ギャルに真剣!緒乙はキャラ変!?【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第20話】感想 敬語は使え

スーパー戦隊

前回 ふたつの心でホワイトバーン!【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第19話】感想 ここにもカスが1人

ギャルタレがちょっと前から見分けつかない男 アメイジングRYOです。

ダメだ…「おじさん」が脳にまで転移している。こうなってはもう手遅れだ…。

「ゆうちゃみ」だの「みちょぱ」だの「ゆきぽよ」だの「パルプンテ」だのもう分からんよ。

男は黙って!若槻千夏!

トンチキだが重要回!そしてシンケンレッドへの深いリスペクトを感じた20話を語っていきましょう。

あらすじ

通りすがりの姉妹を見て行方不明の妹 緒乙を思う角乃の耳に人々の悲鳴が飛び込んできた。

駆けつけたそこに待っていたのはノーワンワールド ギャルナンバーワンギャルノーワン

その力で陸王禽次郎、街の人達が次々ギャルに変えられていく中突如として響き渡る勇ましい鼓と拍子木の音と共に1人のギャルが現れた。

ユニバースシンケンレッドに変身した彼女は高らかに名乗りをあげる

「シンケンレッド!一河緒乙!やったるし!」

8年前に灰眼の男に誘拐され消えたはずの妹がギャルになって帰ってきたことに驚愕する角乃

彼女は本当に緒乙なのか?そして始まる熾烈なギャル修行にゴジュウジャーは着いて行けるのか。

真剣にシンケンレッドを取り扱っている!

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/gozyuger/episode-guide/detail/1246167_4083.html

実は私『シンケンジャー』には思い入れがありまして。

特撮というジャンルに目覚めてから初めてちゃんと見たスーパー戦隊『シンケンジャー』だったんですね。

驚愕だった。今の戦隊ってこんなにストーリー複雑で、こんなに面白くて、こんなに斬新で、こんなに美男美女しか出ていないのかと。脇に伊吹吾郎いるんだ…と。

未だに『シンケンジャー』って顔面偏差値最強戦隊だと思うんだよな。

アーツのシンケンレッド持ってるし、DXショドウフォンも買ってまだ実家にあるしとにかくハマって今特撮がこんなに好きなのは『シンケンジャー』に出会えたのも大きな要因。

全スーパー戦隊大投票シンケンレッドがキャラクター部門で1位だったのは嬉しかったし、『ゴジュウジャー』においてもいつか出るであろうユニバースシンケンレッドがどんなキャラになるか期待していた。

そして今回。ついにユニバースシンケンレッドの登場回が来てどうだったかと言うと…

凄い!

『ゴジュウジャー』らしいトンチキやりながらシンケンレッド『シンケンジャー』の美味しい成分をバッチリ抽出出来ている!

具体的なところに触れて行こう。

まず登場シーンから鼓と拍子木の音、持ち込まれる陣幕にのぼり旗とシンケンジャーの特徴をバッチリ再現。持って来たのは黒子さんじゃなく、ガングロギャルだったけど。

変身時に書く「」が平仮名の「」になってるのも上手くギャルっぽく弄れてる部分。

ヒーロー名と本名をセットで名乗るシンケンジャー特有の名乗りですっかり様変わりした緒乙角乃が気付くってのも作品の特徴を展開に活かしていて面白い。

シンケンレッドと言えば本編後半で実は今までのシンケンレッドは影武者で真のシンケンレッドは姫だったという衝撃の展開が描かれたことが今や有名だが、だからこそ女性が変身することに一切違和感がないこの自由度の高さも強みの一つ。

ギャルが変身しようがある意味原作通りになってしまうのだから強い。

緒乙を中心にギャルになった角乃を除くゴジュウジャー達が並ぶ姿はがリーダーやってる時のシンケンジャーっぽくもなっている。

そしてラストでのファイヤキャンドルによるシンケンレッド乗っ取りが原作の影武者騒動の要素の回収になっているのが特にお気に入りの部分。これは上手い。

「実は女」「実は影武者」というシンケンレッドを語る上で切り離せない部分をゴジュウジャー流に調理して取り入れてるのが本当にお見事。

てか大投票人気ナンバーワンキャラが番組内人気下手すりゃナンバーワンのファイヤキャンドルに渡るのはちょっと出し惜しみがなさ過ぎるな。

双方相乗効果でまたすんごい人気出ちゃうんじゃないの?

ファイヤキャンドルがエンゲージする時のクラップの動きに抜刀の仕草仕込んでるのマジでセンスいいと思う。その後原作通りに漢字の「火」を書くもんだから「俺が真のシンケンレッドだ!」に説得力が出る。

さっきは悪くないと思った緒乙「ひ」が途端に偽物に見えるという構図。

シンケンレッドがギャルって何考えてんだ!と思ったが蓋開けてみるとめちゃくちゃ真面目な『シンケンジャー』回でした。舐めててゴメン。

天下ゴメーン。

ギャル戦隊ゴジュウジャー結成!

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/gozyuger/episode-guide/detail/1246167_4083.html

全体的にみんな妙に似合ってるのに竜儀が著しく全体のレベルを下げてると思うの。

てかギャルか?コレ

続いて今回の本線たるギャル周りの話について。

松本さんが元々可愛い顔してるのもあって禽次郎のギャルが素直に可愛いと思うけど陸王が様になり過ぎていて霞むというか。可愛いのは禽次郎だけどギャルなのは陸王というか。

角乃から灰眼の男の話を初めて聞くという重要な件もギャル似合い過ぎてて話に集中出来ないんですけど…

ちなみに熊手様のギャル姿は今週の『補ジュウ計画』で見れるので気になる人は今すぐTTFCに加入だ!

