初めて買ったCDは『だんご3兄弟』な男 アメイジングRYOです。
黄色いカバーで細長いケースに入ってたのを今でも覚えてますね。
さあ今回はTV特撮シリーズに突如として殴り込んで来た新時代特撮。
『BEAT RUNNES』の紹介を兼ねた感想を書いていきます。
リズムを上げるぜ!
あらすじ
音楽 それは平和をもたらす力
宇宙に蔓延る不協和音を調和する為に組織された宇宙脅威対策戦闘隊『BEAT RUNNES』に所属する戦士 プレストは自身の失われたメモリーを追い求めていた。
そんな中救護要請キャッチしたBEAT RUNNESは惑星シンメイに降り立つ。
そこには宇宙を荒らす武装集団『コスモ・ヴァイキング・ディエンダル』に連れ去られそうになる生物学者 カバーの姿があった。
無事ディエンダルを撃退しカバーを救出することに成功するがこの戦いはディエンダルとの死闘の幕開けに過ぎなかった。
どんな番組?

まずは感想の前に本作がどんな作品なのかについてザッと書いていこう。
本作は数々の特撮作品に参加してきたスタント(アクション)チーム BOSアクションユニティが手掛ける新時代特撮である。
キャスティングプロデューサーに日本で1番有名な特オタ声優 関智一さんを、アクション監督には生身アクションとフォームチェンジラッシュに命をかける男 坂本浩一監督を起用。特オタならば無視できない布陣で来たな…。
30分番組でありながら特撮パートは前半の10分のみ。
後半は関さんと同じく特オタタレントの宮島咲良さんを司会に作品がどのように作られているのかという舞台裏話や同じキャラクターを演じるスーツアクターと声優による対談、更には特に番組とは関係ない女性アイドルに坂本監督がアクションの手ほどきをするという謎企画が行われる独特の構成も特徴だ。
新時代特撮を銘打っただけありドラマ本編も三大特撮とはかなり違った味付けに仕上がっている。
本作を構成する要素は…
『西遊記』×ヒーローシューター×音楽×スペースファンタジー×仮面劇×特撮
という受けそうな要素メガ盛りのギャラクティカごった煮作品だ。凄い!汁がジャイアンシチューみたいな色してそう!
要素一つ一つを見ていこう。
まず主役であるBEAT RUNNESのスーツは皆『西遊記』の登場人物がモチーフ。主人公であるプレストはもちろん孫悟空だ。
ヒーローシューターというのは私はやったことないけど『Apex』みたいなああいうFPSのいちジャンルね。今作は主人公チームの基本装備が全員銃なので私的にそういう流行り物の要素を入れたのかな?と感じた。ちなみにプレストの銃はやはりというべきか如意棒に変形する。
音楽に関しては本作の特に重要なファクター。
何かにつけて音楽や歌に関するワードが出てくるしBEAT RUNNESも音楽をエネルギーにしている。武器もカセットテープをモチーフにしてるし徹底的に音楽推し。
BEAT RUNNESのメンバーの名前はプレスト、ヴィヴァーチェ、レント、アダージョ。これらも全て音楽用語が由来になっている。
音が要素の中でも特徴的なのはBEAT RUNNESのサポートをするシンガーユニット T.D.4の存在。
BEAT RUNNESが戦ってる最中ずーっとT.D.4が歌って踊ってるのよ。スタジオみたいなとこで。だからバトル中は基本ずっと彼らの歌が挿入歌として流れている。音楽の力がBEAT RUNNESに力を与えてるって設定なんだけどね。
ついでに書くとT.D.4の容姿はめちゃくちゃアイドルアニメっぽい。まあロボットだからみんな顔はイケメンかと言われると怪しいけど。
ただ『カブタック』のテントリーナとかドロッセルお嬢様とかいわゆるロボっ娘はハマる人は本当にハマっちゃって、2度と沼から出て来れなくなると聞くし多分刺さる人にはめっちゃ刺さる。
スペースファンタジーはそのままだね。全編グリーンバック撮影だからこそCG次第でどんな惑星も作り出せるのが強みか。
仮面劇というのは制作がこだわった部分であり、早い話が人間のキャストが出て来ない作品ということ。登場するのはスーツキャラクターだけでそれに声優が声を当てている。
世界中の誰が見ても楽しめるよう特定の人種に偏らず日本の特撮を見て欲しいという願いから仮面劇にしたんだとか。
ところで本作は主役のプレスト役に小野賢章さん、ディエンダルのボスであるデモリション役に中村悠一さんなどやたら声優陣が豪華であることも売りの一つ。キャスティングプロデューサーが大御所の関さんだからこそこのつよつよメンバーが揃ったんだろうか。
番組の特徴はこの辺りにしてもう少し深く本編の中について触れてみよう。
凄い既視感…あ!これ◯◯◯◯◯◯だ!

