動画配信サイトhuluで『魔弾戦記リュウケンドー』の配信が決まっていて楽しみな男 アメイジングRYOです。
年末に来るんで年始はバラエティ観たり特撮観たりまったり楽しく過ごせそうです。
物語はたけなわの時!ついに次回で最終回の9話を語って行きます
あらすじ
布沢の公開したウイングマンに変身して戦う健太の動画は瞬く間に世間に拡散され朝のニュースで取り上げられる大変な事態になってしまった。
両親からの問いにも今は答えられず、ヒーローオタクの作ったハイクオリティ映像ということで押し通そうと考えるも学校にはマスコミも押しかけ、生徒や仲間達からも疑いと奇異の目に晒されていく健太
そんな騒然とする人間界に完成したドリムノートを手に入れようとついに悪の首領 リメルが来臨。
リメルの仕掛ける残酷な謀略を前に健太は、アオイは…!
悪帝リメル、ついに3次元に!
ずーっとグリーンバック合成とかのCG空間にいたキャラが普通のロケ地に現れるシーンってテンション上がるよね。
大ボス リメルの襲来でまさしく終盤という空気の今回。まずはリメル周りの話からしていきたい。
リメルの配下である戦闘員とウイングマンのバトルシーンは派手な必殺技で敵兵を一気に蹴散らし爆発のCGを被せる感じが凄く坂本監督の撮り方だなって感じた部分。
坂本監督が撮った時だけなんか範囲攻撃みたいになってない?みたいな技は多い。
アオイさん側はウイングマンに比べてちょっと手こずりながらも敵兵3人がかりの必殺技を弾いてディメンションパワーで爆殺。アオイさんやっぱり元気ならめっちゃ強いな。
これもナァスが(自分を信用させる為に)パワーをくれたおかげだね!元彼が今も応援してくれてるぞ!
リメルの実力はというと流石に首領だけありかなりの強者。昭和特撮の大ボスって戦闘力に関してはヘナチョコなやつがたまにいるからそのパターンをちょっと想像してたがちゃんと強かったんだね。
紫のエネルギー弾でウイングマンを一撃で変身解除に追い込みその余波でついでにホイホイ撮影しに来たマスコミを建物の下敷きに!
CGだが血がブシャッ!と飛び散る演出にちょっとびっくり。ここに来て容赦ないじゃん…
これまではあくまで健太の周りでしか戦いが起きなかったのでなんの関係もない民間人に被害が及ぶことがほぼ無かったが、既に世間を巻き込んだ戦いになってしまったというのを感じるシーンだ。
ノートを奪い、健太にトドメを刺す瞬間割って入ったキータクラーも容易く片腕の体術で制するリメル。頭半個分くらいキータクラーよりデカいのも威圧感があって良いな。
あとリメルは身につけている豪華な法衣で体が一回りくらい大きく見えるのに対してキータクラーは体に装飾の類のないスマートなボディだから並ぶとキータクラーが貧相に見えて「王」と「しもべ」って位の差を感じるのも好きな部分。
逃げられた健太を捕まえる為に総理を操り声明を発表させ人間達が自ら健太を差し出すように仕向けるという大規模な作戦を実行するなど総じてめちゃくちゃラスボスらしいラスボスしていて好きだな。
今更だけどCVが大塚明夫さんなのも最高よね。
総理大臣の虚な表情で操られてる感凄かったとこから一気に激情する姿に切り替わるシーンも印象的。
演じたのは名バイプレイヤー 菅原大吉さん
『相棒』をはじめとした東映の刑事物に多く出演されている方なのでその縁でのキャスティングだろうか
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怪演!キータクラーのどす黒い〝愛〟
リメルがちゃんとしたラスボスやっていた筈なのに、ヒーロー正体バレ回なのに、民間人が敵になる嫌な展開のだったのに
全てキータクラーが持って行ってしまいました
なんでや!