俺は正直だいぶ好みで困ったぞ!

今回の主役にして謎多きギャル 緒乙はビジュアルがわざとらしくない今風のギャルに仕上がっていてこれまた可愛らしくて好きよ。コレは取り巻きの姫ギャルとガングロギャルが引き立て役としてかなり機能してるからそう感じるのかもしれないな。

角乃に対しての態度は全く覚えがないことをしつこく聞かれてムッとしたからであって本人の性格は基本ギャルメンタルのいい子だし好感度は高い。

「敬語は使わないけど、目の前の人には手ぇ差し伸べる。それがギャルってもんだし!」

甘えるな。お隣ギャル社長は敬語使った上で目の前の人に手ぇ差し伸べてるぞ。

角乃のことを覚えてないのは本来は植物状態なところをユニバースリングで意識を保っているという特殊な状態だからなのか。それともやはり緒乙の姿ではあるが別人なのか。

いや完全な別人って線は今回の話の内容的にないとは思うんだけど。そもそも灰眼の男に誘拐されたはずの緒乙がなんで病院にいるのかも分からないし。

陸王灰眼の男の関係もやはり根深そうだから多分その辺とも密接に関わってくるんだろう。囁かれていたブーケ緒乙説もまだ否定はできない。

ギャル授業をやけに楽しそうに受ける。これ運動会の時と同じパターンだろ。ろくに学校なんて行ってないから授業が楽しいというアレ。この子ほんま可哀想…

「誰でも大好き」「DD(ディーディー)」と言うと習った後の禽次郎の台詞

「パーリーはDD(デーデー)!」

おじいちゃんだなあ。多分X(エックス)のこともX(エッキス)って言うだろ。

そして今回のもう1人の主人公 角乃。必ず妹を取り戻すと誓い戦って来た彼女の願いは突然叶えられることになってしまい、しかしその成就が却って彼女を苦しめることになった。

「返してよ…私の家族…」って台詞はようやく緒乙が帰ってきたのに自分の知る緒乙ではなくなっていて願いは叶ったのに叶っていない、叶ってしまったからこそ自分の望み通りに叶うことはなくなってしまったみたいな複雑な思いが見えて良かったね。

しかしそんな悩みを振り切り、過去を失おうと緒乙が自分の知る緒乙でなくなっていようと帰ってきた今の緒乙を愛すればいい。過去に囚われず今を楽しむことこそがギャル魂でそれが自分には必要だったのだと気付く。

出鱈目で詰め込みすぎなギャルコーデがあまり似合ってない角乃だがそれが逆に「見てくれではなく魂がギャルであるならばギャル」ってのを体現している。

おじさんでも魂だけはギャルであること。生きていく上で大事なことかも知れない。

シンケンジャーオマージュに目が行きがちだがギャルパートもしっかり楽しめる回だった。

ファイヤキャンドル。敵キャラへの立ち返り

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/gozyuger/episode-guide/detail/1246167_4083.html

第1話で見せた正統派な武人系ライバルムーブから始まり、天然なところもテンション高いところも部下の名前をしっかり覚え仲がいいところも、相手を知るために戦うという心根の熱さや快男児なところも、演じる三本木さんの全力が伝わってくるところも、その三本木さんが誰よりもファイヤキャンドルの理解者だからこそお出し出来る数々のファイヤキャンドルらしいアドリブも

その全てが愛されていてマジで『ゴジュウジャー』で一番人気…かまでは分からないが少なくとも男で嫌いなやついないんじゃないかと思うくらい好感度の塊みたいになっていたファイヤキャンドル

しかし忘れてはいけない。

彼は悪役なのだ。そしてヴィランとはヒーローと敵対しヒーローを苦しめ挫く存在でなければならない。

ただ好感度を稼ぐだけのマスコットキャラになり下がるべきではない。

今回はファイヤキャンドルの上がり過ぎた好感度を一回リセットし敵キャラとしての再スタートを切らせる目的があったのだという。

リングを失えばまた植物状態に戻ってしまう緒乙から容赦なくリングを奪い「そんな人間のことなぞ知ったことか」と吐き捨てる様はその第一歩。久しぶりに悪役らしいとこ見れて良かったと思うよ。

悪役が悪役らしいことをするのは当たり前だし決してこれでファイヤキャンドルの好感度が下がるってことはないと思うんだよね。

これまでの敗北を思い出すところで部下のデンジスがやられたとこを回想するのは「自分が弱いままではまた部下を失うかも知れない」という思いがあってそれもファイヤキャンドルが力を求めた理由なのかなとか思って見るとなんならまた好感度上がる。

キャラクターとしての土台がしっかりしてるからもはや何しても揺るがないキャラになったように思う。

悪として返り咲き外道なシンケンレッドにパワーアップしたファイヤキャンドルの戦いっぷりに期待しよう。

次回

ファイヤキャンドルのパワーアップでゴジュウジャーの脅威が迫る!

それはさておき祭りだ祭り!!

祭りナンバーワンは一体誰の手に!?

…おい!あの引きで全部忘れて祭りすんな!!!

それではまた

次回 燃えるお祭り魂!テガソードSUMMER!【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第21話】感想 流されやすい人の多い街

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