前回 光る目【X-MEN’97 7話感想】ローグの暴走と現れる『真の敵』
明日を凌いだらGWの男 アメイジングRYOです。
GW中は遠出する予算もないので家で色んな作品見てブログの記事を量産できるといいなあ。
しかし!大事なのはは今日のこの記事!
来年の話をすると鬼が笑う。次のブログの記事の話をするとぬらりひょんが真顔とはよく言ったものです。
それではクライマックス突入のX-MEN’97第8話の本文をどうぞ!
あらすじ
ネイサン/ケーブルの口から語られるいずれやってくる「生きる価値のない未来」
それはバスチオンがもたらす人類の進化によって
人間がミュータントを凌ぐ存在に進化しミュータントは労働者として生かされるという究極の人間ファーストな世界だった。
更にバスチオンによってシーアー帝国の映像がテレビ局の手に渡りエグゼビア/プロフェッサーXの生存が世界に知られることになる。
「X-MENはリーダーが死んだことにして同情で人々から支持を集めたのではないか」という疑いが瞬く間に世界に広がりまたしてもチームは、ミュータントは四面楚歌に。
この局面を打破すべくスコット/サイクロプス、ジーン、ネイサンはバスチオンの拠点を叩くべく動きだすが既に彼の尖兵は世界に放たれていた…
バスチオンがもたらす「生きる価値のない未来」
今回深掘りしていきたいのはバスチオンの築く未来の実態だ。
あらすじの通りバスチオンは計略によって人間とミュータントの溝を決定的なものとし戦争を起こそうとしている。この戦争はネイサン曰く未来では進化戦争と呼ばれているそうだ。
その名前の由来は戦いの中でバスチオンが人類を進化させ、ミュータントを超える存在にしたから。ミュータントが敗れたからなのか、強くなった人間が寛容さを取り戻しミュータントを許したからなのかは分からないがとにかく戦争は終結。
そしてミュータントは社会を作る歯車、労働者として人間と共存することになった。
人間の明るく平和な世界の裏をミュータントが支える。そんな世界で両者は互いを認め合いみんな幸せになりましたとさ。めでたしめでたし。とっぴんぱらりのぷう。
この結末。ブログ読者の方はどう思うだろう。
普通に見ればミュータントはほとんど奴隷にされてるしバッドエンドだ。少なくともハッピーエンドじゃないだろう。
しかし改めて現状を考えてみよう。
ミュータントは人間から忌み嫌われ、迫害され、地上に居場所はなくモーロックのように下水道で住むことを余儀なくされるものもいる。ミュータント絶対殺すマンのセンチネルなんて兵器も作られ、テレビをつければ差別主義者達がミュータントに言いたい放題。子供のミュータント相手にすら寛容さなどかけらも持ち合わせない。
そんなMARVEL市民が地球を支配している。それがX-MEN世界の現状だ。
それを考えるとバスチオンが作る未来は形はどうあれミュータントは受け入れられている。
今回の映像だけでは分からないので私の妄想も入るが多分住居も与えられ、普通に街を歩くことも許されているだろう。歯車として一定の地位を与えられ、いつ殺されるか分からないような世界ではなくなっているだろう。
「ミュータントだ!殺せ!」よりは、「ミュータントだ!いっぱい働け!」のがまだマシ
はやい話が
「今が地獄過ぎて未来がだいぶ良く見える」
ってこと。
普通に見たらバッドエンドなのに、X-MEN世界基準で見るとビターエンドくらいに見えてしまうというバグ。
エグゼビアの願いである「共存」をめちゃくちゃに歪めて叶えたのがバスチオンの作る未来なのだ。
しかしじゃあ何もしないとどうなるのかというとバスチオン曰くこのまま行くと100年でミュータントの数は現在の10倍にも増えるらしい。
そうなると今度はミュータントの数が増え過ぎて人間より優位になってしまう。特殊なパワーを持つ種族が数の上でも人間を超えたらもはや共存はないだろう。待っているのは良くて労働力として人間が生かされるさっき書いたのと真逆の未来。
どうあってもバランス良く釣り合ってくれないこの世界で二つの種族が同じ目線になる日は来るのだろうか。
恐怖のセンチネル・プライムと戦え!X-MEN!
