バトルで勝ち取れ!一攫千金!【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第27話】感想 一擲千金、良縁の元

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前回 秘密に密着!遠野吠は新入社員【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第26話】感想 恐ろしいまでの低予算

一攫千金を夢見て買った宝くじが当たった男 アメイジングRYOです。

3,000円だよ!3,000円!

買った分丸々戻って来たんだ

もう一回遊べるドンってことでしょ

宝くじって買ってから「当たったら何しよう」って妄想するのが醍醐味だと思うんだよね。

無料であのワクワクを買えたと思えばいい買い物だった。

熊手様回!いやいやブーケ回!いやいやいや万力!?

誰がメインか分からないなんて変だよねな27話を語っていきましょう

あらすじ

今日も今日とて陸王に夢中のブーケはついに女王テガジューンから叱責を受けてしまった。

誰も陸王への愛を分かってくれないブーケは思わずテガジューンに反抗し勢いで城を出てしまう。

思い悩むブーケの背後にはクオンが迫っており…

偶然通りかかった真白が道に倒れているブーケを見つけた時なんと彼女は記憶を失っていた!

一方、テガソードの里にはクオンAIコンツェルンの見学会への招待状が届いていた。ゴジュウジャー達は怪しいと思いながらもクオンの根城に飛び込むのだった。

真白が守銭奴になった訳 好感度鰻登りだ!

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/gozyuger/episode-guide/detail/1246559_4083.html

今回はブーケの記憶喪失、真白マネーナンバーワンバトルクオンAIコンツェルンでのゴジュウジャー達の戦いと3つもの軸がある情報量マシマシの回。しかも単発じゃ終わらず次週にも続くとは。

来週は『ガヴ』の最終回でそういう時は戦隊は総集編をやるってのが近年のお約束だったがそれをぶっ壊して前後編回の後編をやるという来週は盛り上がりっぱなしの1時間かもな。

まずは真白マネーナンバーワンバトルとそれに伴う掘り下げについて語っていきたい。

いや凄く良かったね。アクの強さに反して微妙に目立たない回が続いていたりもしたがスポット当たった途端また好感度爆上がりですよ。真白好きだなあ。

真白が助けた人からお金を受け取る理由はひとえに自らの世直しに責任を持つため

かつての真白はただ自分の好きなように誰かを救うだけだった。しかしそれではただの自己満足だ。

その場の気分で助けただけでは真に救ったことにはならない人もいるだろう。自由に助けるということは時には「気分が乗らない」という理由で誰かを見捨ててしまうようなことも出来てしまう。

それでは救世主、人々に等しく救いの手を差し伸べる神とは言えない。自由で無責任なヒーローではいけない。

責任を持って誰かを救うその責任を全うするためにお金を貰うそしてそのお金で助けた人やまた別の困っている人と繋がり笑顔の輪を広げていく。

それこそが真白が助けた人からお金を貰う理由。

これってつまり…

出典:『ラーメン発見伝』原作:久部緑郎 小学館/ビッグコミックスペリオール

ラーメンハゲの言ってたやつだ!

働く側はお金を貰うからちゃんと働かなきゃいけないし、働いてもらう側はその対価としてちゃんとお金を払わなきゃいけない。

金によって双方に責任が発生しそれが良い仕事に繋がるという考えてみれば実に社会的な理由でお金を請求してたんだな。

まあ真白の場合は上述通り貰ったお金を次の人助けに使ったり、一度助けた人との繋がりとしてお金を貰ってたりするからやはり高潔だよね。

その精神はほぼ神を名乗るに相応しい。

とはいえ、いくらなんでもその辺の一般人にまで救い料うん千万は明らかにふっかけ過ぎだが。てかアレ石油王価格だったのね

金は天下の回りもの、悪銭身につかずなどお金にまつわる諺を用いてマネーノーワンの間違いを指摘するシーンは結構難しいお金の話だが全然説教臭くなくていい。状況的にはガッツリ説教(真白的には説法?)のシーンなのに。

