前回 人間界はどんな味?【仮面ライダーガヴ 第43話】感想 今はまだ胸の中に
小学生の時にすでに今の身長だった男 アメイジングRYOです。
人間の寿命が12年だったら俺が最強でいられたのに…。
何においても早熟のまま走り切れる人って中々いないのよね。
総集編&映画への導入、そして新事実判明の44話を語っていきましょう!
あらすじ
鳴り響く警報
迫る追手。弾ける弾丸…
グラニュート界より逃げ出した青年 ショウマ・ストマックが母のいた人間界にやって来てから随分月日も流れたある日ショウマは意外な再会を果たす。
廣井始。
最初にショウマを拾い、ショウマが最初に深く関わった人間。
再会を喜ぶショウマは始をはぴぱれに案内し話し始める。これまでのこと、今のこと。その記録を。
しかしその裏でまた新たに闇菓子に魅入られた哀れな新人バイトが人間界に侵入。
そしてまだ誰も知らない脅威もまた“扉の向こう”から迫っていた。
嬉しい再会と総集編

4クール作品で子供をレギュラーにするのは中々難しいと聞いたことがある。
理由は子供の成長スピードにあって成長期はグングン身長が伸びてしまい衣装にも支障が出るし撮影期間内であまりにも体格が変わり過ぎると本来想定していた画にならない危険もあるなどの理由からだ。
その「ちびっ子レギュラーにすんの怖い」ってのをまざまざと教えてくれたな始くん。
デカくなり過ぎ!びっくりした!
なんでも11cm伸びたんだとか。ついでに声変わりもしちゃってなんとまあ立派に…。
1話なんて本当に小学生のちびっ子って感じだったのに声変わりしたのがデカいのか随分大人っぽくなっちゃって(演じる平野さんは12歳)。
「えー!大きくなったねぇ〜」という親戚の子を見るような感覚に日本中の特オタが襲われたらしくXでも無事「声変わり」がトレンド入りを果たした。
「僕が拾ったのは仮面ライダーだった」
これは何回か書いてるけど『ガヴ』の大きなテーマの一つであり番組のコピーになる可能性もあったワードでまさかそれをそのまま始くんの台詞に使うとは憎い。その辺の事情を知ってると更にニヤリとさせられる。
「幸果さんは俺のことも全部知ってるし」
「あの姿のことも?」
ショウマが最初に知り合った人である始は非レギュラーでありながら人外であることも、ガヴのことも、ゴチゾウのことも、変身のことも全部知っているという思えば随分イレギュラーなキャラだ。
始に正体がバレない方がいいことを教わりそれ以後ショウマも徹底してそれを守っているからこそこうして始の特異性が際立つ。ショウマの人間界での生き方の軸を作ってくれたのが始なんだなぁ。
今回はショウマが始に自分のこれまでを話すという流れで展開される総集編だったわけだが総集編のゲストとしちゃかなり適任だったと思うね。
…しかしこうなってくるとやはり気がかりになるのは4話に登場した仲村さん夫婦。あの2人にも何かしらの救済というかショウマが生きてるってことを知るみたいな件を用意して欲しい。めちゃくちゃいい人だったからな。
思い出しながら総集編を見て改めて初期のロードムービー編から作品として完成度高かったよなと感じた。
一方でチョコダンって全然使われてないな…という思いが過ぎったのも総集編ならではか。
「ショウマくん。また会えるよね?」
不穏じゃないかやめてよ…まあ次回ニエルブの入れ知恵でショウマが大きな決断をすることになるらしいんでその展開への前振りを兼ねての台詞かな。
始を乗せて走り出す前のスキール音がたまらん。ホンダCRF250らしいね。ショウマのバイクって。
1話では誰に知られることもなくバイクに跨り1人街を去っていたショウマが今回は始を背後に乗せて走り出すのも素敵ね。
今のショウマには背後に乗る人も、帰ってくる場所もあるんだなぁ。
ブーシュ・ストマックさん、まだ株が下がる

