前回 碧き王者【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ35】感想 貰い物にはご注意を
おもちゃ屋さんで働いてみたかった男アメイジングRYOです
駄菓子屋とかそういう仕事もやってみたかったのよね。子供の好きなものが好きだから自分のセンスでそういうお店持てたら楽しいだろうなって
まさかの2人目のブンピンク登場!?の36話を語ります!
あらすじ
今日はトイザらスのバイト中にハシリヤンが出現しブンブン抜けして戦いに駆けつけた未来
見事に戦いに勝利し戻ってきた未来を祝福するバイト仲間や(どっかで見た事ある)店長。しかしその活躍を複雑そうに見る者も…
彼女は野木秋。未来の中学からの友人だ。
秋は役者を目指して小さな劇団にも所属していたが上手くいかず夢を諦め普通に就職することを決めていたのだった。
夢を叶えられずいつも脇役な自分と皆に愛され今はヒーローまでやっている未来。
友人との差に苦しむ彼女は出来心から未来のブンブンチェンジャーを持ち出してしまう…!
2人のブンピンク!?残念分身だ!
次回予告ではチェンジャーを構える秋、2人のブンピンクという場面を映していたので私含め多くの人が「来週はWブンピンクか!」と疑わなかったことだろう。
しかし実際にはカレーな…基、華麗なミスリードであった。してやられた。
次回予告を怪しまず受け入れてしまったのには2つの要因があると思う。
まず一つは劇場版で未来はチェンジャーをニコーラ王女に渡してしまうというアクションをすでに一度起こしていたから。更にブンブンジャー変身にこれといった資格は必要なく、チェンジャーには一度変身した人以外は変身出来ないと言ったようなイニシャライズ機能もないと判明していたので尚更秋が変身しても変じゃない
それともう一つは中の人ネタ的な部分だ。
秋を演じた森日菜美さんは『ゼンカイジャー』のフリント・ゴールドツイカー役でレギュラー出演していた戦隊OG
フリントはスピンオフでツーカイザーに変身したこともあった(ちなみにショー限定でツーカイフリントにも変身)ので「すでに変身者のいるヒーローに変身する」という前例がありそれも説得力に繋がった。
…私だけだろうか?
とまあとにかく2人目のブンピンク登場を自然と受け入れてしまう土台ができていたので余計に驚かされたね。
結局秋の変身は無かったとはいえブンピンクの分身が「秋の思いを乗せたもう1人のピンク」という意味合いがあることは明白。
爆上がってる未来は超強いというのは結構前から一貫してる部分で容易くレイゾウコグルマー2台目とソウジキグルマー2台目を圧倒し、〝バクアゲチャンピオンドライブ〟も今回は未来が担当し余裕の撃破。
「2代目」じゃなく「2台目」なのシャレが効いていて面白いな。
巨大戦ではまさかの2体の苦魔獣がガッチャンコ!
雑にくっ付いたわけじゃなく結構しっかりした合体なのが手が込んでいる。
しかし残念ながら見せ場はその程度。チャンピオンブンブンジャーロボが強すぎるのか、はたまたやはり未来が強すぎるのか猛攻の前にあっさり撃沈。
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それはきっと「夢への回り道」
続いてはドラマ部分。主に秋について語っていきたい。
未来の友人で役者になるという夢を持つ秋は自分はいつでも脇役と悲観しており思うままに夢への道を進めないことに苦しんでいる。そして明るく優しくいつも周りに人がいる主人公のような未来を羨んでいた。
反面、未来は昔から自分の夢が明確にあってその道を一直線に進んでいる秋に憧れていたという。
思えば第1話の頃の未来は婚約者の降野に言われるがままに結婚し、言われるがままに外国に行くことを決めてしまうほど自分のハンドルを半ば手放した状態で、それを大也に指摘されて今の未来になったのだから1話以前の流され体質の彼女が「自分のハンドルを握っている」秋に憧れるのはなんらおかしくはないだろう。
互いが互いの見えていない部分に憧れていたって事だけどこの手の展開は珍しかないがいいもんだ。
友人との差というのは中々生々しい悩みで私自身かなり覚えがある。特に夢追い人ってやつは普通に就職してる人らに比べて色々と差がついてきてしまうもんで、昔はずっと遊んでいた隣にいた友達と差が着くというのはまあキツイ。
今回の話は「自分のハンドルを握る」という番組テーマへのカウンター的内容とも言える。自分のハンドルを握り、自分で選んだ道を進んでいようとしんどい時はあるぞ!という現実に対しどうすれば良いのか?というような。
それに対し「最短ルートを走れないこともある」
「でも諦めなければ、それはきっとただ回り道してゴールに向かっているだけ」
という答えを出しているのは個人的にはかなり好きな部分。
就職は負けとか思ってる夢追い人は多い(私も)。本当はやりたい事だけやって成功したい。しかし、それは1番上手くいった場合に走れる最短ルートで誰もが走れる道じゃない。
就職したり、時には自分が目指すものじゃないことをやることも必要。だけど諦めなんじゃなくて、ただ回り道してるだけじゃない?ちゃんとゴールには向かってるよ
って思えばきっと楽になる。うん。なるんだよなぁ…
夢を持つ人にはぜひこの考えを持って動いていって欲しい。私のように拗らせる前に。
それと個人的に好きだった演出を一つ
カバンの中の未来のチェンジャーを秋が見つめるシーンではブンブンスーパーカーのハザードランプが点滅し、家でチェンジャーを見つめるシーンでは踏切の警告音が鳴るのがいいね。
どちらも危険を知らせるものだから転じて「こんな事しちゃいけない!」っていう秋の葛藤を表現してるんだな。
あと未来の変身シーンで秋に教えたチェンジャーの下のタイヤを大写しにするのもかなり好きな部分だ。
ところで野木秋という名前。
名前に「ギア」が隠れているがひょっとしてセンタイギアと掛けた『ゼンカイジャー』ネタだったりする?
未来の回想で秋が踊っていたダンスはあれ完全にツーカイダンスよね
何故踊るんです?
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裏で密かに動き出したFINAL LAPの本線!
今回からFINAL LAP開始だったわけだが話の本線はご覧の通り未来をメインにした単発回。
しかしちゃーんと本筋も動き出している。
まずはISAの呼び出しを受けた始末屋コンビと玄蕃。曰くハシリヤンの目的を知りたくて3人を呼んだらしいがそれでもブンブン呼んだ方が良いと思うのよね。
ブンブンでなく彼ら3人でなければいけない理由が何かあったのか…
そしてそのやりとりを秘密裏に聞いている謝士郎。誰の指示でもなく自主的にやっているようでこの行動も来週の展開に繋がって来そうだ。
そして監獄惑星をあっという間に車に変形させ本格的に地球に進軍を開始したスピンドー。さすが銀河警察ともズブズブの関係。牢屋は形だけでその実何一つ縛られちゃいないのね。
「貴方のグランツはここに」って台詞くらいしか出番ないのに既にグランツの忠臣ムーブが好きになりつつある。
顔見せが楽しみだ。
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次回
謝士郎の前に現れたのはかつての仲間で女スパイ ステア
あれ?貴方『ブレーザー』に…
まさかの大也vs謝士郎勃発!?
それではまた
次回 2人のスパイ【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ37】感想 ズルい男達
追記
書くとこなかったので
カバンの中ひっくり返してチェンジャー探す未来とカレーを避難させる大也好き
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