前回 【スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド 3&4&5話】感想 悲劇の転落三部作
全10話なのに飛ばしすぎじゃない?この作品
アメイジングRYOです
またしても3話一気に配信!
面白いからいいけども!
『X-MEN’97』と同じ10話なら2月中にシーズン1終わっちゃうな…
ということで今回も6〜8話一気に書いてますのでよろしくお願いします!
【6話 デビルとの戦い】あらすじ
なんだか最近ニコに素っ気なくされてしまっているピーター。
忙し過ぎる毎日のせいで遊べなくなっているからか、素っ気なくなったのはハリーと付き合うようになってからだからハリーを避けているのか…
2人の友達にも仲良くして欲しいピーターは今夜2人を家に誘い3人で遊ぶことを提案。
その日はノーマンからスパイダーマン活動は休みにすると言われていたのだ。
一晩だけの和やかな時間を友達と過ごすピーターだったが残念ながらスパイダーマンの使命は彼に休暇など与えてはくれなかった!
〝悪魔〟とニコとノーマンの影

まだスパイダーマンになる前の1話冒頭で出会って以来ピーターの友達として彼の日常を象徴する存在となっていたニコと、その逆でスパイダーマン活動をきっかけに出会った新たな友達であるハリー。
ピーターからすれば大切な2人の友だがニコからすればハリーはなんとなくいけすかない超有名人で、ハリーからするとニコは友達の友達という微妙な関係。
「私とあなたは友達じゃ無いけど あなたの友達は私と友達 大体そんな感じ スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド」
そんな2人同士にも仲良くして欲しいとピーターが頑張るのが6話の大筋なのだが…
そんなことより気になるのは画像の男だろう。
もちろん。彼はデアデビル/マット・マードックその人である。
MARVELのストリート系ヒーローの代表的な1人であり映画にMCUのドラマ、そして近いうち新作の『ボーン・アゲイン』がDisney+にて配信予定と映像化にも恵まれている恐れ知らずの男 盲目のヒーローだ。
今回彼はとある事情からオズコープに現れスパイディと交戦することになる。バトルシーンは上記画像の転載元で公式が上げてくれているので見ていただけると分かるが非常にかっこいい。
超人的な身体能力とパワー、ウェブを持ち基礎能力なら間違いなくスパイディが上。しかしそのスペック差を卓越された戦闘技術と経験の差でカバーしプロの技でまだまだアマチュアのスパイディをデアデビルは余裕で遇らってみせる。
男の子ってこういうのが好きなんでしょ…?
この戦いの中でデアデビルはとても気になることをスパイディに言ってくる。
『スパイダーマン』玄人ならきっと「ああ…やっぱり…」となること間違いなしだ。
一方で今回ノーマン周りについても新たな掘り下げが。
ソコヴィア協定 いわゆる超人登録法を利用して盤石な立場を築き謎に包まれた野望を達成すべくサディアス・ロス長官との取引を行うノーマン。
こいつやっぱり!!!
『スパイダーマン』で緑のやつは大体怪しいと相場が決まってるんだ!!!
