前回 霧降山の伝説【ウルトラマンオメガ 8話】感想 科学力ガチサークル
貧すれば鈍するを地で行っていた男 アメイジングRYOです。
今は多少改善されました…良かった。
お金が全てじゃないけど無さ過ぎるとやりたい事も出来ないし、可能性が閉ざされていってしまうのが怖いところだ。
総集編明けの9話を語っていきましょう!
あらすじ
朝から白熱するソラトとコウセイ。
給料日前に金欠になってしまい朝食がバナナ一本しかなく、どちらが食べるかでじゃんけん勝負をしていたのだった。
お金がない事を嘆くコウセイを尻目にスマホには「冬眠怪獣が発見された」とのニュースが流れ2人は現場に行くことに。
アユムとも合流し3人は怪獣の見つかった敷地の主人である大金持ちのカネナリと出会うのだった。
「楽しい」に貧富は関係ない

大まかな流れは「怪獣を利用しようとした金持ちが酷い目に遭う」というシリーズではど定番の展開ではあったがそこに「お金」の要素をより強く足した事で独自の工夫も忘れてはいない仕上がりになっていた今回。
お金がある筈なのに理想とは裏腹に楽しく無さそうカネナリとお金は無くても人生を楽しめているコウセイを対比させたり、お金は無くても「楽しい」を分け合うことは出来ることを描いたラストシーンは好きだったな。
ソラトとコウセイのお金ない男の二人暮らしのバカテンションみたいのって往年のドラマっぽいノリでこれまた好き。
『ひとにやさしく』みたいな雰囲気でさ。
知ってる?『ひとにやさしく』。
私の1番好きなドラマなんだけど。
あと『アットホームダッド』ね。
カネナリも単なるステレオタイプの嫌な金持ちじゃなくコウセイ達に影響されて部下を助けようと自ら動ける人物であり、金儲けに自分自身が支配されている事に薄々気付いてるような描写もあったりと悪くないキャラになっていたがそれだけに迫るグビラに対して「待ってくれ!金ならいくらでも払う!」はちょっと愚かに描きすぎな気もしたかな。
単なる嫌な金持ちキャラにならないように配慮されていたのにあそこだけザッツ嫌な金持ちになっていて違和感があった。
お金を「何かと交換するための道具」って形容したのは新鮮だった。記憶のない異星人のソラトだからこそ出てくる見方というか。
金も所詮は道具って考えは心の隅に置いて生きていきたいものだ。
しかしコウセイ、ソラトが来るまで給料日前に金欠になるなんて無かったってしっかりしてるなあ…
あたしなんかコウセイの爪の垢どころか指食わせてもらわなきゃいけませんよ本当。
今回の話のテーマは「お金」だった訳だが、やはり思い出されるのは昨年の『インターネット・カネゴン』 だろう。アレ8話だからほぼ同時期に同じテーマの話やってるのよね。
あっちは『アーク』屈指のギャグ回ながらお金の流れを解説したり、お金が失われてしまう事で世の中に起きる問題などを取り扱ったことの他クレバーなエピソードに仕上がっていたが今回はもっとお金にまつわるメンタルの話というか
「お金の事ばかり言ってると楽しくなくなるよ」
「お金が無くたって楽しい生き方はあるよ」
ってのが主題で「お金とはなんぞや」みたいな『インターネット・カネゴン』とはまた全然違うお話になっていたな、と。
そういやまた別の作品だが最近マネーナンバーワンバトルでもお金に絡んだ話やったばかりだな。
令和のちびっ子はお金との付き合い方もヒーローから学んでいくんだね。
あと地味〜にアユ姉の「公務員はアルバイト禁止!」もお金にまつわる話…か?
可愛い顔したわるいやつ!狡猾なるグビラ

栄光の『初代マン』怪獣のグビラさん。
一時期は「出て来ても死なない善良な怪獣」としてのポジションを確立していたものの昨今はオカグビラなど新個体も登場し立場にも変化が生じ出し、ついに今回で狡猾なハンターとしての新たな顔を見せて来た。
まあ去年のオカグビラは「てめー!◯されなかっただけありがたいと思え!」ってくらい終始お邪魔虫だったりしたしすっかり保護され怪獣キャラは卒業した感あったんだけどね。
狸寝入りを決め込み近づいて来たやつを食べる。しかも周りに人間が集まって来たのを感じ取り目を覚ました辺りどうやら人間をバリバリ食べる獰猛な肉食魚だったようだ。
新たに判明したのは生態だけでなく鯨の潮吹きよろしく強烈な潮を頭部の噴気孔から発射するという新技まで披露。お前ドリルだけの一発屋じゃなかったのか…。
昔からいる怪獣にある日突然新技が配られるのも今やそれほど珍しくも無くなったよな。
潮吹きでオメガとトライガロンを圧倒するが、トライガロンアーマーが登場してからは〝トライガロンクロークレッセント〟で噴気孔を潰され逆転を許し最後は〝トライガロンクロークロススラッシュ〟で3枚におろされ爆散した。
ちなみにオカグビラじゃなくグビラが明確に倒されたのはどうやら映像作品では『ウルトラマンサーガ』以来およそ13年ぶりのようだ。
13年前っていやあ「ワイルドだろぅ?」が流行語だった時代。随分長かったなあ…
おめでとう(?)グビラ!
いや実際めでたくはあると思うよ。一時期のゴモラみたいにヒーローのイメージ付きすぎちゃってウルトラマンの敵をやれないなんてなっちゃうと勿体無いし。
あと今回なんか爆散する時爆発から肉片みたいなの飛び散ってなかった?なんだそのディテールの細かさ。たまにあるけどさ。
でもやっぱり可愛いと思うよグビラは。
PS2の『ウルトラマン』でグビラの尻尾を掴んでジャイアントスイング出来るんだけどその時手足をバタバタさせて「助けて〜!」ってやる様を見て以来ずっと可愛いイメージがある。
怪獣然とした狡猾で獰猛なヒールになっても俺はグビラを可愛いと言い続けたい。
次回
太陽倉庫に密着取材!?
2人の秘密の危険が危ない!!
そして個人的に大好きな溶鉄怪獣デマーガ出現!
それではまた
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