前回 バトルで勝ち取れ!一攫千金!【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第27話】感想 一擲千金、良縁の元
自分の思ったことや感じたことを書き綴るこの感想ブログという媒体は決してAIに奪われないものだと思う男 アメイジングRYOです。
でも凄いよねAI
仕事でたまに使うと「なんでも知ってるなお前!」ってなる。
…この感想タイムスリップして来た人が言うやつか?
慈愛のブーケ復活!の28話を語っていきましょう!
あらすじ
バトルフィーバー指輪を持つクオンAIコンツェルンのNo.2 設名新によってブーケが誘拐されてしまった。
設名は高度なAI生命体であるブーケを分析してクオンを蹴落とし会社のナンバーワンになることを目論んでいたのだ。
また囚われたゴジュウジャーは願いを持たない吠以外設名の開発したウィッシュジェネレーターにより理想の夢の世界から目覚められない状況に追い込まれていた。
吠は皆を目覚めさせるべく設名の元に急ぎその道中ブーケを救出するためにやって来た真白、ファイヤキャンドルと合流するのだった。
暗躍する設名を倒すことは、そしてブーケは記憶を取り戻せるのだろうか。
推しを推すのを止められない!これがブーケ嬢の「愛」だ!

前回の感想で私は「今回と次回は複雑になり過ぎたブーケの愛を整理する回になる」的なことを書いたんだが…
なんか…そんな大層な話にはならなかったな…。
はやい話が「なんと言われようと推しを推すのを止められない!分かって下さい!」ってだけのシンプルな話だったし、テガジューンも「まあしっかり仕事するなら何も言いませんよ」みたいな反応だし想像より遥かに軽かった。
まあ「ブーケは陸王のこと好きだけどそれってブライダン的に大丈夫なん?」って部分に切り込んで一応の決着を付けたって考えれば意味のない回って訳じゃない。ブーケがリクオニストなことを周りはどう思ってるのかってのかが分かってれば見やすくなりそうだし。
目の前で陸王のブロマイドを破かれたシーンの
「フルフルボッコ確定〜!オルルルァァァ!!」
の巻き舌で笑った。えらい甲高い声なのも面白い。
今回は新の乗ったアイアイザーを愛機 カレンデウスで迎撃し実質巨大戦をブーケが担当したりと変則的な構成だったのも見どころ。カレンデウスもミニプラ出して欲しいな…。キングキャンデラー、テガジューンと並べたい。
記憶を取り戻し勇ましく戦うシーンのみならず自分のために戦ってくれたファイヤキャンドルに感謝を述べたり、新に生成されたとはいえ本来味方の機体であるアイアイザーを倒すことに胸を痛めていたりネタキャラとしてではないちゃんと慈愛のふたつ名を持つに相応しい人物であると描写しているのはいつものことながら素敵だ。
これがあるのと無いのとじゃだいぶ好感度が違ってくる。
テガジューンは敵の首領でテガソード様に迫って無理矢理キスしたり酷いこともしたが部下達に実にきちんとした上司なようでブーケの謝罪を受け入れ、ひとまず陸王の件も不問にしてくれたりとブライダンのホワイト企業化が止まらない。
それで言うと語らずにいられないのはやはりファイヤキャンドルの活躍だ。
ちょっとロビーでの槍捌きとか社長室でのブーケとの戦いとか三本木さんのアクションのレベル高すぎるな…一切スタント無しであそこまで動けるだなんて。
演技上手いし、動けるし、おもちゃレビュー出来るし、変な名乗りギャグあるしかなり万能な俳優さんで『ゴジュウジャー』終わったら1番跳ねる気さえする。
人間は嫌いだからブーケの気持ちは分からないしテガジューンの言うことは間違って無いと思うが、それでも自分とは違うブーケをリスペクトしてるし今のブーケを否定もしないと言う最高の同僚っぷりに憧れる。男がなりたい漢なんだよファイヤキャンドルって。
設名新の刹那の天下

