前回 復活のアイスひとさじ【仮面ライダーガヴ 第24話】感想 爽やかアイスと黒過ぎチョコ
日曜日の朝ごはんはホットケーキ率が高い男 アメイジングRYOです。
バター蜂蜜だけじゃなくピーナツバターぬると美味いんですよ。元々アメリカ人ぐらいピーナツバター好きだから贔屓目かも知れないけど。
なんとも風刺の効いた(?)25話を語っていきましょう!
…てか『ガヴ』ってもう折り返しなの!?
あらすじ
ブリザードソルベの力でビターガヴを破ったショウマだったが未だ体調は万全とはいえずアイスくらいしか食べられない状態が続いていた。
しかしこれをポジティブに捉える我らが幸果さんはアイスの食べ比べを企画。2人は買い出しに出かけその帰り道にベンチで寝ているラキアを発見する。
アイスパーティーに誘われ意外にも乗って来たラキアはその流れで人間のことを学び、人間界で生活する為の資金を稼ぐべくはぴぱれでお試しバイトをしてみることに。
一方巷では一風変わったバーチャルな皮を被るグラニュートが暗躍していた…!
美味しい石を食うために!アルバイター・ラキアン

このシーンの引きの画のラキアがデカすぎて面白い。190cmだもんなあ…
今回はメインライダー三人の物語が並行して展開されていたのでそれぞれに焦点当てて行きたい。
まずは今回の主役ラキアから。
衝撃の真実!グラニュートは石を食べていた!!
お前回想でコメルとパン食ってなかったっけ!?
改めて19話の回想を見てみるとラキアがパンを割るシーンのSEが明らかにパンの物とは思えない音だし、形状もパン(もしくは芋)っぽい石に見えなくもない…。
ストマックが表向きに売っているお菓子も今回の回想で石と判明したしマジで基本は石が主食なんだなグラニュート。
となるとシータとジープの回想で出ていた泥みたいなケーキとか泥みたいなスープもガチンコで泥の可能性があるのでは?
石食うやつは泥も食うだろ(暴論)。
石が主食のグラニュートにとって甘くて柔らかい人間のお菓子は基本的には口に合わない物なようだ。ニエルブが前にプリン食べて怪訝な顔していたのもあんまり美味しくなかったからなのかな?
ちなみに劇中ラキアがかじっていた石は石に似せた砂糖菓子らしい。仮面ライダー ザ・ダイナーでコラボメニュー出そう。
早速話が逸れたがラキアの話をしていこう。
まあ今回も株が上がる上がる。この人と幸果さんの株はまさに天井知らず。
はぴぱれでのバイトを勧められ最初はダルがるもショウマに人間を学んだ方がいい、人間の世界のお金は持っておいた方がいいと教えられ何より働いて美味しい石を食べる為にバイトをすることにしたラキア。
ショウマからのアドバイスに「うるさい」とかならず「そういうもんか…」「悪くないな」とあっさり受け入れ言われた通りにするの根っこが素直で勤勉すぎる。
模様替えではグラニュート特有の怪力ですいすい物を運び、行列代行は「こりゃ楽だ」とこなし、人間の価値観に軽いカルチャーショックを受けながら馴染もうと頑張ってる姿はなんとも魅力的。
幸果さんとのコンビも映える。ショウマや絆斗と並んでる時には出ないカップル感が出るな。幸果さんの今回の白を基調とした服はクラゲイメージなのかなって感じがしてラキアと組む今回用の衣装っぽい。
依頼者の浩二君がプリンに目を輝かせるのを見てコメルを重ね少しだけ口が緩むのも好きぃ。
相変わらず「ダル…」ってのは口だけで、ままならないなりにぜーんぶちゃんとやってるのしっかりした大人過ぎて本当にいいよねラキア。
年明け前までは味方になる画が浮かばなかったというのにこんなことになるとは。
ここでついでに今回のバイト ル・ビートについても触れておこう。
グラニュート界からやって来てすぐに人間に擬態するためのミミックキーを紛失してしまったというかなりのうっかりやだが、その代わりにVtuberという我々人間も使う化けの皮を使おうと考えるクレバーさも併せ持つなんとも進んでいる怪人。
自分でVのガワを作るのではなく、他人のアカウントやチャンネルを乗っ取るというハッカーみたいなことまでしているし相当な手練。逆にミミックキー紛失のミスが浮いてるぐらい出来るやつ。
同じグラニュートのラキアは幸果からバーチャル配信者の説明を受けてもどうにもピンと来ていない様子だったのに…。
「Vtuberは声が良ければ売れる」なんて聞いたことがあるが、このル・ビートの声を担当したのは小野友樹。
そりゃ売れるわお前。
カブトムシの体が丸ごと首の後ろに伸びていて上から見ると頭と合わせて空を飛ぶカブトムシになるボリュームのあるデザインがインパクト大。角の先端に口が付いてるのもいいね。
グラニュートが本来の姿を隠す化けの皮を被るように、人間も今やVtuberをはじめ様々な媒体で化けの皮を被っているという風刺の効いた話作りはモダンで好きよ。
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早くも弱点露出か!?急いで決めろ、ブリザードソルベ!

