前回 ジープの電撃結婚!【仮面ライダーガヴ 第29話】感想 拾ったのは反社の息子でした
『ガヴ』&『ゴジュウジャー』の夏映画が発表されて『ガヴ』の終わりが近いことに震える男 アメイジングRYOです。
だって夏映画には次回の仮面ライダーがもう登場するわけでしょ?
早いわあ。早い。
とはいえ番組的にはまだ中盤の30話を語って行きます。
あらすじ
グラニュート オチルを追い詰めたガヴとヴラムの前に現れたリゼル。
彼女の妨害によりオチルに逃げられた2人は更にジープの登場でリゼルがグラニュート界の大統領令嬢でジープと結婚したことを知る。
一方グラニュート界ではボッカが政争に闇菓子を利用し始める。
ただ言われるがままに使われるしかないランゴだったが彼に更なる苦境。泣きっ面に蜂の事態が待ち受けていた。
まだ何もしてないのに降格処分!?ランゴの受難

この相関図のランゴ兄さんがちょっとツボ。
[長男・仕入れ担当]
長男なのに!あとこのビジュアルで仕入れ担当!?
塚本さんの強キャラオーラが却って面白い感じになってる。
てなわけでまずは今回ズタボロにされたランゴ周りの話をして行きたい。
金持ちにも闇菓子を流通させてそれを餌に言いなりにしてやるぜ!という家族経営の小規模反社が抱えるには身の丈に合わない大き過ぎる野望を持っていたランゴ。
その野望はジャルダック家というより巨大な邪悪にそっくり丸呑みにされ気付けば自分が言いなりにされてしまっている皮肉。おまけに会社まで奪われ自分は社長職を追われて仕入れ担当に降格させられてしまった。
多分、ランゴ自身「世界の支配」とかまでは考えてなかったんじゃないかと思うんだよね。ちょっといい思いが出来ればいいくらいのイメージだったのに超ヤバいやつに目をつけられてこの有様。
教訓めいたものを感じるね。悪いことするともっと悪いやつを呼び寄せ結果引き返せなくなる。
「なあ呉島の坊ちゃん!貴虎に教わらなかったのか?なぜ悪い子に育っちゃいけないか。その理由を。嘘つき、卑怯者…そういう悪い子供こそ、本当に悪い大人の恰好の餌食になるからさ!」
ボッカに警察チラつかされて「あ、それは勘弁して下さい…」みたいになってるランゴがあまりに矮小に見えてしまって泣ける。あんなに強そうで、あんなに強キャラっぽいのに。
塚本さんの演技力の高さもあって見てて痛々しいのよ。
そもそもランゴって初登場から今まで作中での活躍らしい活躍がなく、なんなら画面にさえ映らない回も多いのにようやくターンが回ってきたと思ったら社長じゃなくなるってもうさあ…
流石に終盤社長に返り咲いたりする…よね?
いや正直それも微妙なんだよな。立場で考えたらボッカのがラスボスっぽいし。ボッカがガヴにやられたタイミングでランゴがトドメを刺して「会社は俺のものだ!」からのラスボスルートとかありそっちゃありそうだけで…
逆にサクッと最強形態のやられ役にされそうな雰囲気もある。そこは読めないね。
ただいくつかプラスになるポイントもあると思う。
まずこれまでは社長職という関係上前線に出てこなかったランゴだが仕入れ専業となったことで人間界に出てくることも増えそう。つまり永年グリーンバック撮影からの卒業だ。
新しいキービジュアルにも完全変身状態のランゴが写ってるしバトルもバリバリやることになるだろう。そこで戦闘力の高さを見せてくれることに期待。
また新社長は愉しむことしか頭にないリゼル、実務をする副社長のジープはやり返すことしか考えてない。ぶっちゃけこいつら2人が頭の会社なんてろくなことにならないのは目に見えてるし結果ランゴの株が上がるんじゃないかと個人的には思ってる。
何はともあれスーパー胃痛タイムのランゴを見守っていきたいね。
おかしいな…終盤になればランゴも目を引くような活躍するとは思ってたが目の引き方がイメージとだいぶ違う。
ところでちょっと話が脇に逸れるがボッカが協力者のマーゲンに振る舞った闇菓子。ナイフとフォークで切って食べていて見るからに柔らかいのが伝わってきた。
1話でハウンドが食べていた闇菓子はかなり硬そうだったことを考えるとアレがランゴの言っていた上流階級用の質のいい闇菓子なんだろうね。
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仲良しガヴチームとさらば爺さん!