ロスとのやり取りでは色々と気になることを言っていて先の展開予想が捗る。
とまあノーマン周りは中々きな臭くなってきてはいるんだがそれでも今は善人であることは間違いないし仮にグリーンゴブリンになるんならその過程にも注目して行きたい。
その他相変わらずガンガン堕ちていくロニーにももちろん注目。
ギャング仲間にとあるトラブルから助けてもらい「(こいつらといれば守って貰えるから安心だ)」とロニーが感じるシーンがあるのだが、そもそもそのトラブルはギャングになったから起きたものであり感謝するのは筋違いな筈。
これも洗脳の一つだよな。自分は巻き込まれたんだという意識が消えて助けてもらった恩だけを感じるようになってしまった。
ぶん殴ってきた相手がその後冷えピタくれたからって「ありがとう!患部を冷やすよ!」ってなっちゃダメなのと同じ。
「まずぶん殴るな!」と怒りましょう。
上記のピーター、ニコ、ハリー周りの話をもう少しだけさせてもらうとニコとハリーの友達の友達という微妙な距離を面白く描いているのもポイント。
3人でいる時は楽しくて「(なんだ仲良く出来るじゃん!)」って思うのに、共通の友達が席外すと途端に話すことなくなり「(やっぱあかんわ…)」ってなるのって外国も同じなんすね。
ピーターの家でVHSで映画を見るシーンがあってそこで「年代物じゃん!」って台詞があるんだけど、私の実家は小6くらいまでVHSが現役だったのでなんか複雑でした。
【7話 スコーピオン復活】あらすじ
パールはアメフトを辞め、学校にもろくに来なくなりその上事情を彼女の自分にさえ何も話してくれないロニーのことが分からなくなっていた。
そのロニーは気付けば安心を求めて自らワン・テンスに入り浸るように。既に身も心もギャングの一員になってしまっていた。
オクタビアス開発のギアを身につけ狂気のスーパーヴィランとなったスコーピオン/マック・ガーガンがワン・テンスに迫る!
その時ロニーは!パールは!そしてピーターにも最大のピンチが…!
一方この戦いの裏で密かにハリーのニコとの仲直り大作戦が展開される…
vsスコーピオン!ハリーとニコのミニドラマ

7話最大の見どころは圧倒的な強さを持ってスパイディに迫るスコーピオンだ。
スコーピオンはスパイディを倒したこともある知名度も高めのスーパーヴィラン。ゲームの『Marvel’s Spider-Man』で中尾隆聖さんが吹き替えを担当したことが記憶に新しい。
戦闘力530000くらいありそう。と言いたいところだけどスコーピオンは主に毒を武器にするのでどちらかと言うと涅マユリかな?
信じられん馬鹿共だヨ!!
今回のスコーピオンはゲーム版のようなフルアーマーではなく画像の通り装備は上半身(と特殊シューズ)にだけアーマーを着て背中から伸びる伸縮自在かつ強靭な尻尾が武器。本人がワン・テンスとライバル関係にあるスコーピオンズのリーダーというだけあり極めて凶暴でスパイディを容赦なくボッコボコに痛めつける。
今作はピーターが高校生ってことで子供って感じに描かれるシーンが多いぶんガチンコでボコられるシーンがより痛々しくて感じる。
スコーピオンを含めた様々な犯罪者達に危険な武器を売り捌くオクタビアスは元オズコープの社員と判明しノーマンはオクタビアスを捕まえることに集中しているが集中のあまり度々ピーターの話を聞いていなかったり、片手間でサポートしたり、ピンチのピーターが助言を求めても割と返事が適当だったりと椅子の人失格なムーブが散見される。
彼がそこまでオクタビアスの逮捕に躍起になるのには何か理由がありそうだ。6話の怪しいムーブがチラついてもうノーマンをフラットに見えねぇ。
ロニー関連だと彼女のパールがあらすじ通り何も話してくれないことに思い悩んでしまいそれをピーターに相談するシーンが。
彼氏との悩み事を男友達に相談していたらそのうちにその友達のことが…ってやつなのか!?
NTRなのか!?
俺はあんまりそっち系のは買わないぞ!
ロニーからもらった一輪の花をパールがさりげなく大事にしてるシーンとか挟んでくるから胸が痛い。
そしてスコーピオンとの死闘の裏でニコとハリーの物語も展開される。
事情は違えど友達を作るのが決して上手く無い2人が共通の大事な友達であるピーターを巡り喧嘩する様は青臭く青春してるなって感じがする。
普段は男勝りでカラッとした態度のニコだが今回ピーターへの思いを口にするシーンには結構な湿度を感じた。
いいね。最近のヒーロー作品には湿度高いやつが1人くらいいるもんだ。
ニコは今回ちょっとした後の展開への伏線っぽいシーンが挟まったりしているが多分今シーズンでは拾われないやつだと思う。
全10話なら尺も無いしね。
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【8話 絡まった糸】あらすじ
スコーピオンとの戦いで大敗を期してしまったピーター。
打ち砕かれた自信…
己への疑い…
手にした力の責任を果たせないのではないかという恐怖…
すっかり心折れたピーターを前にノーマンは言う
「自分の力を信じられない君に力を貸す気は無い」
少年は自らの殻を破り本当の〝ヒーロー〟となれるのか
ヒーローの挫折と再生。あの名台詞が…?

