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大学の卒業旅行が金無さ過ぎて群馬だった男 アメイジング RYOです。
大学の卒業旅行が!?
お隣の近藤さんは海外行ったのに!?
あと群馬4年間で散々行ってるし!!
さて
2023年に放送がスタートした『仮面ライダーガッチャード』
イベント、劇場版を経てついにメインキャストの揃う映像作品としては今回が正真正銘ラスト!
去年から冬映画枠が無くなったのでいつもより短かく感じてしまいます…寂しい。
『ガッチャード』好きだから…。
『ガヴ』楽しんでるけどそれとはまた別腹というかね。
今回はそんな『ガッチャード』の最終作
Vシネクスト『GRADUATIONS』の感想を語って行きます!
ちなみに今回は初日舞台挨拶付の方を観劇したのでその模様についても書いていきますよ!
ガッッッチャアアアァァァ!!!
【仮面ライダーガッチャード GRADUATIONS】あらすじ
今日は宝太郎達の通う富良洲高校、そして連勤アカデミーの卒業式
卒業式前にアカデミーに立ち寄った宝太郎、りんね、加治木は蓮華、錆丸と進路について語り合いそれぞれの門出を祝う。
新生活への期待と不安に揺れるのは学生達だけではなく、ミナトにも鏡花との結婚式が近づいていた。
そんな皆の様子を静かに見ていたスパナ。少し外の空気を吸おうとアカデミーから出た瞬間彼を強烈な頭痛が襲う。
スパナが目を開くとそこはアカデミーの中…
スマホに届く鏡花からのメッセージ、荷物をまとめる蓮華と錆丸、卒業式前にアカデミーに来た宝太郎達、そんな彼らを探しに来たミナト。そこで行われるやり取り…
その全てがさっき体験したことと同じなのだ。
時間が巻き戻っていて、そのループを認識できるのが自分だけと確信したスパナは仲間達に全てを話しこの異常事態の解明に動き出す。
果たして皆はこの謎を解き明かし明日への一歩を踏み出せるのか
まさにガッチャードの集大成!

今作は前談通り『ガッチャード』の最終作、そしてそれに相応しい集大成的作品になっていたと思う。
卒業式がテーマということで今作の舞台は基本校内オンリー。そして静奈やタカハシズといった数は少ないが通常学校回に登場したゲストが再登場している。
思えば『ガッチャード』ってアカデミーじゃない方の普通の学校パートってめっちゃ少なかったよな。もっとそっちでもドラマがあっても良かったよね。
蓮華と錆丸もアカデミーを卒業しそれぞれ錬金術師としての進路を決めており物語冒頭で荷物をまとめているのだが、その荷物はいずれも2人が劇中で使っていた物なので注目してみよう。こういう小ネタも多めなのも最終作らしい。
今作はいわゆる「ループもの」であり宝太郎達が無限ループから脱出するのが主な目的で世界の危機!みたいな規模の大きい話ではない。むしろスケールとしてはやや小さめ。
今作が「ループもの」なのにはしっかり意味がある。
解禁情報にもあったが今回の敵はウロボロスというマルガムとも冥黒王とも違う存在。ウロボロスとは実在する「無限」を意味する象徴であり、錬金術においても重要なシンボルとして使われているもの。
錬金術がテーマの『ガッチャード』でこの要素を放置するのはもったいないわけで今回のメインの敵に据えられたわけだ。そして学園内で起きる無限ループにも無論このウロボロスが関係している。
学園もの+錬金術=『ガッチャード』
『ガッチャード』+(無限を意味する)ウロボロス=学園ループものの『GRADUATIONS』
というわけ。
元気で明るくトンチキなことやる割にその実しっかりロジカルに作られている『ガッチャード』らしい部分はVシネマでも健在だ。
何より今作は『ガッチャード』のメインテーマにしっかり沿って作られていてそこが自分が本作を好きな1番のポイント。
『ガッチャード』のテーマとは「変化・成長・前進」
TV本編のラスボスであるグリオンは世界を金色に染めようとしたがそれは「普遍・永遠・静止」を求めたから。今ある世界を金に変えて、朽ちることも老いることも変わることもない世界を謳歌しようとしたからだった。
しかし宝太郎達若者は違う。傷つくことも老いることも変わることも恐れず前に進み成長し続けようとしたからグリオンに勝つことが出来た。
卒業は誰しもに訪れる変化の時。居心地の良かった場所を離れて、不安と期待を胸にそれぞれが自分の道を行く。
その時グリオンのように極端な思想にならずとも変化を恐れる気持ちは生まれるし「ずっとこのままでいれたらな…」という思いが胸を過ぎることもあるだろう。
そんな「誰か」の小さな思いが今回の事件の要因に繋がってくるという構成はまさに『ガッチャード』のテーマど真ん中をひた走っている。
本編ではやらなかった「変化に対する恐れ」という当然の心理を掘り下げた話になっているのも嬉しい。
他の良かったポイントとしては無限ループの原因を探るパートが挙げられる。
メインテーマをバックに皆がケミーライザー(加治木は虫取り網)を使って学園内を探索する姿は本編後半ではすっかりやらなくなっていた初期のケミー探しパートのようでなんだか懐かしい気分になるしワクワクする。
探索中の宝太郎と加治木の高校生っぽいワチャワチャとかも見ていて笑顔になる。やっぱりいいよなこの2人。
決して長くない尺の中に出来る限り色んな『ガッチャード』を詰め込んだ一作なので、当たり前かもしれないが一年応援して来たファンにはしっかり刺さる内容になっているといえる。
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これはスパナの物語

