前回 悲鳴の星【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ39】感想 夢を取り戻せ
「0」の男 アメイジングRYOです
何が「0」かはご想像にお任せします
残機とかかも知れませんよ?
錠の成長を垣間見た40話を語って行きましょう!
あらすじ
神妙な面持ちでどこかに電話をかける謝士郎と玄蕃、ブンブン、未来、錠がバッタリ遭遇。
4人はこれからニマイジタイヤのベローラーのファンミーティングに向かうのだという。未来と錠はスピンドーに狙われているブンブンの護衛を兼ねての付き添いだった。
そんな5人の前に1人の男の子がひょっこり現れた。少年の名は広瀬イツキ。
ヒーローに憧れ、腕には自作のブンブンチェンジャーを付けるイツキはクールでかっこいいブンブルーに弟子入りするのだという。
無論、そんなことに謝士郎がウェルカムな訳はなくなんやかんやで押し付けられた錠がイツキにヒーローの活動を見せてやることになるのだった
史上最も嫌(?)な敵 タイジュウケイグルマーの恐怖
スピンドーの地球到着にISAの暗躍と一気に本筋が動き出しダークむんむんだった前回から一転、今回はそういった部分を控えめにした錠メインの通常回。
そんな通常回に現れたブンブンジャー史上最も下らなくでも最も嫌な敵 タイジュウケイグルマーについて語って行こう。
スピンドーから幹部に抜擢されるのを夢見てイターシャが体重計から生み出した苦魔獣で「他人の後ろめたいと思っている恥ずかしい数字を明らかにする」という能力でギャーソリンを搾り取る。
横から見ると腹に3個の体重計が階段のように並んでいて体重計の怪人なのに、文字通り「三段腹」になっている面白デザイン。
サンシーターの妄想の中のやけにフレンドリーでテンションも高いスピンドーはまあ妄想じゃないと見れないだろうなって…。ああいうお遊びというか、弄りをしないとスピンドーちょっと怖過ぎるからね。
タイジュウケイグルマーに話を戻して。
この苦魔獣が劇中で明らかにした数字は「面接に落ちた回数」「今付き合っている人の数」「一回で使うトイレットペーパーの長さ」「運転免許の試験に落ちた回数」と様々だがこれって最初のトイレグルマー同様にこいつを倒せば終わりじゃなく、明らかにされた数字に関してはどうにもならない。
つまり人によっては戦いは終わっても人間関係に甚大な傷跡を残しかねない非常に悪質な能力だ。
とくに二股どころか四股ばらされたお姉さんとかはあの後どうすんだよと。まあ浮気は良くないからこれを機に改心してくれ。
トイレットペーパーの長さバラされおじさんの何の誇張もないガチトーンの「やめて」で笑った。
免許試験に落ちた回数6ってのは多いけど私は笑わないぞ。確か私も2回落ちてるんでね。大丈夫だ。木下優樹菜さんは26回落ちたらしいぞ!
もう国語の問題みたいになってる学科のテストはなんとかすべきよアレ。
巨大戦ではロボに対して2000tまでの車しか侵入出来ない重量制限を強いることで動きを封じる能力を発動していたがブンブンジャーロボの体重は公式サイトで3500tというデータがあったりする。
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錠の、イツキの間違い
続いて今回のゲストキャラクター イツキと錠の過去について。
かっこいいクールなヒーローに憧れるイツキは当初はブンブルーに弟子入りするつもりだったが成り行き(めんどくさがった謝士郎による押し付け)で錠の活動を見ていくことになる。
イツキは分かりやすく初期のブンブンジャー達の「かっこいい面だけ」に憧れていた錠の面影を宿すキャラになっており、そんなかつての自分に似たイツキに今度は錠が教える側になるという構図が4クール作品の強みたるキャラクターの成長をたっぷりと感じさせる回となっていた。
イツキの過去は割とありそうな話な分中々お辛いね…弟を守らなきゃいけないのはそうだがイツキだって小さいのだから仕方ない。でも本人はそうは思えない。失敗からヒーローは決して間違えないという幻想を抱き、自分もそんなヒーローになろうとしてしまう姿が健気。
しかしそれは思い違いであると錠は伝える。自分がかつていくつも間違い今ヒーローをやっているようにヒーローに必要なのは間違えない完全無欠さではなく、自分の信じた道を走りそれが間違いならば素直に反省し日々進歩していくことだと。
「自分のハンドルは自分で握る」に通ずる錠らしいメッセージだね。
錠の幼い時の失敗も全然ありそうよね。見ているちびっ子にはイツキの過去含めストレートに教訓になるし、錠のパパの
「親が教えてやらなきゃ何が危ないかなんて分からないよな」
という台詞は一緒に見ているお父さん、お母さんにきっと響いたことだろう。
ちなみに錠のパパを演じたのは金子昇さん。かっこいい人だなーと思っていたら『ガオレンジャー』の獅子走/ガオレッド役の方なんだとか。
知らなかった!『ガオレンジャー』はまだ未履修なもんで…!
ちなみに途中錠が間違えて投げ飛ばしてしまった犯人役の役者さんは仮面ライダーシリーズのスーツアクターでお馴染み 永徳さん。監督も渡辺AC監督だったのね。
いいとこ持ってく謝士郎
イツキを厄介払いした癖に最後いいとこ持ってくクール(?)なヒーロー 謝士郎には参るね。
なんだろうねこの謝士郎をクールと言われると訂正したくなる感じは。間違いなく本人はクールな筈なんだけどね。
謝士郎は最近ISA関連のことを嗅ぎ回ってるのか単独行動が目立ち、そんな状態でイツキを相手になんて出来ないし何より駆けつけた際の台詞
「クールのかけらもないがな。だが錠はブンブンジャーの中で1番ヒーローらしいヒーローだ」
という台詞からも分かる通りイツキに目指すべきは、憧れるべきは自分ではなく錠だというのを暗に伝えていてそれで押し付けたんだろうなって。
元々、謝士郎って6話での本音からも分かるけど錠のことめっちゃ好きだしな。というか大也のみならずブンブンジャーのこと全員好きで愛が深いのよ。全然態度に出さないけど。
そういうとこが人気出る理由か?君のソフビだけAmazonで売り切れてるもんな。
秘密裏に色々調べてるのがここ最近明確に描かれてるし謝士郎の根回しがISAとハシリヤンの繋がりを暴くのに繋がって来そうだな。
次回
野球の次はサッカー回到来!
玄蕃(の中の人)と先斗(の中の人)はサッカー・フットサルガチ勢だ!
まさかまさかのブンブン(の中の人)まで参戦で野球回以上のカオスの匂いがするぞ!
それではまた
次回 預ける背中【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ41】感想 刹那で忘れちゃわない回
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