センチネルといえば画像のニット帽かぶりおじさんを思い出すだろうがバスチオンが作り出したセンチネル・プライムは一味違う。
プライムというだけありその性能はセンチネル以上で高い戦闘力を持つが最大の特徴・脅威は「平時は人間社会に溶け込んでいる」ということだ
センチネル・プライムはロボットではなくカテゴリー的には改造人間。
改造を施された人間は自分がセンチネルだという自覚なく普通に社会に出て生活する。
しかし近くにミュータントが来ると一変。その肉体は醜く変わりあっという間にミュータント絶対殺すマンに早変わり!という優れもの。
しかもこいつが世界中にいるんだとか…。スーパー戦隊の戦闘員くらい数がいてしかも強いという質と量を兼ね備えたコメダ珈琲のようなやつ。
誰がプライムか分からない緊張感と分かった時の意外性。数がいるのでX-MENとの乱戦も派手だし、あらゆる環境で戦えるから色んなシチュエーションのバトルがやらせれる。そして民間人をゴリゴリ改造するバスチオンの異常さも同時に感じさせてくれるナイスな最終章を彩るスーパーヴィランだ。
スコット、ジーン、ネイサンのサマーズさん家チームによるコンビネーション、ローガン/ウルヴァリンとカート/ナイトクローラーの背中を預け合う斬撃バトル、今回はみんな大好きジャガーノートに変身のモーフ、ジュビリーを救うべくついにそのパワーを本格的に発動するロベルトなど後半は各班でのバトルが同時進行で起こり見ていて盛り上がること間違いなし。
ちょっとズレるがカート。ジーンを元気付けようと今回もめっちゃいいこと言います。さすがMARVEL屈指のぐう聖。
カメオ出演多数!あのキャラクターまで!
X-MEN’97の世界は当たり前だがMARVEL世界。
なのでX-MENやそのヴィランが戦ってる裏で全然関係ないヒーローやヴィランが活躍してるのもまた当たり前。
今回はそれを活かして意外なキャラクター達のカメオ出演がありびっくりした人も多かっただろう。
一応当ブログは極力ネタバレを避けて「面白そう!」って興味を持ってもらい、読者の方々に作品本編を見ていただきたいと思っている。
なのでどんなキャラクターが出たかは明確には書かずキャッチコピーと文字数だけでお伝えしよう
みんな大好き!◯◯◯◯◯◯◯!
るろ剣出てませんでした?◯◯◯◯◯◯!
私の一番好きなMARVELキャラ!MCU待ってます!◯◯◯◯◯◯◯◯!
ベイマックスと友達なんだって?あと君前作でめっちゃ小物だったね!◯◯◯◯◯◯◯◯!
どんなキャラクターが出たかは是非みなさんの目で確かめてもらいたい。
あとカメオ出演ではないがマッコイ/ビーストの口から「カマー・タージの魔術師が言う絶対点か」と言う台詞があったのも好きな人にはニヤリなポイント。
いやあwhat if…?S1のドクターの話は凄かったですね…
次回
バスチオンを止めるべく帰ってきたぞ我らがリーダー!
甦れ!そして…
To me My X-MEN(来たれ 我がX-MEN)
それではまた
次回 寛容は絶滅:第2部【X-MEN’97 9話】感想 X-MEN分裂!?寛容さを捨てた〝磁界王〟が立ちはだかる…!
余談
[X-MEN97 感想]で検索をかけると当ブログが17番目くらいにヒットします!
嬉しい(20番目以内なら上位コンテンツなんだってさ)!!
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