今作はタイトルこそ『仮面ライダーガッチャード』だが実質『Vシネクスト 仮面ライダーヴァルバラド』と思って良い。
去年も完全にバッファ/道長が主役だったのにタイトルはTV本編と一緒だったしあのメインになるサブライダーをタイトルにするの辞めたんかな。
今作のスパナはただ1人無限ループに気付いておりループが起きるたびに仲間達に全てを説明し、行動の指示を出す司令官的役割をしながら事件の真相に近づいていく。
鏡花とミナトの結婚を認めていながらもどこか戸惑いを隠せない姿は魅力的に映るし、苦難を乗り越えた先に彼が2人に届けたかった言葉とは…
既出の情報なので書いてしまうが本作には本編6話に登場して以降我々の胸に深く突き刺さり続けている名付け親の顔が見てみたい男No.1のあのキャラが再登場している。
そう。
鉛崎ボルト その人である。
改めて思うがなんだその名前
黒鋼スパナもだけどな!
卒業式がテーマなのだから学校パートに登場したキャラクター達が再登場するのは分かる。しかし知っての通りボルトって別に学校パートに出て来たキャラじゃないしインパクト凄かったのは認めるが「何故…?」という気持ちにならずにはいられない。
だが観てみて分かったね。ボルトを出した意味が。
これスパナの成長を描くためなんだよ。
詳しくは書かないけどその為にはボルトの存在が必須だったんだ。
…いや必須は言い過ぎか?まあなんにせよいいポジションであったのは間違いない。
ちなみにボルト登場以降、各人がボルトを呼ぶ際必ずフルネームなのがじわじわ笑える。もう弄られてるだろ。
それと今回登場のヴァルバラドの新形態 仮面ライダーヴァルバラドGTにも触れておこう。
大前提として今作はバトルの尺がかなり短めである。
GTの活躍もそれほど長くはないがそれでも可能な限り新しい見せ方をしてくれている。特にGTは腕がアイアンガッチャードの改造故に似たようなアクションになってしまうのでは?と不安があったがこの辺はしっかりアイアンと差別化出来ているので問題なし。
決め技のライダーキック結構変わり種で「なるほど!腕をそう使うのね!」って感じ。
ちょっとだけどヴァルバラド黒鋼のアクションも相変わらずめっちゃかっこいい。
ただまあとにかく短いけどね。そこはご注意を。
ヴァルバラドGTに変身する時もスパナに大きな変化が。
とはいえこの変化についてはこの回のあのシーンのことを思えばさもありなんだが。
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宝×りんの行方は…