ストマックチームがズタボロなのにガヴチームが仲良しの和んだよね。
各々好きなもの食べながら会議してるシーンとかああいうの好きなのよ。あっても無くてもいいんだけどあると嬉しいシーンというか。
あとちょっと今回のハンティ、彼氏面が凄い…。バトルシーンでも妙にボディタッチ多いし。
用心深いオチルの足取りが掴めない中、絆斗が持ち前のライターとしての能力や技能で被害者の足取りから情報を集め、ラキアはかつてはストマックで働いていた経験からヒトプレスを納品するなら人目につかない部屋を使う筈と推理、人間の幸果さんが銭湯ならボイラー室が客は入れないと教えて見事全てを暴いて見せた。全員活躍してるのが素晴らしい。
銭湯のことを知りショウマとラキアが「俺たちは無理かな…」ってなるシーンはちょっと複雑だが笑った。タトゥーなんかよりヤバいもん付いてるもんな。
ところで絆斗がオチルの顔写真を見た時に「だいぶ爺さんだな」。
ラキアがオチルを探してるシーンでは「爺さんがみんな同じ顔に見える。」
そんな爺さん爺さん言う!?
ちなみに肥後リーダーは62歳で一応還暦前だぞ!
まあ若い絆斗からすれば、グラニュートのラキアからすればそうなのかな…?
爺さんが若い子はみんな同じ顔に見えんのと一緒か。
バトルシーンではオチルは高所から次々物を投げると言う初代『ドンキーコング』戦法を展開。猿のグラニュートだからそこと掛けたのか、はたまた偶然か。
ドンキーコングって最初はマリオの敵だったのよね。
「聞いてないよー」「ムッシュムラムラ」「バカだなあ」など前回に引き続き持ちギャグ連発のリーダーのアフレコも楽しかった。バイトグラニュートの中では愛嬌もあって結構好きなキャラだったわオチル。
個人的には「ハッ!いつの間に!」も聞きたかった。アレ好きなのよ。改めてダチョウ倶楽部さんのギャグってどれもキャッチーだよなって。
序盤の強キャラ感はなくなりすっかりやられ役になった…と思われていたエージェントだったがヴラムとのバトルでは、透明になるゼリーカスタムに対し煙幕を張って煙の流れでヴラムの位置を特定するという強キャラムーブを披露。やはり歴代最強の戦闘員かこいつら…?
結局ヴラムが一枚上手だったがまだまだ強いぞエージェントさん達!
そういやボッカに支えていた奴ら。名前はバトラーというボッカの眷属らしいがじゃああいつらも戦えば強いんかね?
次回はチームの中では唯一ギクシャクな絆斗×ラキアのコンビ回。俺知ってるんだ。こういう歪みあってる系の組み合わせって尋常じゃない人気の出方するんでしょ?
ハン×ラキ派が増えるんでしょ?
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ぶっ壊れてるジープ兄さん/ガヴGRADUATIONS2感想

ミミックキーを使っての演出が上手すぎたなこのシーン。
ラキアが事前に「(グラニュートにとって人間の姿は)それはただの仮の姿」って言ってるのが前振りになってるのよね。
シータを失い、今なお立ち直っていないジープはミミックキーを修理させ、自ら使って鏡に映る自分を見ながらシータを想うという異常行動に出る。
グラニュートにとって人間の姿は偽物のはずなのにその偽物の姿以外でもうシータを感じることが出来ないから自らをシータに変える…。
そんなジープを見てリゼルは
「そんなあなたがかわいいんだから」
と頭を撫でる。リゼルは壊れた物を愛する変な癖があるがこのシーンでジープを気に入ってる理由が分かった気がする。
完全にジープ兄さん壊れてるよね。だからリゼルも好きなんだよ多分。
なんかそのうちシータを感じたいからシータになる頻度が増えて自分がジープなのか、シータなのか分からなくなりそう。実質一つになるみたいな展開あるんじゃないかなーと思う。
なんとなく香村脚本ってそういうことやりそう。
恐ろしい想像をしてしまったのでここで軽くTTFCで配信された『仮面ライダーガヴ GRADUATIONS』の続編『GRADUATIONS おかしなスクールデイズ2』の感想も軽く書いておこう。
今回注目して欲しいのはニエルブ兄さん。
「もう本当に寒ルブだし眠ルブだし」「僕も踊りたくなってきた!踊ルブ!」なる変なギャグを誕生させていて不覚にも笑ってしまった。もうニエルブじゃねぇよこのキャラ…。
あとこっちの世界では酸賀が生きていて浅沼晋太郎好きならニヤニヤ出来るパートもあるので見て欲しいね。
絆斗はラキアに机に叩きつけられたり、変なギャグやったり引き続き悲惨な目に遭ってる。前作も可哀想なことになってたもんな…
アフタートークではキャスト陣の趣味の話なんかが聞けるぞ!
みんなも入ろうTTFC!
次回
絆斗×ラキアの共同戦線!
繋がれた2人は仲良くなれるのか!?
ジャルダック家 眷属バトラーもその実力を発揮する!
それではまた
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