この手のお金の話といえば『ウルトラマンアーク』のカネゴン回もよく出来ていたな。

今回の戦いが金稼ぎナンバーワンバトルじゃなくマネーナンバーワンバトルなのも考えてみればよく出来てる。よりお金を稼いだ者じゃなく、お金への理解や使い方が上手い者が勝つのは当然と思えるからな。

最終的には「敵の稼いだ一万円の渋沢栄一が泣き出して全部どっか行った」という正気とは思えない決着だったのに「いい話だった!」ってなるの何かのバグだろ。

今回の脚本は私の好きな長谷川圭一先生。流石だ。トンチキのセンスもキレキレだぜ。

マネーノーワンはカツアゲとか、水道水を高く売りつけるとかやることが怪人ってより悪人で生々しくそれがシュールな笑いにもなっていたと思う。

誤入力ワードはシオ「マネ」キだね。顔が蟹だったし。

その他の真白の印象的なシーンといえばやはり今回も飛び出した現金白刃取りあれ16話でもやってたな。

ちなみにガチ100万円を使ってのシーンだったんだとか。なんだそのこだわり。真白役の木村さんも緊張しそう。

別にいいんだけど「商店街にヤクザが押し入り店をめちゃくちゃにする」ってだいぶ悪どいことしてるシーンなのにバックで流れるBGMがコメディパートとかで流れる気の抜けたやつで笑う。

別にマネーノーワンなんか関係ない野生のヤクザが急に生えてくるの面白い。民度終わってる…。

『ガッチャード』の脚本家が書いたせいか?

バトルシーンのポーラーも凄いかっこよかった。

あの軽快なボクサーらしいフットワークを多用したり足のアップがあったりいつもより更にかっこよく撮ってくれてたし、そうかと思えば華麗なアクロバットにパルクール染みた動きまであって単独戦闘だからこそ存分にポーラーのかっこよさをドバドバ味わえるのが贅沢だった。

「ざっとこんなもんさ」真白の声かっこよくてたまらん。ポーラーの指をわしゃわしゃする動きも超クール。

真白に惚れ直す上質な真白回だった。

…あ、あと拗ねてるグーデバーン君可愛かったね。

まあ最近販促の都合もあって全然出番なかったもんな。

その販促の都合をちゃんと活かして久々に出てきたグーデバーンが拗ねてるって展開にしたのも上手い。

失って思い出す…ブーケ、「愛」の再構築

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/gozyuger/episode-guide/detail/1246559_4083.html

続いてブーケ嬢周りの話題を。

幼児退行した感あるブーケの破壊力が凄かったのもそうなんだが、まず冒頭の女王との喧嘩からしてちょっと面白かったんだよな。

絶対の忠誠を誓う王から叱責を受けた幹部が反抗し不和が生じたって書くとシリアスだが実際の絵面からはついにお母さんに怒られた娘が「なんで分かってくれないの!もういい!」ってなって出て行ったみたいな緊張感の無さを感じた。

