前回 急な寒波に御用心【ウルトラマンオメガ 3話】感想 タメ口解禁
この世界に爪痕を残したい男 アメイジング RYOです。
手段は問わない!と書いちゃうとスーパー犯罪者になる可能性あるんでもちろん良いことでね。
今はとにかく爪を研ごう
…そろそろ爪が無くなってきた気もするが。
元ヒビキ隊長登場の4話を語って行きます!
あらすじ
倉庫にパワフルおじいちゃんがやって来た!
その名はオオヤ サブロウ
コウセイとソラトが住む倉庫のオーナーで2人にとっては大家でもある恩人だ。今日は休みのサブロウはコウセイを釣りに誘いに来たのだと言う。
喜ぶコウセイだが直後アユムからも怪獣調査のためにソラトを呼んで欲しいと連絡が入りこれがきっかけでソラトとコウセイは些細な喧嘩をしてしまうことに。
2人は仲直り出来るのか。そして街に現れた巨大な爪痕の主人とは果たして。
女子かお前は!悩めるコウセイ

あらすじや予告じゃ今回の件をソラトとコウセイの喧嘩って書いてるけどほぼコウセイの一方的な「拗ね」だったよね。
ソラトはウルトラマンになれるし怪獣の知識がある、アユムは未知の怪獣を率先して調べる立場にある。ならばコウセイには何が出来るのか。
今までは常識のないソラトをフォローする役があったがメキメキ社会性を身につけ成長するソラトは今や1人で電車にも乗れるしいちいちコウセイが世話を焼いてやる必要もなくなって来ている。
「コウセイは釣りに行けばいいじゃん」
悪意なく言ったソラトの言葉はコウセイには
「来て何すんの?wすることないっしょw?」
とでも聞こえてしまったのだろう。
自分に何が出来るのか分からず周りに比べて自分が遅れてるって思ってしまう感じも、そう感じてる時は人の言葉のありもしない裏を読んで勝手に卑屈になってしまうのも分かるなあ。
どこまでも等身大に描かれた若者でいいよなコウセイ。
見ようによっては子供が自分が思っていたよりずっと成長していたことへの戸惑いと、自分から羽ばたいて行ってしまうのではという不安で少々センチメンタルになっていたようにも見えるが。
やはり母ちゃんなのでは?
それにしてもプリプリ怒ってる時のコウセイがちょっと可愛くって微笑ましかったね。あの辺はシリアスになり過ぎないよう気をつけたのかコウセイ役の吉田さんの放つ雰囲気や技が光る場面。
表情の豊かさは毎度のことながら特にプンプンしながら車に向かうシーンの歩き方とか何あれ。
ジブリヒロインかよ。
「嫌な奴!嫌な奴!嫌な奴!」
戦いが終わった後にソラトに「コウセイが見えた時ホッとした」って言われて照れくさそうに歩ってくとことかとにかく表情で感情を表すのが上手いわ。
パワフル聖人オオヤ サブロウ登場!

続いてはコウセイに夢を探すまでの場所を与え、ソラトの居候も許しその他諸々含めて好好爺と言うよりもはや聖人の域に達しているオオヤさんの話題を。
演じたのは『ダイナ』でヒビキ隊長を演じ、ニュージェネでは『オーブ』などにも出演しているベテランウルトラ俳優の1人 木之元亮さん。
御年73歳という衝撃。声の張りがもう一般人の73歳ではあり得ないレベルよね。流石に見た目はだいぶお変わりになったが声でまだまだあの声がデカい頑固親父のヒビキ隊長を思い出させる。
フランクでファンキーな見た目でエネルギッシュに溢れ豪快に笑う。だけど時に悩める若者を優しく諭すように導くかっこいいお爺ちゃんを好演。こんなん嫌いな人いませんからね。
『オーブ』の時もそうだがサブでも美味しいポジション貰いがちなのは木之元さんの溢れるパワーから生まれる圧倒的な説得力の賜物だろう。
超が付く好青年のコウセイと並ぶとまためちゃくちゃ引き立つのよ。とんでもなく画が爽やか。
好青年×好好爺の清涼感はほぼブレスケアと言ってもギリ過言だろう。
「将棋は1人で戦うんじゃない。20人の個性豊かな仲間たちと戦うもんだ。」
これをSUPER GUTSを率いた元ヒビキ隊長に言わせるの憎いよね。うん。さり気ないのが実にいい。
硬くなってるって言うか辿々し過ぎて不自然になってるソラトの挨拶に微妙に困惑してる様とかも好きだったなあ。
コウセイ達の住む倉庫のオーナーという立場上かなり出番に恵まれそうなので準レギュラーとは言わないまでもあと2〜3回は出て来てくれると期待している。
ソラトの知らない怪獣!?刃爪怪獣テリジラス襲来

前回に続きまた鳥系怪獣か…と思ったが同じ鳥でもペグノスに比べて随分おっかないやつだったなテリジラス。
まあそもそもテリジノサウルスって恐竜が何故か怪獣化したのがテリジラスだしビジュアルが鳥っぽいだけで別に鳥怪獣ってわけじゃないみたいだしな。
刃爪怪獣って別名がいいね。響きも字面もかっこいい。
テリジラスが縄張りに爪痕を残すと知ってソラトが柱を殴って傷跡をつけて縄張り意識を刺激する件は判明している怪獣の生態を逆手に取ってる合理的な行動なのとあのシーンのソラトが不適でかっこよくてここもお気に入りの場面。
バトルパートの見どころはやはりレキネスアーマーの初陣。
肩にレキネスカリバーを担いだままの飛び蹴りから始まり力強い斬撃と念動力による拘束、そしてやり過ぎなくらいのめった切りと剣と念動力というフォームの強みは過不足なく描けていた印象だ。
ただやっぱりレキネスと2人でボコった方がいい気が…。レキネス単体だと念動力で怪獣を浮かせるみたいなのは無理だったりするのかな?
そして今回の気になったポイントはソラトにも知らない怪獣がいるということ。最後にこれについて少し考えてみよう。
これまでの怪獣とテリジラスの違いは出自の明瞭、不明瞭である。グライムもドグリドもペグノスも突然現れた存在でその出自が不明なのに対しテリジラスはテリジノサウルスという生物の進化だと明言された。
そしてソラトは出自の分からぬ前者3体のことは知っていたのにテリジラスのことは知らなかった。
ひょっとしてこの1〜4話の中で純粋な地球怪獣はテリジラスだけで残る3体は地球外から持ち込まれたものとか?
ソラトが知っていたのは宇宙を巡り戦っていた頃に見たことのある怪獣達で地球で独自の進化を遂げたテリジラスのような怪獣に対しては全くの初見みたいな。
何者かによって遥か古の時代に既存の怪獣(グライム達)が地球に持ち込まれ地の底で眠っていたんだけど目覚めの時に伴い封印が解かれたとかなのかなーってのはぼんやり思ったね。
ただソラトは1話で「美味い…美味しい…デリシャス」って断片的に地球の言語を色々知ってるっぽい描写もあるから昔地球にいたことがあるみたいな線もあって、そうなるとまた話が変わってくるし。
まあまだまだ分かりませんな。でもこういう予想してる時間が1番たのしかったりするからヨシ!
次回
ソラトが1人で旅に出る…
出会ったのは少女と可愛いヘビ怪獣!?
喜べ皆の衆!操演怪獣回だ!
それではまた


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