今回の実質主役キータクラー、その狂気を語って行こう
とにかく宮野さんがノリに乗っていたね。私は俳優としてのマモの演技を初めて観るんだがまさかこんなキャラになるとはなあ…
キータクラーの気味の悪さは前々からチラチラ見えていたのでその本性自体に意外性はないというか想定内だったのよ?それでも(うわぁ…)ってさせるんだから俳優って、声優って凄い。
語られたキータクラーの行動の全て。
ドリムノートは元々小さな望みしか叶えられないアイテムだったが望みを叶えるほどにより大きく、より複雑な願いを叶えられるよう成長していく性質を持っていた。
キータクラーはノートを手に入れた健太を利用しウイングマンに関する願いをたくさん叶えさせノートを成長させようとリメルに進言。キータクラーにとって健太はあくまでノートの完成という「目的」を達成する為の「手段」の筈だった。
しかし健太のヒーローへの強い憧れから時に常軌を逸する姿に、類稀なる豊かな想像力に感激したキータクラーは気付けばノートではなく健太の成長を楽しみにするようになっていた。
手段と目的の入れ替わったキータクラーにとってもはやリメルによるポドリムスの支配などは興味の外。リメルを裏切ることになる。
北倉という教師という立場で健太を監視しながらその成長を助けるようにアクション演劇部を作らせ、時に謎のヒーローに姿を変えアオイやウイングマンを救った。
全ては健太の行き着く先を見たいから。
ノートなどより自分の愛した三次元人 広野健太の完成をその全身で感じたいから。
「お前を永遠に愛でていたい…!」
…変態だーーー!!!!!
宿敵でありながら凶悪なまでの偏愛を健太に向けているサイコ野朗のスーパーヴィラン。
ヒーロー側に対して激重感情持ってる敵キャラって昭和特撮オマージュが多い本作においては珍しくかなり現代的なキャラ付けよね。トレギアとかスピンドーとかケケラとか最近の特撮に大体一人はいる感じの人気属性。
狂気ムンムンでいささかオーバー過ぎるほどのマモの演技に感嘆。
自分が北倉だとバラす際の「広野君」の言い方だけは普段の爽やかな北倉に戻るのも怖い。
個人的にとりわけ「キモい!」と思ったのは
「私以外の影響でお前が変わっていくのは辛かったよ」
この台詞だ。
前に私はキータクラーがリメルの刺客を始末するのは「ウイングマンを倒すのは俺だ!」みたいなベジータみたいなライバルだからこその爽やかなマインドからだと思っていたんだが実際は、湿度でベチャベチャの狂愛から来る行動だったんだな。
まあ好きか嫌いかで言うと…好きだ!
次回で最終回だがリメルとキータクラーどっちも倒すには尺がキツそうだが果たして。
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アクション演劇部は健太を救えるのか!?
最後にアクション演劇部のメンバーについて
なんか前回からすっかりメインヒロイン枠取られてしまった感が凄い美紅ちゃん。アオイさんみたく健太についていかないし、今回も部活仲間の一人くらいの扱いにされてしまっていて少々残念。
尺ないし終盤は本筋の話をしていかなきゃだからそりゃアオイメインになるのは当たり前なんだけどね。均等にWヒロインって感じだったのは最初の3話くらいまでだったな。全10話の1/3はちゃんとWヒロインだったと思えばようやっとる気さえしてくる。
福本は何も知らない人々が健太を糾弾することに怒る。いいね。親友キャラやってるね。流石『ウイングマン』界の加治木。
桃子は特オタだけど目の前で起きた特撮みたいな現実に対しては目を輝かせたりはせずに普通に怖がっている感じなのがリアルでいいかなと思う。健太が異常なのよ。俺だって向こうからガチのショッカー戦闘員来たら泣く。
…ガチのショッカー戦闘員ってなんだよ
先生は地味だけどなんだかんだで生徒のこと心配する事情を知る唯一の大人というポジションなので何というか腐らないよね。いらないってならない。北倉先生のこと好きだったみたいだけどそいつ生徒(男)にガチ恋してますよ。
ちなみに演じる映美くららさんと北倉役の宮野真守さんの年齢差は4歳だったりする。
そして大事件のトリガーを引くことになった布沢ちゃん。ちょっと他のキャラに比べて圧倒的にいいところが描かれていないヘイト集めキャラになってしまっているな。ジャーナリストとして真実を暴いたというのも詭弁に過ぎないし、拡散することで何が起きるか考えずそういう良くないとこだけマスコミと同じだし。
とはいえ次週人々が背を向ける中、アクション演劇部は全員で健太を助けようと頑張るようなのでそこでの活躍に期待したい。
次回
リメルとの最終決戦が始まる!
しかしそこにラークが!?
圧倒的な力の前にウイングマンは、アオイは、アクション演劇部の運命は!
次週最終回!!
それではまた
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