前回 ミュータント解放の始まり【X-MEN’97 2話感想】差別が、迫害が再びX-MENを襲う
どうも最近ゲーム実況も初めたアメイジングRYOです。
Twichでライズ・オブ・ローニンやってるから是非是非遊びにきてね!!
ダイレクトマーティングも終えたところで本文に行きましょう
あらすじ
オロロ/ストームがチームを去り悲しみのメンバーの前に現れたのなんともう1人のジーン・グレイだった
酷く衰弱し記憶も断片的な彼女の体を調べたマッコイ/ビーストから驚きの言葉が
「彼女が本物のジーンだ」
その言葉の意味とは?スコット/サイクロプスと愛を育み、たった今子供を産んだジーンは誰なのか?
その全ての糸を引いていたのはビジュアルに反してやる事がコスいあのスーパーヴィランだった。
ミスター・シニスター
今回の事件の糸を引いていた黒幕。その正体は前作から度々登場しているマグニートーやアポカリプスに並ぶシリーズの名物悪役 ミスター・シニスター。
そのいかにもなビジュアルに反してやる事が狡いだのキモいだの色々言われておりネタ的にも人気なキャラクターだ。
因みにだがこのミスター・シニスターのオリジンについては前作のファイナルシーズンのなんと最終話一話前にガッツリ一話使って描かれていたりする(しかもX-MENの出番は無し)。なんだその待遇の良さ。
簡単に概要を
1859年ナサニエル・エセックスは人間の突然変異の秘密を解き明かすべく研究を続けていたがある日尊敬する博士にその研究を馬鹿にされ見返してやろうと更に実験に没頭。社会的に生活が困難になった人々を助けるふりをして自宅の研究所に監禁し実験に使うなど非道を働く。その研究の中でナサニエルはついに人間を超えたパワーを手に入れた(この際に体色も白く変色)
エグゼビア/プロフェッサーXの先祖であるジェームズ・エグゼビアは彼と戦い、最終的にナサニエルは姿を消した。以来自らをミスター・シニスターと名乗るようになり最強の遺伝子を手に入れるべく暗躍するようになる。
というのがオリジン。
気付いた人もいるだろうがX-MENの敵でありながらミュータントではないのだ。シニスターの大きな特徴である。
本編の話に戻るが今回も例によってちゃんとキモい!30年くらい経って今なおキモい!あとあんま強くない!
前作で濃密に描かれているモーフとの因縁を感じさせるシーンもしっかりあってシニスターファンも納得のクオリティだろう
悪夢の世界
今回とあるヴィランの力で恵まれし子らの学園が悪夢の世界になってしまう。
この悪夢というのがそれぞれのトラウマや恐れている事に由来するものなのだが中々にエグい。普段見ている世界が悪夢に変わる瞬間や世界が醜く歪む演出、またこの悪夢を起こしたヴィランの変身シーンはアニメーションのクオリティも高い(さながらプリキュア)。
特にレミー/ガンビットの悪夢は中々にアダルトで前作から見ているとより辛く映る事間違い無し。
1人だけやけに冷静なマッコイも他の面子との対比になっていて思わずクスッと来るだろう
スコットとジーンに厳しい脚本
一話から話のメインであり出産イベントなどを乗り越えたこの2人だが今回脚本が強烈に牙を剥く。
スコットはこてんぱんと言っていいほど打ちのめされる展開となっており、ジーンはジーンで視点によってはとんでもなく辛い。
これは前述の本物のジーン、偽物のジーンに関わってくることなので深い言及は避けるがこの悲しさはさながらクレヨンしんちゃんのロボとーちゃんのようなアレだ。
スコット、2人のジーン、生まれたばかりの2人の子ネイサン。考えるほどに本当に辛いのは誰なのかが分からなくなるそんな負の円環を楽しもう。
各キャラの動向
モーフは一話から変身能力を使った(若干ライン超えてる)いたずらでチームを和ませて(?)来ましたが今回はシニスターの出現で様子が…?
ちなみにスパイラルにも変身。マヴカプ世代に嬉しい渋いチョイスだ。
苦しむジーンの手を取り元気付けるローガン/ウルヴァリン。そして心を読み、彼が結婚した自分を今なお思っているということをジーンが知るというシーンは何気にお気に入り。ジメッとした感情を時折覗かせるのもローガンの魅力だろう。
絶望の未来を変えるためやって来たものの時間移動するためのタイムバンドが壊れてしまい未来に帰れなくなったためそれが直るまでの間チームに所属していたルーカス/ビショップはついに帰還の時が。受けたダメージがパワーになるという能力を活かした連携バトルシーンも必見だ。
次回
傷心のオロロ/ストームの前に現れた謎の男 フォージ
彼の言うことはオロロに希望を与えるがそれは真実か否か…
何度も書くが絶対オススメな作品だ!『X-MEN’97』見てくれよな!
それではまた
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