りんねソフィアから優秀な女性ばかりが攫われる怪事件が頻発していること、そしてこの事件の裏に潜む黒幕を追うためのチームがあることを教えられ自らもナユタを救うために女性だけの仮面ライダーチーム ガールズリミックスに参加することを決意。

ナユタを狙う謎の組織の目的とは果たして…

ガールズリミックスの戦いが再び始まる

無限に広がる!?ガルリミワールド

転載:https://m.youtube.com/watch?v=rkUwSJeGwAg&pp=

たった一回だけのネタかと思いきや今回で『アウトサイダーズ』並の規模での長期展開を考えててTTFCの目玉企画にする気なんじゃないかという気がしてきた歴代ヒロイン大集合の今シリーズ。

前回から引き続き『W』から亜希子『ビルド』から紗和『セイバー』から玲花『リバイス』からの4人が続投しそこに更に現行以外では最新ヒロインになる『ガッチャード』りんねとまさかまさかの『アマゾンズ』からが参戦。今回はちょい役程度の出番ではあるが最新作の『ガヴ』から幸果さんまで登場している。

更に敵サイドには『鎧武』から耀子が参戦。

しかもこれだけに終わらない!

『ガルリミ』オリジナルキャラクターとして新たに2人の新キャラクターが登場。

事件の鍵を握る謎の女 黒野すみれ役に『ゴーバスターズ』宇佐美ヨーコ役などを経て現在は主に声優として活躍中の何気にサクッと三大特撮全部出てる戦隊OGの小宮有紗さん

そして留学先でのりんねの友人であり今作では囚われのヒロインとなってしまう三日月ナユタ役に栄光の初代仮面ライダーにして男の中の男 藤岡弘、先生の御息女であらせられる天翔天音さんが抜擢!

これはもうキャスティングから並々ならないパワーを感じる…!

藤岡先生のお子様といえば御子息の真威人さん『ビヨンドジェネレーション』で若き日の本郷猛を好演されたが着々と藤岡ファミリーが仮面ライダーシリーズに…!

残る天翔愛さん藤岡麻衣さんの出演もやはり期待してしまうがあんまりお父さんが出てたから!とか兄妹が出てたし!って関連付けて色々言わない方がいいよね…うん。

人数の関係で前作ほど派手な作品にはならなかったものの新キャラクターの参戦や前作では登場出来なかったレジェンドヒロイン達の登場によって相変わらずフックが豊富で楽しく見れたかなとは思う。

また今作で私は改めてこの『ガルリミ』の可能性と自由度に驚かされた。この辺りについて書いていきたい。

まず本作冒頭の何気ないりんねと同級生(ナユタではない)との会話から度肝を抜かれる

「じゃあ、また今度、小沢教授の授業で」

年季の入った特オタならピンと来たことだろう

りんねが留学したのはロンドン…

ロンドンで小沢教授

これは『仮面ライダーアギト』小沢澄子さんのことでは!?

本編最終話でG3ユニットから旅立ち、担当する授業を30分遅れて呼びに来た生徒に「細かいことは気にするな」と言ってのけたあの小沢さんでは!?

北条さんとの口喧嘩パートは明らかに敏樹の筆がノッていたあの小沢さんでは!?

「小沢さん、新作シリーズに登場おめでとうございます。しかし令和の今になってまで台詞の中で後輩達の作品に登場とは全く厚かましいというか、姑息というか。まあ貴方が令和ライダーに登場しようと私にはなんら関係のない事だ。せいぜいお若い皆さんに負けないように励んで下さい。それでは。」

もっともこれは台詞の中だけの登場で言ってみりゃファンサービスのちょいネタ。嬉しいけどそこまで騒ぐほどじゃ…

そんな風に斜に構えていた私を第二の矢が貫く!

それは中盤、りんねガールズリミックスと合流した後の亜樹子のこんな一言

「助手が増えてからうちの事務所も手狭でさ。」

こ、これは!

鳴海探偵事務所に助手が増えたといえばあの人しかいない!

これは『仮面ライダーW』正当続編漫画・アニメ作品『風都探偵』のレギュラーキャラクター ときめのことでは!?

「超人r」編で秀夫にスッポンポンにされる件がアニメでは丸々カットされて悲しかったあのときめでは!?

声がキュアスカイと同じあのときめでは!?

これまた台詞の中だけの言及に加えて小沢さんと違い名前すら出てきてないけど匂わせとしてはオタクを騒がせるに十分な破壊力…!

だってときめって漫画・アニメ作品のキャラなのよ?

舞台版で以外実写化されてないキャラなのよ?

そこにまで触れてくるとは…

考えてみれば他作品とのクロスオーバーにほぼ縁がなく本編シリーズとは深い溝があるかに思われていた『アマゾンズ』まで登場させている辺りこの『ガルリミ』シリーズはとどのつまり…

ヒロインでさえあれば誰でも取り込めてしまう可能性がある超強力なタイトルなのだ!