『ガッチャード』は青春ドラマ
一年見守り続けて来た宝×りんも今回がラスト
劇中では絆こそ深めていながら恋愛関係の「れ」の字の気配さえほぼ感じないくらいお互いあくまで友達という距離感を守ってきた
予告で「まさかりんねから告白!?」と匂わせていたが蓋を開けたらどうだったかというと…
予想通りだった!!
本当にもう、本当に予想通り!!
しかし!だがしかし!
「私、一ノ瀬に言わなきゃいけないことがあるんだ」
問題はこの「言わなきゃいけないこと」を言った後なんだ。
この後が凄く…良い…。
正直私は宝太郎とりんねに恋愛的なあれそれってそんなに求めてないんだ。
で、公式的にも「まあ将来2人はそういう関係になるかも知れないけどそれを劇中では描きませんよ?」みたいなスタンスをとっていると私は思ってる
で、そんな公式がお出しして来た宝×りんのラスト。
これが本当に丁度ええ…
いっちばんいい落とし所かも知れない。
是非劇場で。
「宝太郎に言わなきゃいけないこと」をりんねが何故言えなかった。その理由もちょっといいのよね…くすぐられるというか。
ちょっとズレるがりんねが静奈に宝太郎のことで相談していたりするシーンがあって嬉しかった。
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総評
というわけで『仮面ライダーガッチャード GRADUATIONS』の感想/紹介でした。
予算も尺も潤沢じゃないのはVシネマではいつものことながら今作は話のスケールも案外抑えめで、バトルはおろか変身シーンすら少ない為物足りなく感じる部分もあるがお話としてはきちんと本編からのテーマが一貫しているし相変わらず各キャラが生き生きと動いている。
明るい部分もちょっとダークな部分も本編で描き続けて来た『ガッチャード』らしさが詰め込まれてるのでファンには嬉しい内容に仕上がっていた。
『冥黒の黙示録ラケシス』の配信もあるが、基本的にメインメンバー揃うのは本作がラストということもあり見終わった後にはまさに卒業のような一抹の寂しさが過ぎる…
ありがとう『仮面ライダーガッチャード』!!
【ホッパー1のはるやすみ】感想

同時上映の本作にも触れていこう。
まあまず思うのは…
『ピカチュウのなつやすみ』ですよねこれ?
本作は本編『GRADUATIONS』の前に流れるミニ作品であり内容としては
「宝太郎の作った新地球に住むケミー達。ある日地球に繋がる扉が何故か開かなくなってしまったのでケミー達は力を合わせて扉を開けようと頑張る」
というもの。
特徴としてはケミー達を主役にした物語でありながらCGを一切使わず実際の小道具を使ってそれを操演で動かしているという部分だ。
ホッパー1のおつかいの感じで全編描かれてると思って貰えればいいかな。
ホッパー1、スチームライナー、サボニードル、テンフォートレスなど一部だが小物が存在していたケミー達を集めた人間の登場しないケミー達だけの物語。クロスウィザードだけはちゃんとスーツで登場する。
のどかで可愛らしい温かみのある、教育テレビの人形劇のような映像が見どころか。
ちなみに日本語吹き替え版と銘打っており今作のケミー達は喋る。ホッパー1、お前そんなキャラだったのか…となること間違いなし。
『GRADUATIONS』本編の方でケミーの出番が少ないのでケミーの出番確保の為の作品って感じだがまあこれはこれで悪くない。
あとナレーションがウルルン滞在記っぽいというか、トーマスっぽいというかあの辺意識してる感じがして笑える
【舞台挨拶】感想
今回初めて初日舞台挨拶付を観劇して来たのでそれについても書いていきたい。
やって来たのは新宿バルト9

