前回 100匹ゴチゾウ大作戦！【仮面ライダーガヴ 第34話】感想 楽しく食べなきゃお菓子じゃない
スイーツ食べてんのに甘さ控えめとか中途半端なことしてんじゃねえ！
って思うと同時に
カロリー気にしてるとかじゃなく「甘さ控えめ味」が美味いんじゃい！黙っておれ素人が！
とも思う男 アメイジングRYOです。
待望のランゴ兄さん回を語っていきましょう…！
あらすじ
はぴぱれを訪れたのは以前ショウマと幸果が引っ越しを手伝った佐藤律。
U.M.Aなる覆面ミュージシャンにハマった律はライブに備えてオリジナルの推し活グッズの作成を手伝って欲しいと依頼に来たのだった。
そんな和やかな依頼に全力で応える2人を裏にグラニュート界ではボッカからの闇菓子1000万個の発注に応えるべくランゴが動き出す。
引き起こされた大規模失踪事件の手口から事件の裏にランゴがいることを察知したラキアはかつての自分の過ちと向き合うことになるのだった。
プロフェッショナル・ランゴ！
またしても何も知らない
だの
いつまでもグリーンバック撮影してる
だの
初めて人間界来た時の周りの反応が痛いファッションのおじさんを見た時みたい
だの
散々言われて来たランゴ兄さんだったが全ては今回の為の布石！
ランゴが仕事人としても社会人としてもボスキャラとしても長兄としても（？）有能であることを遺憾無く発揮した今回の為の前振りに過ぎなかったのだ！
というわけで終始無双状態のランゴについて書いていきたい。
まず冒頭、社長となったリゼルと副社長のジープに対して「1000万個闇菓子作るなら頑張りますけどリスクもあるんでその辺大丈夫っすね？」とお伺いを立ててリスクを説明し、GOサインが出てから動くところがもうしっかりしてる。これでエライことになっても全部社長のせいに出来るね！
ランゴが行ったのは裁判所や映画館とは比較にならないほどの大量の人間が集まる密室にラキアの持つ幸福毒素から作ったガスを散布し、人間を強制的に幸せにした後忍び込ませたバイトに一気に刈り取らせるという目立たないようにするという部分を度外視した効率性マックスの作戦。
特に飛行機やクルーズ船と言った逃げ場のない動く密室を狩場に使う様は『クウガ』のゴ・ジャーザ・ギを思い出す。
話が逸れるがグロンギのゲゲルではジャラジが悪質とよく言われるが、個人的に力の弱い老人や子供をまとめて狙ってキル数稼ぐジャーザも同じくらい鬼畜だと思うの。
『ガヴ』に話を戻そう。
このやり口をニュースで知ったラキアの口から語られた驚きの事実。
「あれは俺の特殊な能力を知ったランゴが考えた作戦だ。」
あれ考えたのランゴだったの！？
バイトをしていた頃のラーゲ9の狩りスタイルは間違いなく歴代バイトの中で最も効率的且つ最強で、ストマック側から見たら最高にシゴデキな有能バイトというイメージだったがアレを考えたのはランゴと分かった今最高にシゴデキなのはランゴの方だという印象に早変わり。
しかもサクッとラーゲ9の毒素をくすねておいてこのタイミングで利用するところまで抜け目がなさ過ぎる。
あと何気に前回自分を裏切ったニエルブにも普通に仕事依頼した上で結構お互い気さくに話せる切り替えの早さというか、別にニエルブを恨んだりはせずそれならそれなりに仕事に活かすって考え方が出来るのも素敵。
めちゃくちゃ仕事人間だけど兄弟愛、家族愛が全く希薄ってわけじゃ無さそうなんだよな（寧ろその辺さっぱりしてそうなのはニエルブ）
シータとジープも素直に政略結婚してたら割と今でもランゴと良好な関係を気付けていたんじゃ…って気さえしてくる。
総じて、人事とか管理職よりバリバリ前線で働く方が性に合っているのでは？
という印象になったね。
親父がスパイスと結婚しだして仕事までしなくなってこのままじゃ会社ヤバい！ってなってたとこでブーシュがいなくなり長兄故に社長にならざるを得なかった人だからああ見えて本人も
「（全然向いてないな俺…）」
と思いながら頑張って働いていたのかもしれない。
やってることは間違いなく歴代でも最悪レベルの連中だけど人間臭さが凄くて不思議な可愛げが出てくるの凄いよな。
露骨な媚び描写みたいなのも全然ないのに。
アンブレイカブル・ランゴ！
続いてはバトルパートでのランゴ兄さんを見ていきたい。
こちらもこちらでかっこよかったね。
ショウマが飛行機に突入した後、実はずっと座ってその場にいたって登場からの飛行機爆破をバックにゆっくり歩いてくる姿の強キャラ感。
なんとなく映画ボスとかがやりそうなシチュエーションなんだよな。
ストマック家は皆杖をそれぞれの武器に変えるがランゴが使うのは大剣。バトルシーンでは片手をポッケに入れたまま軽々大剣を振り回し、向かってくるライダー達を切り伏せていく…
いかんな…衣装もあってかなりの濃度の厨二放射線が出ている。
これは被爆した人が結構いそうだ。
