結構長いこと0101を「オイオイ」と読んでいた男アメイジングRYOです
てっきりどんなものでも追々(おいおい)家に届けてくれるのが売りの店なのかと…
番組完結よりだいぶ前についに101枚のケミーが揃ったガッチャード39話の話をしていきましょう
あらすじ
レインボーガッチャードの力でファンタスティックマルガムを破り、更に死んだと思われていたホッパー1、スケボーズ、アントルーパーも復活して大喜びの宝太郎
鏡花曰くケミーが復活したのは宝太郎とニジゴンの生み出す虹の波動〝レインボーブレス〟が関係しているとのこと
学生組は残る2体のケミー パクラプターとオジーラカンスをガッチャに動き出す。
一方、大敗を期したギギストはアトロポスとクロトーの話をまともに聞かない理解マンにとってあるまじき行いをするほどに余裕を失っていた
そしてケミーガッチャ回と言えばこの方!
我らが加治木がまたしてもケミーの被害に遭うことに…
宝太郎流分身術?ガッチャーブラザーズと冥黒王に完全勝利!?
ケミーガッチャ回という通常回のプロットながら暫定ラスボスを倒す物語上クライマックス回としての性質を併せ持つちょっと変わった構成だった今回。
ギギスト様があまりにあっさりやられるので余計通常回感があった。
まあギギストには前々回苦渋を舐めさせられたので圧倒してぶっ飛ばすのはカタルシスもあるし、前回のファンタスティックマルガムは複数のケミーを多重錬成したものとは言え最強形態が最初に戦う敵としては正直役者不足と思っていたのでそういう意味ではギギストをファンタスティックマルガムに次いで第二のレインボーガッチャードのかませ犬に使った今回の展開はいい判断だっただろう。
戦闘面だけでなくギギストは今回徹底的なほどに宝太郎に敗北することになった。
例によってニジゴンを手に入れようと現れ一度は確保しいつものケミー生悪論を振りかざしてパクラプター、オジーラカンスをマルガム化しようとするも
宝太郎「ニジゴン!レインボーブレスだ!」
…ここのポケモン感凄くない(ピカチュウ!10まんボルトだ!)?
〝レインボーブレス〟によってレインボー化したケミーは悪意によってマルガム化することがなくなるという。ニジゴンに脱出されたのみならずパクラプターとオジーラカンスもレインボー化されて手駒を失ったギギスト。
更に宝太郎は残るケミーを全員呼び寄せて目の前に並べ全員をまとめてレインボー化。
ケミーは悪意によって進化するものと創造主たるギギストは言っていたが、これによりケミーはもうマルガムになる事はない。ギギストの考えは根こそぎひっくり返されることに。
今回クライマックスのバトルでの最大の見せ場はやはりレインボーガッチャードの生み出す分身
曰く ガッチャーブラザーズ
ガッチャンコする組み合わせのケミー2体をその組み合わせで変身できるガッチャードに錬成するという離れ業。言い換えるならガッチャードの宝太郎抜き。今回はスケボーズとアッパレブシドーをアッパレスケボーに、メカニッカニとゴルドダッシュをゴルドメカニッカーに錬成しガッチャードが3人並ぶ光景を作り出した。
さながらカグヤ様のゴージャス分身。
「さあガッチャタイムだ!」って台詞からもレジェンドを意識しているのが分かる。こういう細かいとこに気がきくのがガッチャードの良さ。
ケミーだけをガッチャードにするガッチャーブラザーズはケミーだけをマルガムに錬成できるギギストの力とは対の関係にあるのも分かる。
公式サイトによればガッチャーブラザーズのスペックはレインボーと同等ほど。召喚できるのが2人と決まってないなら50人以上のレインボーガッチャードを並べられるのと同義なのでだいぶ無法だな(メタ的なこと言うとスーツが無いとかアクター足りないとかで無理そうだけど)…。
実質レインボーガッチャード×3の数とスペック差の暴力でギギストを圧倒。ゴルドメカニッカーの砲撃でギギストの肩が融解し直後ガッチャージガンの追撃をかますシーンがお気に入り。短いながら前回とはまた違うベクトルのレインボーの強さを存分に感じれるバトルシーンになっていた。
追い詰められたギギスト様が放ったこの台詞も忘れられない
「そうか。やっと理解したぞ。貴様は悪意を抱く賢さも持たぬほど愚かな存在なのだな。」
ダサい!これはダサいぞギギスト様!