・人間を攫って食い物にする会社の社長
・食料同然の人間と結婚し子作り(人間は当時女子大生)
・子供達にそのことを相談しないどころか命令で従わせる
・双子をネグレクトし2人の共依存のきっかけを作る
・嫌がるショウマを無理矢理鍛える
・みちるとショウマには泥しか食わせないし軟禁する(幸せにしない為)
・2人に傾倒するあまり会社のことを全て子供達に押し付ける
・そもそも経営の才能がない←NEW!
なんだこいつ…まだ株が下がるのか…
しかも会社説明のPR動画では「堅実で安定した経営を進めました」なんて随分物は言いような飾り立てられかたしてるし…。
ゾンブ、ランゴに比べて説明文短過ぎて経営者としては特に言うことが見当たらない人なんだなってのを察す率
いやまあ考えようによっては人間を食い物にする事業の才能がない=そんな残酷になれない優しいやつって見方もできるんじゃないか!?
みちるとショウマを愛していたのはガチだったらしいしさ!
…無理か?このフォロー。にしてもやらかし過ぎか?
長らく謎だったイカれ親父の死んだ理由だがついにランゴによって暗殺されたという事実が判明した。やはりランゴが…。
前にも書いたんだけどランゴのモチーフってフェンリルだと思うんだよね。そしてブーシュは逞しい髭からオーディンが元ネタだと思ってる。
神話ではオーディンはフェンリルに食われたって話があるからやっぱりここの読みは間違って無さそうだ。ランゴのブーシュ暗殺は神話の展開を落とし込んだやつでしょ
今回は総集編なので色んなキャラの視点での回想が描かれたがニエルブによって仮面ライダーが解説される件も面白かったね。
「(ヴラムの説明で)いいデザインだね」は手前味噌過ぎて笑った。自分で作ったものはちゃんと大好きなの可愛いな。
一方でゼリーを使った後は隙があるからチャンスという助言もあるのが敵視点特有で好き。
「不屈の精神とは彼のためにある言葉」「ガヴは絶対無理だから逃げてね?」など敵であっても褒めてあげる説明がなんとも憎めない。
あと扉の間での「ほとんどの扉は人間界に繋がっているけど別の世界に繋がる扉があるのかもね(カメラ目線&扉を閉める)」のとこも好き。
ストーリーテラーかお前は。ほぼ『世にも』のタモさんのムーブじゃねーか。
そしてまさかの天国(?)から総集編してくれたシータとグロッタ。なんでもあの羽まみれのとこにいたのには理由があるんだとか。それは一体。
「まぶしくて戻れない瞬間」ってこの2人にも掛かってるのいいよね。死んだキャラに1番似合うワードかも知れない。
やはり弓=剣なのか…ちょっぴり残念ニエルブ兄さん

最後はバトルシーンのことを。
総集編でも新規の凝ったバトルをやってくれるのは非常にありがたい。
『ガヴ』の狭い路地でのバトルはマジでハズレがないね。今回も凄い良かった。
しかし1つ残念なことが!
それはヴァレンのドロップキックで弓をへし折られた時のこと。
近接であっても弓矢を弓矢として使い射る攻撃にこだわるニエルブが好きだったんだが折れた弓を双剣にして攻撃のスタイルを切り替えヴァレンに猛攻を浴びせてしまったのだ。
前にも書いたけど特撮って弓=剣ってのが非常〜に多くて、弓を弓として使うことってほぼないのよ。だからこそニエルブの弓をあくまで矢を射る道具として使うスタイルが逆に新鮮で好きだったのに結局お前も弓=剣なのかよ!
がっかりだよ!!
いやまあアクション自体はかっこよかったし、蛇っぽい独特の動きでヴァレンの足元に潜り込むとことか好きなんだけどさ…。
弓を弓として最後まで使うキャラはいつ現れるのだろうか(ぶっちゃけ探せば過去作にいるんだろうけど)…。
次回
ニエルブがショウマに大接近!
ショウマはその提案に決断を迫られる!
鍵はグラニュート界の大統領選挙か?
そして週末は劇場版だ!
それではまた


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