BGMもめちゃくちゃラスボス戦っぽくてかっこいい。
ランゴの持つ固有能力はオートガード。殴られればそのダメージを逆にパワーに変換できるグロッタとは真逆で、一定の威力に達しない攻撃の一切を自動的に弾くという超防御特化な、保守的というか慎重派なランゴの性格がよく出ている能力だなと思う。
〝インビンシブルゼリー〟による奇襲も届かない辺り攻撃をランゴが認識しているか否かにも関わらずとにかく全部弾いてくれるみたいだから不意打ちも全く無意味と考えるとかなり手強そう。
なんか短距離ワープみたいなことも出来るし攻撃、防御、スピードどれを取っても不足なし。それでいて慢心はせずにオーバーガヴの渾身の一撃にはバリアを何枚も展開し防いですかさずミミックキーを外し本気を出すなどまさに難敵。
ショウマを追い詰めたシーンで語られたランゴがショウマをどう思っていたのかというシーンも今回の見どころの一つ。
突然化け物に攫われ、化け物との子を産まされたみちるの絶望は言うまでもないがランゴ達もまた動揺と困惑、彼らなりの傷を負っていた。
まあ言ってみりゃ、畜産農家のお父さんがある日突然牛と結婚して「この牛が今日からお前達のお母さんです！あと私とお母さんの子も産まれたから！この子はお前達の弟だ！」って言って来たみたいなもん。
そりゃあもう想像出来ないような気持ちになるだろうな。うん。
…やっぱりブーシュが1番イカれてるのでは？
ランゴからすれば何をされたこともしたこともないある日突然弟だと言われた存在。弱いくせに何故か守られるグラニュート界にはいない外から来た異分子。
ただそこにいるだけでランゴや家族にとっての世界の形を歪に変えてしまうショウマは目障りで仕方のない存在だったのだ。
有り体に言うなら「生理的に受け付けない」ってやつかね
ドライであると同時に互いに凄まじい嫌悪がある関係って考えるとちょっと珍しいよなあ。
それでいて完全変身すると狼っぽい頭部に赤いガヴ、武器が剣とガヴ ポッピングミと似てる部分が増えてしまうのが皮肉なところ。
ところでランゴがショウマに言った飛行機の音で掻き消えてしまった言葉だが多分
「赤ガヴ。お前は生まれて来たことが間違いだったんだ」
だと思う。
「この世に生まれたことが消えない罪というなら 生きることが そう 背負いし罰だろう」
『DIE SET DOWN』の歌詞がピッタリ合ってしまうキャラがニチアサに出てくるとは…
ラーゲ9の罪と後悔…そしてヴラムに新形態！？
ランゴ無双の裏でサイドストーリーとして展開されたのはラキアがラーゲ9時代の過ちに改めて向き合うというもの。
まあ最初はマジで味方になる可能性は0だろってレベルで悪どいというか、今みたいに男女問わずワーキャー言われるキャラになるなんて思いもしないくらいのヒールだったもんな。
ラキアがヒトプレスにした人々はショウマとの共闘で助け出したが極めて効率的な特上スパイスの集め方をストマック社に教えてしまった事実がここに来て重くのしかかる構成は巧みだ。
もうラキアは完全にコメル殺しの犯人探すだけが個人のドラマだと思っていたのにそういうアプローチでさらに掘り下げるか。
親しくなった人には自分の隠し事や間違いを知って欲しくないという思いを吐露したラキアに対しショウマは
「分かるよ。俺もそうだったし。」
と返す。
本当にショウマもそうだったから頼もしいのよねいつも。ラキアがぶつかる壁一通り全部ショウマが先にぶつかって乗り越えてるからショウマがいればこの一連でラキアがおかしなことになる事はないなと確信できる。
罪を見つめ直しそれを幸果さんに告白するのかは分からないがこのイベントもまたラキアを一皮剥かせてくれることになるだろう。
そして公式からお出しされたびっくり情報
既出だった第3クールのメインビジュアルが今回の放送後変更されてヴラムがパワーアップ確定！
パフェ？プリンアラモード？
仮面ライダーヴラム プリンアラモードカスタムとかって感じになるのか？
分からないがビジュアルかっけえしこりゃ楽しみね。プリンのトッピングの定番であるさくらんぼを角みたいにしてるの好き。
今回でヴラスタムギアが壊されたしこれもパワーアップの布石なんかね
あとどうでもいいが小学生のドリルで日本語勉強してるのちょっとあざといなキミ。
あとランゴに狙われたクルーズ船の名前がワンダフルハッピー号なの微妙に前世にかかった名前なの笑う。
ワンダー大航海！
次回
狙われたU.M.Aのライブ！？
攫われた人々を救い出せるか！？
ゴチポッドの新たな力 仮面ライダーガヴ マスターモードでランゴを超えていけ！
それではまた
次回 逆転！覚醒！マスターガヴ【仮面ライダーガヴ 第36話】感想 この場所は奪わせない
余談
デンテ叔父さん、これ最後まで死にませんね。
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