前回 燃える密着！見せてやるんだ指輪のパワー！【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第39話】感想 関ィ！関ィ！サブスクパワー！
お化け屋敷未経験な男 アメイジングRYOです。
マジで入ったことないと思う。あれっていつ入ろうって話になるの？
怖いのは得意じゃないけど怖いから入らないとかじゃなく今までの人生に機会が無かったのよね本当に。
志田角乃降臨！そして衝撃の正体バレ発生の40話を語っていきましょう！
あらすじ
ある日部屋から降りて来た吠はテガソードの里がおどろおどろしく変貌していることに仰天する。
店だけでなく街全体がまるでお化け屋敷のように不気味に成り果てておりこれはお化け屋敷ナンバーワンを名乗るお化け屋敷ノーワンの仕業だった。
街や店を元に戻すべくゴジュウジャーはお化け屋敷ノーワンの生み出した最高のお化け屋敷に挑むことに。
巻き起こるお化け屋敷ナンバーワンバトルにリボンも参戦し戦いは混迷を極める！
衝撃のアバン！鬼の帰還（リターンオブトウサク）
まずはいきなりビビらされたアバンの話題から。
諸々の事情で役者の交代という事態に陥り一時はどうなるかと思ったがなんとかこの回まで漕ぎ着けらたことにまずは感謝。そして制作の皆さんに「お疲れ様でした」と伝えたい。
しかし代役の立ったこの回最大の問題は役者が変わってしまったことをどう処理するかだった筈。
作中では同一人物という設定でも明らかに別人になっているというこのデリケートな問題。個人的には「初めから角乃は志田さんですよ？」とばかりにしれっと何事も無かったかのように済ませてしまうのも全然アリだと思っていたのだが…
そこはさすが東映。さすが『ドンブラザーズ』からの刺客。そんな緩いことはしない。
アバンの数分を丸々使って角乃の顔が今森フェイスから志田フェイスに変わったことにガッツリ触れ「どうしてこうなったのかというと…」ﾖｰﾄﾞﾝﾄﾞﾝをしっかり説明。そして誤魔化しなく堂々と「これがこれからの一河角乃です！」と言ってみせたのだ。
これまでの角乃に変に気を遣わず、オニシスターネタを自重することもなく全力ではっちゃけてくれてそれがどうしても悲しくなってしまう今回の交代劇を明るくしてくれたように思う。
OPは志田角乃を加えた新規映像が追加され、ようやくこちらからも後ろめたさが消え明るいOP映像が帰って来てくれた。志田さんのダンスもキレキレでお見事。さすがは戦隊OG。頼りになる。
早速『ドンブラザーズ』の頃から爆発していた圧倒的な表情の豊かさと愛嬌のある可愛らしさで角乃を好演。黒い戦士なのに画面を鮮やかに彩ってくれた。
ただちょっと感じたのは一河角乃というキャラクターがほぼ志田さん、もとい鬼頭はるかに侵食されてないか？
お化け屋敷でめちゃくちゃにはしゃぐとことかOPの変顔とかもはや前の角乃とは実質別キャラになっているレベル。個人的には敢えてそうしてるのかなとは思うんだけどね。
やっぱり今森さんのやる角乃は今森さんにしか出来ないんだよ。そして志田さんが頑張って今森さんに寄せる必要はないと思うんだ。それこそ別キャラになってしまってもいい。我々はもう志田こはくの一河角乃が見たいのだから。
変に寄せに行くと中途半端になったり志田さんの良さが出なかったりもするだろうし。
リメイク作品見る時とかも思うけど比べることはあっても前の人と同じじゃなきゃいけないなんてことはない筈だから。
ともかく無事バトンは志田さんに繋がった。角乃の戦いも最後まで見届けよう。
推した貴方は妹の仇…父親譲りの凶悪正体バレ展開