前編、後編共に1人でゴジュウジャーとブライダンを振り回した何気に結構すごい奴 設名新。
その名の由来は刹那の時だけ新社長とかそんな意味だったのかな?と思うくらいのやられっぷりだったが私は好きだよ。しぐたんだし。
結局はずっとクオンの掌の上だったというオチ含めていい小悪党だった。
AI研究者にも関わらず「AIが愛とか吐かしてんじゃねぇ」と見下し、他人の願いを醜く歪めて操り、自分以外を馬鹿と考える傲慢さとカスっぷりを見事に水石さんが好演。
流石本人曰く「クズ役が多いです。悪いことは作品の中でやり尽くしたと思います。」
その言葉に偽りなし。もはや本人の経歴の中では時雨役がかなり特殊なものになってそう。
まあ前回も書いたけど纏ってる怪しげな色気にクズ役とか悪役が似合い過ぎるんだよなこの人。
新の場合は単にカスなだけじゃなく水石さんの好演で腹の中に仕舞い込めないほどの野心を強く感じれて結果人格はアレでも強く願う人間が好きなテガソードなら新を選ぶのも納得って気がした。
クオンに全てがバレて情けなく狼狽する姿もびっくりするくらいハマるし上手い。多分あんなシーンもめっちゃやってるんだろなとキャリアの長さを感じる。
バトルシーンではキレッキレのエンゲージから即キラーバトルジャパンにフォームチェンジしワイルドウルフとポーラー2人を相手に善戦。
腕からのミサイルとか胸からのキャノン砲とかもう完全にステイシーザーですよね?
ステイシーザーは『ゼンカイ』での推しなんでフィーチャーしてくれんのは嬉しいんだけどもうちょい本家バトルジャパンの要素があっても良かったかも。
〝ペンタフォース〟とかバトルフィーバーロボとかなんかあって欲しかったなあ。
あ、あと今回の『補ジュウ』計画は『キラメイ』ファン必見ですよ。
『キラメイ』ネタが凄いだけじゃなく、本編で新と同じくブーケを利用した筈なのに禊の無かったクオンにも天罰が降るのである意味本編の補完にもなってるので注目だ!
禽次郎だけ夢が重い…!

最後にゴジュウジャー達の話題を。
皆が新の作ったウィッシュジェネレーターによって見せられた願いはテガソードに願ったものを単に映像にしているわけではなくより深い皆の真の願いだった。
スーパーアイドルとして復活しファンを喜ばせ玲にも祝福してもらいたい陸王、テガソードを膝枕して耳かきもしてあげたい竜儀、自分は小さい交番で警察官の職務を全うし緒乙に元気でいて欲しい角乃…
まあ竜儀は例によってだし陸王はそんなに意外性もないんだが結構角乃の理想が辛いよね。本当はハイクラスもラグジュアリーもどうでもいいんだよなこの娘。
純朴で素朴で飾り気のない普通の警察官でいれれば、小さくても誰かの役に立ててれば、緒乙が元気でいてくれればそれでいい。しかしどっかの誰かさんが緒乙を攫ったばかりに…。
ハイクラス&ラグジュアリーってのは彼女なりの鎧なのかも知れない。
そして飛び切り重かったのが禽次郎。いや猛原譲二の願い。
妻の房子に先立たれ彼女の遺言に従い自分の人生を生き直そう、誰より自由なパリピになろうと誓ったが本当は隣に房子にいて欲しい。自分1人が若返ったのでは願いには辿り着けない悲しみ。
重い…段違いに…
ふとした瞬間にヘビーなのかましてくるよな禽次郎関係は。
歪められた願いの世界の中では皆が本来の性格から豹変していた中で玲さんだけは「本来の姿に戻った」形なのが非常に笑いを誘う。
あと花束でのぶん殴り方がガチすぎてちょっとびっくりした。
みんなちょっと笑いどころがあったりどこかコミカルなのに房子に「家族を捨てて1人だけ楽しんでいる」と糾弾される禽次郎だけがやたら重たい…。
実際若返って家を出て人生リスタートしてるから「家族を捨てた」ってのは本人的に否定できないし罪悪感があったりするのかなやっぱり。
ジェネボットゴジュウジャーとのバトルでは単にそれぞれの偽物を倒すわけじゃなく仲間と連携して打ち破る展開なのが良かったね。新はそれぞれの戦闘データは取っていても連携プレーのデータまでは用意してなかったようだ。
あと忘れちゃいけないのは熊手様。
ウルフとの連携で拳をウルフに蹴り込ませるアクションは中々新鮮。肘は人体で1番硬い箇所だからね。蹴られても平気なんだ。
そしてちょっとXでも話題を呼んだのは巨大戦での一幕。
前回から引き続き拗ねてるグーデバーンに真白の言った台詞
「いつまでも拗ねてんじゃねぇ!俺様の“愛”。分からねーお前じゃねぇだろ?」
これに対してグーデバーンちゃん
「そ…そうだよね。ごめん!熊手さん!」
騙されてるよグーデバーンちゃん!
あんなゴッドネスやめときなって!!
都合の良いロボットだと思われてるだけだよ!!!
「愛」という言葉を餌に自分への不審抑え込ませて丸め込んで今後も呼べば来る便利なロボにされちゃってるようにしか見えない酷いシーン。
歌舞伎町のやり取りじゃないかこんなもん。
これは「熊手真白は油断ならない男」ですわ…。
は!まさかテガソード様も昔真白に誑かされて傷モノにされた過去があるのでは!?
次回
ユニバースマジレッド現る!?
その正体は玲さん!?
竜儀のトラウマは夏映画にあり!?
それではまた


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