8話はバトルシーンが無くスコーピオンに敗れたことで挫折したピーターが再び立ち上がるまでを描いた回。
ピーターは白黒のスパイダースーツをずっと使っていたのだが此度の戦いで修復不可能なほどのダメージを負ってしまい新たなスーツが必要となるのだがそのスーツとは…
まだほんの子供なのにあまりに多くを抱えたまま戦ってきたピーターが今回の敗北で一度折れてしまい心が掻き乱されるままにメイおばさんの前で涙を浮かべるシーンは今回のピーターが高校生設定なのが生きている場面だ。
今回1番気になったシーンを一つ
それはピーターが殻を破るための助言をノーマンに求めたシーン。
ピーターは自分自身の力を恐れている。力の全てを受け入れそれを操れと言ったあとノーマンはこう続ける
「大いなる力には 大いなる敬意が伴う」
出たー!
シリーズ定番の名台詞にしてピーターにとってもスパイダーマンにとっても大事なことb…
ん?
有名なのとなちょっと違うな?
オリジナルは知っての通りベンおじさんがピーターに送った
「大いなる力には 大いなる責任が伴う」
である。
この言葉の意味は簡単に言うなら
「すごい力があるのならその使い方に気をつけましょう。」
みたいなこと。
しかし先述のノーマンの言葉は簡単に言うと
「力があるならそれを使って尊敬されなさい。敬意を払われない力に意味はありません。」
ということ(上記台詞からだけではここまで読み取れないけどその後のノーマンの台詞と合わせて個人的に解釈しました)。
これでは「力を誇示せよ!」って教えているようでオリジナルとはかなりニュアンスが異なる言葉になっている。
まあ実業家で社長で尊敬を集めるノーマンらしい言葉ではあるんだけど…
俺は凄いんだ!有能なんだ!って一歩前に出てアピール出来ないようじゃ価値を認めてもらえないし誰も興味持ってくれないよ。ちゃんと自己アピールしなさいって意味と考えると分からんじゃ無いし。
でも、前に今作のノーマンはピーターにとってベンおじさん代わりって書いたと思ったがこの台詞聞いた瞬間「あ、やっぱりノーマンにベンおじさんは無理だ」と思ったね。
それと今回はドクオックにもフォーカスが当たったんだがこれが中々愉快。
新兵器を開発する片手間でネットゲームをやり、そこでバグを見つけて無限に経験値を稼ぐ方法を見つけるシーンは中々笑える。暇なの博士?
それと助手のヴィンセントとのやり取りもどこかのどかで笑えるポイント。研究室で1人兵器開発(とゲーム)をしていたドクオックに
「近くに寄ったんで必要なものあるか連絡しました」
「またゲームやってるんですか?」
「ちゃんとご飯食べてます?」
「残り物のスープいります?」
と甲斐甲斐しくドクオックを心配してくれるヴィンセント。ちなみにドクオックはゲームやってたし、お菓子しか食べてなかったし、スープも欲しがりました。
引きこもりか実家の近くで一人暮らししてる息子の世話してるお母さんみたいになってるな。
今回ドクオック周りは全体的に笑えるポイントが多いんだがなんとあのヒーローが登場するぞ!
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次回
ついにあのスーツを纏いスコーピオンにリベンジなるか!?
そして来週は普通に1話配信なのか!?
2月中には多分終わるしもうシーズン1もクライマックスだ!
まだ間に合う!みんなも観よう!
『スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド』!
それではまた
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