要するに「あいつ全然理解できねぇ…あー分かった分かった!お前が馬鹿過ぎるから理解出来ないんだわ!バーカバーカ!!!」
ってことでしょこれ。あまりに情けないが全てを理解するとデカい面してたやつが理解を諦めると言う真の意味での敗北を期したとも取れて痛快。
こうなってはもう終わり。哀れ冥黒王は理解出来ないガッチャ馬鹿と自らが生み出したケミーによって倒されるのだった。
個人的にはこれくらい情けなく狼狽する巨悪って嫌いじゃ無いけどね。やっぱり敵役ってのは倒されて完成するものだから。気持ちよく倒されてくれる敵って好きなんだよ。
実家のような安心感。通常回パート
前述通り今回はギギスト撃破というビッグイベントの一方で番組初期からずっとやって来たケミーガッチャ回という通常回としての趣もある。
そこで出てくるのはやはり加治木。
加治木がケミーに遭遇する→宝太郎に報告→もしかしてケミーかも!という何回もやって来たプロットだ。
よく言われるが加治木は宝太郎にとっての変わらぬ日常の象徴。錬金術師としての、ライダーとしての非日常が大変なことになろうと何も知らずに変わらずいつもそこにいてくれる存在。仮面ライダークウガで言うとこのおやっさんポジ。
そして加治木は物語が大きく動く重要回にはほぼ出てこないと言う法則もある。故に視聴者にとっても加治木出てくる=通常回という法則が出来上がり、転じて加治木出てくると安心する作りになっていると思う。もう何回記憶処理受けてんのか分からないが最後まで連合のことは知らないキャラで行って欲しい。
今回は加治木の件以外でも最後のケミーを捕まえる競争をしようと蓮華が言い出したり、各々が思い思いのガッチャ作戦を立てたりとケミー探しパートは終始明るく楽しいいつものガッチャードになるよう工夫されていた。
(「・ω・)「ガオー
宝太郎にマジレスされて怒り出すりんねさん可愛いです。てか恐竜はガオーが基本だろ。なんとなく頷いとけよお宝ちゃん
最後のフルガッチャ後のパーティーでOPが流れカードが映されみんなでクラッカーをする一連のシーンに既視感。
多分だけど最強ケミー⭐︎ガッチャ大作戦で宝太郎が夢の中でケミーをフルガッチャした時の演出とダブらせてる?
以前フラグを立てていたがミナト、スパナはやはり現在の連合を解体するために動き出す様子。
ケミーをフルガッチャしてもまだまだやる事がありそうでラストスパートにも期待だ
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どうなる三姉妹
最後に三姉妹達の動向について
一番ヤバそうなのはクロトー。レビスの力が彼女の中で膨れ上がっているのか戦って発散しなければ危ない状況の様子。ギギストに命令をくれと頼むがギギストからの返事は
「力なら与えてやる(更にパワー注入)!」
話聞けや冥黒王!!!
更にそのパワーが精神も蝕んでいるようでラケシスとアトロポスが会ってるのを見て密会と勘違いしラケシスに襲いかかるなど不安定になっている様子。みんなで一緒にいたいというのがクロトーの本音なので2人が離れていくことを何より恐れているのが分かり、報われて欲しいと思えてしまう。
アトロポスはこれまでは姉妹に対して愛情が無さそうに見えたが今回は気絶したクロトーに膝枕をしてやるという長女らしい一面も覗かせ追い詰められていく中で少しずつ妹達への考え方が変わっているようにも見受けられる。
クロトー、ラケシスはなんだかんだ助かりそうな気配があるがアトロポスは現状一番どうなるか分からないキャラクターだ。やはりりんねとの和解イベントが鍵になるだろう。
最後にラケシス。今回はおつかいをしたり初めて食べ物を口にしたり(初めての食べ物がパクチーたこ焼きは変化球過ぎない?)着実に人に近づいている。アトロポスの誘いを「おつかいの途中ですので」と断るシーンで彼女が既に心も錬金アカデミーサイドに染まっているのを感じた。
ラストシーンではついに自ら人間になる事を宣言。
「だって…人形のままではいずれ…」
人形のままではどうなるというのか。何かしらのタイムリミットが迫っている?
三姉妹の物語も佳境極まってきた。
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次回
くっくっく…ギギストは冥黒王の中でも最弱…
冥黒王は三人いた!?
新たなる冥黒王の狙いは風雅の本体!?
指切りをするその手は…りんねとアトロポスか!?
それではまた
次回 邪悪降臨!三倍偉大な冥黒王【仮面ライダーガッチャード40話】感想
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