小学生の時誕生日ケーキをケーキアイスにしてもらったなあ。
次にショウマ関連について。
前回で完全復活したと思いきやまだまだ体調不良な様子。前回はあくまでアイスなら食べれる!ってのが分かっただけだったんだな。
絆斗のお母さんの記憶の復活と絆斗との亀裂がストレスになって体を蝕んでいるんだから、絆斗との関係が改善されないうちは治らないのかなあ。
再び現れたビターガヴ(3代目)との戦いではビュンベイゴチゾウのアシストもあり再びブリザードソルベに変身。お煎餅君最初からいるのに専用フォーム貰えてないからこんなところで意外な活躍を…!
甘いアイスに醤油煎餅って合うからね。
バトルシーンで目を引いたのはビターガヴの前蹴り受け止めて体を捻りながら投げ飛ばしつつビターガヴの足を利用してブリザードソルベエゴチゾウを回転させギミックを起動する場面。実際におもちゃでやろう物ならぶっ壊れそう。
前回もやったけど砕けた氷の破片にブリザードソルベが反射して光るのカッコイイわ。
しかし!ブリザードソルベはやはり
時間の経過で溶けてしまう=一定時間で強制的に変身解除
という無視できないデメリットがあることが判明。
強いけど安定感が無いのね
このデメリットはブリザードソルベ一強にはならない工夫にも感じる。例えば最初はブリザードソルベで戦うけど、溶ける前に別のフォームにチェンジ!みたいな見せ方をすれば他のフォームやゴチゾウも販促できそう。
『ビルド』の最初はハザードフォームで戦うが長引いたら暴走しちゃう前に別のにチェンジ!的な。
あるいはアイアンガッチャードやブーストMKⅡのような最近では定番の「それ単体ではデメリットが大きく使いにくいが、別の補助アイテムが付くことでデメリットを克服し完成する」タイプのフォームなのかな?
結局はビターガヴにも逃げられてしまい微妙にバトルではいいとこなかったショウマだがドラマパートではラキアに自分が本編序盤で学んだ教訓や人間界での立ち回り方、やった方が良いことを教えていて先輩っぽく振る舞っていたのが好印象。
「美味しい石が買えるよ」とか顔色伺いながら相手の乗って来そうな提案とか見つけるの上手いんだよな。
果たして「美味しい石」ってどこで買えるのかは全く謎だが。
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美味(つよ)いけど、体に悪いぞチョコルドフォーム

最後に絆斗のパートの話を。
まず注目したいのは新衣装。これまでよりもかなり黒の比率が上がっていてカラフルなショウマと対比になっているようだ。
黒いチョコルドを使いその魅力に取り憑かれている、ショウマとの埋まらない溝、酸賀を頼るようになり危険水域にいる…
衣装一つからでも今の絆斗の心情や状況を色々察せられるように出来ている。
そしてやはりチョコルドは強大な力を得られる反面何かしらのデメリットがあるようで今回絆斗は戦闘後に体の不調に苦しむことに…
それ見たことか!!
変なおじさんから貰ったチョコなんて食べるからだ!!
明らかにヤバい方に行っているんだがそれはさておきバトルの方では大活躍。終始ビターガヴを余裕の圧倒で倒してみせた。
1回目も2回目もドロップキック使っててドロップキック好きに嬉しいよヴァレンのバトル。
以前よりもはるかに強引でパワフルな戦い方になり見ていて気持ち良くもあるんだよなあ。絶対ヤバいのは分かってるんだけどさ。
2回目の変身とか超かっこいいよね。チョコ溜まりを壁に作ってそれを叩いて変身するという新しい見せ方。腕から伸びる黒いエフェクトが顔を包むのもクール。
ラキアと言い厨二心に刺さるキャラや見せ方をバンバン出してくれるよな『ガヴ』って。
2回目の路地裏バトルは周囲にあるものを次々に使いながら展開される11話を思い出すストリートバトルで普通にアクション映画で観るようなレベルの戦いをニチアサで見せてくれて満足度高し。
はたき落とされたヴァレンバスターをキャッチして鉄柵越しに撃つシーンとか、鉄パイプを倒して逃げ場を塞ぐとか狭い路地という空間を存分に生かしたバトルシーンだった。
最後にちょっと酸賀について。
ビターガヴに食べさせているピザが入っていた空の箱の山を絆斗に指摘された場面での「8割真実を話すが核心は言わず、さりげなく話題を逸らす」というバレにくい嘘のつき方があまりに鮮やか。
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次回
コメルを侮辱され怒りでプッチン来たラキア!
浩二はカブトダンシを、大切な場所を取り返せるのか!?
そしてお久しぶりにニエルブ動く!ハンティ逃げてー!
それではまた


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