衝撃のアバン、賑やかで楽しいお化け屋敷ナンバーワンバトルから一転し終盤の陸王とブーケのドラマはクソ重いドシリアス展開でこれまた衝撃。
最悪のタイミングでずーっと引っ張って来た陸王とブーケの正体バレイベントを起こすのが実にお父上の脚本に似ておりますな亜希子先生。下手すりゃ敏樹よりエグさは上かも知れない。
スレ違い仮面劇とドラマチックな正体バレ展開は敏樹が得意とするパターンだがそれがしっかり継承されてるようで俺は嬉しい。
そしてそんなショッキングな展開をしっかりとした演技力で更に悲劇的にしてくれたのがブーケ役のまるぴさん。リボンを失った際の嗚咽、レオンへの怒りに震える声、陸王がレオンと知り絶望の絶叫とベクトルの違う感情の演技をいずれも巧みにやってのけた。
「許さない…絶対に許さない…青のテガソード」の時の怒りに震える声が特に好き。めちゃくちゃかっこいい。
街を壊し人々を傷つけるリボンを止めようと戦った陸王、最後までリボンを勘違いしたままだったがそれでも愛した妹を失ったブーケ、仲間を奪われ怒るファイヤキャンドル…
敵も味方も本当に気のいい奴らで、でもそんな気のいい奴らが譲れないものの為に戦って、相手の大事なものを奪って、奪われた気のいい奴らは憎しみを募らせていく。
お馬鹿なノリとかナンバーワンバトルとかで中和してるけど実際はめちゃくちゃハードで悲しい話だよなこの作品。敵の仲がいいのが癒しじゃなく辛さを助長しているのが上手い。
リボンはキャラが定着する前に退場してしまった感あるけど元々この展開の為に生み出されたキャラのようなのでそこは致し方ない。リボン本人もラブいものがなんなのか分からず苛立ってるってキャラが最後に判明しそこはいいなと思ったね。
しかし陸王は前はファンに刺されそうになって、今度はファンの妹殺っちまったらファンに憎まれ本人はいい奴なのに不憫すぎる。リクオニストってのは呪いか何かなのか。
みんなを笑顔にする最高のアイドルを目指す陸王にとっての最大の障害。それこそが自分を憎むファン つまりはブーケなわけだ。
彼女の笑顔を取り戻す。これが陸王にとっての最大最後の試練になりそう。
譲二の使い方が上手すぎる
お化け屋敷ナンバーワンバトルは普通に楽しかったね。
特に譲二の件全般が非常にお気に入り。真白と譲二って組み合わせも個人的に嬉しいとこだった。
ちなみに画像はオフショットで真白役の木村さんが譲二役の小林さんの落武者コスがツボで笑ってるとこなんだとか。いい写真だなあ。あと『補ジュウ計画』でよく感じるんだけど木村さんは本当に笑顔が可愛い。
可愛いで言うと吠のお化け苦手属性が判明したね。お前は本当にあざといねぇ…吠ぅ…。
仮装した角乃と竜儀が魔女と青鬼だったのは…まあそういうことだよね。黄鬼だとあまりに露骨だからズラしたのかな。
行くだけでDXテガソード貰えるお化け屋敷。これは流行るぞ。入場料7〜8,000円くらいにしなきゃかもだけど。
お化け屋敷ノーワンの作り出したお化け屋敷を同じエンターテイナーとして素直に気に入ってたり、人を襲って怖がらせるなんて誰でも出来る安易な手段に走ったことにガッカリする陸王も好感度高かったし全員の個性や良さがふんだんに出ていて楽しい時間だった。
角乃関係の振り切ったシーンの数々、エンタメしていて楽しいお化け屋敷ナンバーワンバトル、しんどいくらいシリアスな陸×ブーと体勢を立て直した一発目の放送は見どころ目白押しで好きな回になりました！
次回
絶望、失望、怒り、恨み…
とめどなき感情がブーケから“慈愛”の名を奪う！
そして現れる最後のノーワン…創世ノーワンの持つ力とは果たして
それではまた
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