前回 奪う【仮面ライダーゼッツ Case4】感想 必殺天地返し!
授業中よく落ちる夢見てビクンッ!ってなってた男 アメイジングRYOです。
あれジャーキングって言うんですよね。
学生時代なんてもう毎授業、毎授業ジャッキジャキでしたよ。
流石に少々首を傾げた5話を語っていきましょう!
あらすじ
夢の中でクロウナイトメアとの交戦中に漠は悪夢を望む者、即ち夢主が新婦のみゆきであると気付く。
これから幸せになる彼女が何故そんな事を考えるのか…真相の分からぬままに目を覚ました漠は部屋の異変に気付きゼッツルームに向かうとそこにはなんと怪事課の富士見となすかの姿が。
止むを得ず自分の正体を明かす漠に怪事課は協力すると言い出すのだった。
3人は力を合わせみゆきの過去を調べ悪夢を望む理由の捜査を開始する。
ケレン味ある大空中戦!

墜落する飛行機を救おうとするヒーローとそれを追う敵との空中戦というアメコミ映画っぽい演出に新フォーム テクノロムストリームによる飛行機をボードにして雲の上をサーフィンするというハッタリの効いたCGが目を引いた空中戦。
無数のカラスを飛ばすクロウナイトメアの攻撃を「所詮烏合の衆だ!」と切り捨て弾き飛ばしたり、そのクロウナイトメアを空気の鳥籠に閉じ込めたりする場面は台詞回し・演出ともに中々洒落ていてエージェントものをベースにしているこの作品らしさが出ているポイントで好き。
創作で空気を操るとか風を操る能力って定番だけど実際は映像にする時様々な制約から暴風を吹き荒らすくらいしか技がない事が多いが本来は今回ぐらいめちゃくちゃやれる筈だよな。
『ゼッツ』はそこに「戦いの舞台は夢」という要素が足されるからより自由に荒唐無稽な画を作れるのが強みだね。
新フォームの登場回なんだからハッタリ効かせすぎくらいがちょうど良いってもんよ。
ストリーム登場直前の飛行機の上でマント(翼)がバッサバサなってるシーンが地味に好き。かっこいい。
地上での殺陣もマントにくっ付いてるブレードを武器に立ち回る姿が非常にクール。当たり前だが動くたびにマントがバサバサするのが相互作用してアクションもフィジカムウィングもかっこよく見える。
前回はウィングになったらすぐ空中戦だったからこのかっこよさに気づけなかった。やっぱり赤いマントはいい…ヒーローの象徴だ。
(自称)エージェントと(非公式の)警察による合同捜査開始!

こいつら毎回ゼッツルーム来るのに万津家の窓から入ってくるつもりなのか…?
窓から飛び降りる時に深呼吸していた万津家は団地の2F。気合い入れれば飛び降りれない高さじゃないってことか。
というわけでついに怪事課が漠の正体に気付き隠して警察と極秘防衛機関CODEのエージェントによる合同捜査が取り交わされることになった。
なんて頼もしいんだ…
方や「そういう夢を見てる」だけの自称エージェント無職、方や警察に居場所がない(物理)追い出し部屋の非公認部署という側から見たらヤバすぎるグループであることはこの際忘れよう。
漠が自分がエージェントだって話す時の内容に反して信じてもらえるわけないって不安ダダ漏れ+なんならちょっと恥ずいみたいな表情とトーンが笑える。お前のようなエージェントがいるか。
人んちに窓から侵入+寝てる相手に声をかけ無断ではないという既成事実だけ作っておく+電波野朗にしか聞こえない漠の告白即信じる+これまでの事を都合良く捻じ曲げ解釈+的外れな推理をかます
など警察としてってより人としてあまりに危ない富士見はなんか味が出てきたな。うん。話を展開する上でめちゃくちゃ便利そうだし嫌いじゃないよ。
なすかは富士見に振り回されてる常識人のツッコミってだけで今はキャラが立ってるからこれまた悪くない。多分そのうちなすかの夢にナイトメアが!みたいな回も来て深堀はそこでされそう。
2人は警察の立場としては底辺みたいなレベルだが腐っても警察なので捜査能力は素人の漠とは比較にならないほど高くみゆき周りの情報を瞬く間に集めてくるなど現実の捜査パートでは怪事課が要的存在になっていきそうだ。
今回のエピソードでは2人があっという間に大事な情報を集めてきたが前回の漠がゼッツギアを使いながら現実でもエージェント活動してるシーンが好きなので怪事課は周辺情報、夢主や心の扉に関する決め手になる情報は漠が手に入れるような流れにして欲しい。
なんにせよここからは3人のドタバタ捜査が現実での見どころになっていきそうなので楽しみにしていこう。
気になるのはゼロが自分の存在を怪事課には明かさない方針っぽいこと。
なんで?
やはり何かあるのか楽天カードマン…
幼馴染大敗北

最後にゲストキャラであるみゆき周りのドラマについて。
前回私は今回富士見さんがした推理と全く同じ推理をした。
しかしこれではあまりに捻りが無さすぎるし、いくらなんでも手垢まみれすぎる。
だから捻ってくれよ、ずらしてくれよと思いながら今回を観たんだが…
ずらしてはくれたな。うん。ただ何というか…
2週使ってやるドラマじゃないなってのが正直なところ。
みゆきは結婚が嫌だったわけでも、まして一平が好きだから迎えにきて欲しい訳でもなかった。
真相は「結婚したらハネムーンで海外に行くことになっているが高所恐怖症だから飛行機怖い!結婚なんか無くなれ!」というあまりにもあんまりなもの。
浅くないか流石に…?
あとみゆきからすると一平は幼馴染で命の恩人だけど恋愛バトルのステージに上げてすらいない人間ってのが可哀想過ぎんか?
なんならみゆきの中で「結婚式をめちゃくちゃにしてくれる要因その1」という恐ろしく都合の良い災害みたいな使われ方してるぞ一平。
この件に関して公式曰く「みゆきの中で一平は自分のピンチを救ってくれる存在だから結婚式をめちゃくちゃにしてくれた」らしい。まあ嫌がってた結婚(の後のハネムーン)を壊してくれたんだからみゆきからすりゃヒーローなのか。
エゴが凄過ぎる気もするがあくまで「思ってること」だからね。思うだけなら本来罪にならないから。
しかしそんな都合の良いヒーローであっても御曹司には勝てない。
性格の良い金持ち>>>>>幼馴染+命の恩人
無情すぎる…いやリアルではあるが。
やはり誰も性格の良いリッチマンが最強。
個人的に首を傾げるドラマだったがフォローするなら前回、今回は漠がエージェントとしての覚悟を決める回であり怪事課との合流という今後の展開の基盤になる展開を描く回でもあるんでゲスト周りの話に終始していた訳じゃない。そっちに尺を取られるからみゆきの問題はあり触れたちっぽけなものにしたのかな、とか考えられなくはないんだけど。
あとシナリオの中身に関してフォロー入れるなら「些細なことでも当人の深層心理に多大な影響を与える」「相談すれば一発解決のことにいつまでも悩んでしまう事ってあるよね」みたいなメッセージを描いていたような気もする。
しかしそれを差し引いても肩透かしどころか脱臼してしまうレベルのミクロな真相は流石に少々悪い意味で驚いてしまった。
次回
次なるミッションは監獄より脱獄せよ!
ねむちゃんの真実が明らかに!?
そしてゼッツとノクスが邂逅!!
それではまた
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