他に類を見ない試みの多い本作だが実際見てみると何故だか既視感がある。
何と似ているんだろうと考えると答えはすぐに分かった。
「人間が出て来ない」「宇宙が舞台の」「坂本監督による」「グリーンバック特撮」…
あ!これ『ウルトラギャラクシーファイト』だ!
もうかれこれ新作が4年出てない『ウルトラギャラクシーファイト』だ!
なので見てない人はウルトラマンじゃないヒーローが『ギャラファイ』してると思ってくれればいいよ。
しかしそうなると『ギャラファイ』よりは『ウルトラマンレグロス』のが近いかな。あの作品の幻獣闘士はウルトラマンではない動物モチーフのヒーローだったし。
ついでにアクションのことにも少し触れていこう。
まず勢力ごとに使う武器やファイティングスタイルの違いが明確なのが特徴で凝っているところ。
BEAT RUNNESは前述通りガンアクションがメイン。
ガンアクションと一口に言ってもプレストはガン+如意棒、ヴィヴァーチェは扇状にレーザーの出るビートブラスター、レントはスナイパーで遠距離特化、アダージョはごっついガトリングを撃ちまくるいわゆるタンク型という風にメンバー内でも差別化がなされている。
対する敵勢力のディエンダルはコスモ・タクティカル・コンバットなる格闘術をメインに使用。まだバトルシーンは少ないものの坂本監督だし近接戦はめちゃくちゃかっこよく仕上げてくれると期待してる。
最後に3話からBEAT RUNNESとは別に音楽の力を使うハンゾーとウズメっていう第三勢力が出てくるんだけどこのハンゾーはかっこいいよ。
デザインはキカイダーとハカイダーが合体したような雰囲気だし武器も刀の二刀流だからね。4話でいきなりディエンダルのボスであるデモリションと戦うんだけどこのアクションも実にいい。
あと登場人物の武器がどれもおもちゃ化を意識してそうなギミックなのが特オタに嬉しい。
『ギャラファイ』っぽいってのはとっつき易さにも繋がるし、アクションも流石の坂本クオリティなので完全新規IPながら中々の安定感を発揮していると思う。
そもそも本編は10分だからね。気軽に摘める尺なので気になるならとりあえず観てみることをおすすめします。
癖強演出が人を選ぶ?

最後にザッと今のところの感想を。
1番人を選ぶのはやっぱりT.D.4によるライブパートのとこかな。
まあただ歌うだけの時間があるんじゃなくBEAT RUNNESが戦っている時に応援(メタ的に見ると挿入歌)として歌い出すんでそこまでノイズじゃないと思うけどアクションの合間にいちいちライブシーンがカットインで入るのがかなり癖強。
2話で4人を回復させるためのライブが始まった時は流石にちょっとギョッとしたね。
あと猛烈な勢いでカタカナの専門用語が押し寄せてくるのでびっくりするけど「パルスのファルシのルシがコクーンでパージ」ほど意味不明じゃないし言葉の雰囲気で意味は察せるのでここは個人的にはギリギリセーフ。
キャラクターデザインの独特さも評価が別れるところか。素直にかっこいいと思えたのは上記のハンゾーだけどBEAT RUNNESの『西遊記』のキャラにミリタリーな要素を付け足したデザインも全然ありだと思う。
そこ以外は良くも悪くも堅実な作品になってる。各キャラの掘り下げ、中心となる謎の提示、ドラマとアクションのバランスetc…10分だからこそダレることもなく楽しめてる。
何より私としては三大特撮だけじゃなくテレビで色んな特撮ヒーローを見れる時代がまた来て欲しいと願っているのでこういう萌芽はちゃんと育って行って欲しいし応援していきたい。
終わりに
ということで『BEAT RUNNES』の紹介/感想でした。
実質毎週10分の作品なんで感想記事はその月のラストに今回みたいな感じで上げてこうと思います。
みんなも新時代特撮を応援しよう!
それではまた
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