私の席はなんと…

B列15席…!!
めっちゃ前!
てかこういう舞台挨拶の最前列って基本記者やカメラマンの人達が座るとこだから一般客的には実質B列が最前席なのよね。
どうだ!これがTTFC会員日数2000日以上の実力だ!
ちなみに既にYouTubeのオリコンで私が観に行った回の舞台挨拶が観れるけどバッチリ後頭部映ってたわ
……『ガッチャード』に出たぞー!!
私はガッチャフェスやファイナルステージは現場には行けていないので生で『ガッチャード』メンバーを観たのは今回が初。まさに最初で最後。
登壇したのは主演の本島(宝太郎)さんをはじめ藤林(スパナ)さん、安倍(蓮華)さん、冨園(錆丸)さん、加部(加治木)さん、そして山口恭平監督の6名。
まあ本当に目の前だしなんなら前列のカメラマンの人らのカメラの液晶モニターが見えるから「(これがプロの持ってるカメラの映像かー)」とか思いながら見る楽しみもあるしやはり最前列は正義…!最高…!
あと最後のフォトセッションがまた最高でしてね。これ最前列のカメラマンの人らに目線を向けて写真撮るんでみんなが私の方向いてくれてる感じになる時間があったのよ。
もう少し看板下げて下さーいとか、舞台下にいるスタッフさんの指示を受けながら目線や顔を作っているキャスト陣を観たり出来るのも生舞台挨拶ならでは。
YouTubeで観れるのは5分だけど実際には30分かそれくらいやっていた(と思う)のでせっかくだからYouTubeには乗ってない部分の話を。
『GRADUATIONS』に因んで皆の卒業エピソードを聞かせてくださいみたいな質問があって本島さんは仲の良かった友達と2人でお互いの夢を書き合ったんだとか。
本島さんは「俳優」、ご友人は「プロ野球選手」と書いて本島さんの方は夢叶ったから友達も叶えて始球式とかで会えれば良いねなんて話をされてたね。
なんか昔の話だってのに素でやってることのテイストが本当にほぼ宝太郎だよなこの人。因みに別の質問の時にはサラッと本編のネタバレしそうになる危うい場面も。あぶねー!
やはり本島純政あっての一ノ瀬宝太郎。彼がいなくては宝太郎は生まれなかっただろうと心から思う。
一方、役とキャラが全然違うことで知られる陽気な兄ちゃん藤林さんはなんと海外育ちなので卒業も海外だったんだとか。かっこいー!
アメリカの卒業式はかなりあっさりしているとか、最後帽子をみんなで空に投げるみたいなアレは藤林さんが卒業する前年度に投げた帽子が目に刺さった人がいたのでやらせてもらえなかったとかって話をいつもの調子でお話しされていた。
挨拶中は基本笑えるジョークでボケっぱなし。監督にまで無茶振りをするなど舞台を盛り上げてくれた。
目の前で観た感想としては本当脚が長い。うん。
冨園さんは学生服が学ランだったので第二ボタンを貰ってもらうのに憧れて第二どころか学ランの全ボタンを誰かに配ったらしい。
第二以外はただのボタンぞ?
あと髪が常に目にかかってる錆丸を一年やり切ったことで目に髪が入っても目を瞑らない眼力を身につけたとも話していた。生アイザックもやってくれたぞ!
安倍さんは卒業式の後クラスみんなでご飯に行ってその友達とはまだ関係が続いていると話していたね。ただその話の後「って言うほっこりエピソードがあります」って自分で言ってたのがちょっと面白かった。
加部さんは4歳とかの頃に既にドラマや映画に出ていたような子役上がりのキャリア凄い人なのでそもそも学校のエピソードが少ない。あまり学校には行けていなかったと話していた。話し方も本当に終始落ち着いていて1番しっかりしてる。
山口監督は1番最近の卒業式はバイクの教習所という話で笑わせてくれた。藤林さんからの「やっぱり泣きました?」というパスにもノってボケながら答えていたり気さくで良い人なんだろうな〜って雰囲気が凄く出ていて人柄が好きになったわ。
Vシネマを撮ったのは『仮面ライダークローズ』以来とのことだが、今作も面白かったです監督!
とまあ他にも色々あったけど終始和やかな雰囲気で挨拶は終了。
いやー良かったね。気が早いが『ガヴ』のVシネマの舞台挨拶も行きたいと思ったわ。
ただちょっと気になったことが。
会場に入る前やけにおしゃれしてるお姉さん方がいっぱいいるなーとは思っていたんだが、その人達は舞台挨拶が終わるとキャストやカメラマンと一緒にサーっと全員退席して行ったんだ。
ああいう人らって舞台挨拶だけ観にくるんかな?
『ガッチャード』ではなく俳優さんのファンってことなんだろうか
いや別に良いんだけどね。
舞台挨拶付上映ってのを初めて観たんで私が知らないだけで割とポピュラーな光景なのかな?
余談
舞台挨拶が終わり、映画も観てさあ帰ろう!
としたその時!
私の目の前にあいつが!

バルト9の一階ってゴジラストアだったのか!
かっこいい!!
待てよ…今『ガッチャード』を観て来て目の前にゴジラ…ここはゴジラのグッズが集まるゴジラストア…
ならばアレがある筈!

『ちびゴジラの逆襲』と『ガッチャード』のコラボ商品!
買うなら今しかないと買ってしまいましたとさ
皆も観よう『ちびゴジラの逆襲』!
割とエッジの効いたボケがあって面白いぞ!
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