それがライダーヒロインであれば20年以上前のキャラだろうと漫画・アニメ作品出身だろうと誰でもその存在に触れられてしまいあわよくば登場もやぶさかではないという自由極まりない、無限に広がりを見せられる可能性を持った作品。

そもそも一作目の時点で電波人間タックルオマージュのキャラ出して一つ目タイタンを女体化させてるからな。フリーダムなのはここで気付くべきだった。

無論、実際に登場するのと台詞の中だけでちょびっと触れるのじゃ全然違うがこんな事されると「ときめ実写作品デビューあるのか!?」とか思っちゃうし期待せざるを得ない。今回みたく台詞で出てくるだけでもテンション上がるしな。

仮面ライダーシリーズのヒロインを主眼に置きそこを軸に世界を広げていける『ガルリミ』TTFCの新たなシンボルになって行けるかもしれない。

元JAEvs格闘家で殺陣のレベルがえらい事に!

転載:https://m.youtube.com/watch?v=rkUwSJeGwAg&pp=

続いてバトルパートについて。

今回最大の目玉バトルはやはりマジェードサーベラアギレラ揃い踏みのラストバトル…

と書きたいがビビったのはそこより中盤のvs耀子

役の宮原華音さんはアクションが得意なだけじゃなく実際の試合にも出ているプロのキックボクサー、そして耀子役の佃井さんは元JAEでニチアサでもお馴染みのアクション女優さん

この2人の素面アクション×坂本監督ということで殺陣のレベルがとんでもないことになってしまった!

ちょっとここが凄すぎてライダーバトルが若干霞んでしまうほどのかっこいいアクション、加えて坂本監督らしい激しいバトルの中でチラリと見えるセクシーなカットにも注目して欲しい。

全体的にのナイフアクションはずっとかっこいいね。

ただやっぱりテンションが違うというか他のみんなが言ってもニチアサアクションな中1人だけ敵の首掻っ切ったりしてて「君、出身ゾンズだもんな…」と改めて思い知る。

ちゃんと本編っぽいアクションしてるってのは大事な事だけどね!

それとさっきは宮原×佃井のアクションに食われてると書いたがライダーのアクションも全然ダメじゃない。

ガッチャートルネードで戦うマジェードや本編での印象的な大開脚を見せるサーベラなど見どころはしっかりあるし。マジェード×ガッチャートルネードが似合うのよ。

ただ若干気になった部分として今回の敵である改造人間達は「かなりの戦闘力だ!」と言われているのだが、その直後に亜樹子スリッパで改造人間をノックダウンするシーンが入るのでとてもそうは見えないという現象が。

亜樹子が強いってことでいいか。

作品単体としては…

転載:https://m.youtube.com/watch?v=rkUwSJeGwAg&pp=

さて最後に今作の全体的な評価の話をしたい。

前項で結構褒めちぎって来たが正直今作のみの感想を書くと

「前作のが良かった」「単品としてはイマイチ」

という評に落ち着く。

前作はライダーの数が今回の二倍以上いたし絵面的にもド派手だった。それだけじゃなく敵サイドにもサプライズがあり最後は視聴者へのご褒美的なヒロイン集合写真撮影パートなんてもんまでありまさに豪華絢爛。

今作は前作よりガールズリミックスの人数が減ったことは仕方がないにせよストーリーの面で見ても前作ほど引きがなく、話の展開も安直、新たな敵も現段階では魅力を感じにくいしアクションも敵サイドはほぼマリカ1人に任せきりだったので画に新鮮味も足りない。

前項のような楽しめる部分自体はたくさんあるので退屈はしないが正直一本の作品としては難ありかなあ。

とはいえ実は今作は今回だけで終わっていない。

黒幕はまだ何か考えがあるようだし、伏線も撒いてるし、ガールズリミックスにも今後変身するかも知れない新メンバーが増えたりしてあからさまに続編ありますよ感出して終わっているのであくまで今作は『ガルリミ』新章第一部でしかないのかも知れない。

それなら今回が多少パンチに欠けても許容範囲…かな?

いや続編あるとしても作品は一本できちんと良いものにして欲しいとは思うんだけどさ。

「今後に期待で⭐︎5です!」なんて役に立たないAmazonのレビューみたいなことは書きたくないので改めて書くが今作は今作のみだとイマイチ!

おわりに

というわけで『仮面ライダーマジェードwithガールズリミックス』でした。

「一回きりの豪華ネタ」から、今回で「とにかく今後に期待できる将来有望なシリーズ」に化けるとは思わなかった。

マジで『アウトサイダーズ』の新作とか始まれば

仮面ライダーアウトサイダーズvsガールズリミックス』みたいな夢のクロスオーバーとかも出来そうじゃない?

今作単品として見ると尻切れ蜻蛉感が強いがそれ以上に可能性を感じさせてくれた。

第三弾の続報を待て!

それではまた

次回 【ガールズリミックス inハロウィンパーティー】感想 華はあれども…

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