幹部はともかくテガジューンに関しては結構しっかり敵のはずなのにブライダンをもうあんまりシリアスな目で見れてないわ俺。

普段敬語なキャラがタメ口になるのっていいよね…

特に今回のブーケは子供っぽくなってるから余計に強い。

真白とのわがまま食いしん坊妹面倒見のいいゴッドネス金持ちお兄ちゃんって風なタッグも良かった。お互いちょっと変だからボケもツッコミもそれぞれやれるのがまたいい。

王道を行く×ブーとも、メキメキ頭角を現しているファイ×ブーとも違うそういうんじゃない組み合わせ。

それがマシ×ブー

ブーケ嬢万能素材かよ。角ぽよもうちょい頑張って。

てか陸王だけじゃなく真白ともこんな回あるなんていよいよブライダンとは潰し合わないなこれ。和解ルート濃厚。

で、今回の記憶喪失って何のためにあるんだろうって考えた時ふと思ったのは、ブーケにとっての「愛」って何なんだろうってのを見つめ直す回なんじゃないかと思った。

テガジューンに生み出されたブーケテガジューンを愛し、最初はただその野望の為に尽力していれば良かったが陸王に出会い彼女は新しい「愛」に目覚めた。

更にいうならファイヤキャンドルの暴走回での彼女の献身を考えると仲間に向けるまた別の「愛」に目覚めてる可能性だってある。

生みの親に向ける「愛」

仲間に向ける「愛」

そして陸王に向ける「愛」

同じ「愛」でも全て形が違い今のブーケはその様々な「愛」に翻弄され自分がどこに「愛」を向けるべきなのか分からなくなっていた。

複雑になり過ぎた彼女の中の「愛」を一度リセットし改めて自分にとっての「愛」とはなんなのかを見つめ直す。

そのための回が今回と次回なんじゃないかと思うんだ。

真白の金へのこだわりもまた人々に向ける「愛」の形と学んだこともきっと次回の彼女の答えに繋がってくる筈だ。

AIを知ってIを取り戻す話とは洒落てるじゃないか。

ユニバースバトルジャパン登場!あの姿はまさか!

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/gozyuger/episode-guide/detail/1246559_4083.html

ユニバース戦士の強化もレッドレーサーシンケンレッドに続いて3人目。

前2人は暴走、闇堕ちって方向性が似ていたが今回登場のユニバースバトルジャパンの強化形態

その名もキラーバトルジャパン「契約者自らが開発したバトルアーマーを装着する」という全く毛色の違うもの。

いいねー。

ユニバース戦士も契約者次第でオリジナルにはない姿やパワーアップが発現する。歴代戦隊の力を借りるだけじゃなくそれをいくらでもいじっていいって懐の深さ、あくまでオリジナルと契約者は対等って感じ。凄くいい。

キラーバトルジャパンはちょっとステイシーザーのテイストあるのがまた憎いね。ステイシーザーが元々バトルジャパンをモデルにしてるから逆輸入というか先祖返りというか。

そんなUバトルジャパン/キラーバトルジャパンにエンゲージする指輪の戦士 設名新クオンAIコンツェルンのNo.2であり、あろうことか社長を蹴落とし会社のナンバーワンになることを目論んでいた。

あの社長を敵に回そうとはなんと大胆不敵な…

変態は何をするか分からないから怖いぞ…

演じるのは我らがしぐたんこと『キラメイジャー』キラメイブルー/押切時雨を演じた日本唯一の万力俳優である水石亜飛夢さん

お隣と合わせてキラメイ勢が2人も…!

久々に見たけどやっぱりいいよなこの人の「ちょっと変なイケメン」感。

万力とか関係なしにいわゆるイケメンとは少し違う妙な色気と纏ってる雰囲気がイケメンなのにイケメンじゃない、ちょっと変なイケメンを作り上げていて今回みたいな怪しいキャラがハマるハマる。

エンゲージの際にはガッツリキラメイチェンジャーを回す動作を入れてくれてたね。ありがたい。

クラップさえすればあとのポーズは自由だからやれるポーズの幅が広いよな。色んなネタ仕込める。

ただバトルフィーバー指輪の固有能力が「休止(スリープ)」ってどういう意味なんだろ。

なんか眠らせるような技あったっけ『バトルフィーバーJ』に。能力の元ネタが浮かばん。

はどうやら始めからブーケを捕らえて何かをするつもりだったようだ。となると都合よく記憶を消したクオンの目論見に気付いているのかな?

これは碌なことにならない予感がプンプンするぜ。

次回

囚われたブーケファイヤキャンドルに襲いかかる!

SHOCK!愛を取り戻せブーケ嬢

キラーバトルジャパンを倒すため 君も僕らのように力合わせろゴジュウジャー!

それではまた

次回 愛に踊る!これが私のthe・AI【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第28話】感想 好きなものは好き!

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