引っ越して二か月弱だけど新しい部屋にまだまだワクワクする男 アメイジングRYOです。
家具を買うのが楽しいし、今までは部屋のスペース的に飾れなかったフィギュアもバンバン飾れて思わずニヤける。
バロッサとルイルイ登場の18話を語っていきましょう
あらすじ
2人でキャンプにやって来たソラトとコウセイ。
その目的はコウセイがメテオカイジュウの力をより引き出せるよう特訓をする為であり、早速オメガとメテオカイジュウ達の模擬戦が始まる。
しかしそんな2人の背後より近づく影があった…
宇宙海賊バロッサ星人。
お宝を求め宇宙を東奔西走するやつの次なる狙いはメテオカイジュウだったのだ!
バロッサファミリー襲来!

令和のバルタン星人と呼ばれて久しいバロッサ星人が登場した今回。
そして『ウルトラマンX』でヒロインの1人 高田ルイ(通称ルイルイ)を演じた百川さんの出演も話題になったが、蓋を開けてみるとマモル全滅!ルイルイはバロッサだった!
バロッサは一度の産卵で一万個の卵を産む、すなわち一気に一万人の兄弟ができる設定があるのでそこを活かしたバロッサファミリー回という今までとはまた違うバロッサ回に仕上がっていたね。
メインヴィランであるバロッサ星人五代目 ザーゴンの声を演じたのは三宅健太さん。オールマイトォ!
収集癖があるのはいつも通りのバロッサだが、このザーゴンは強奪したメテオカイジュウをかっこいいフィギュアとしてしか考えてないようで磨いたりブンドドしたりなりきり遊びをしたり。後半の展開でおそらくこれまでの個体の中でも幼いバロッサであることが明らかになり凶悪度で言えば今までの連中の中でも割と低そう。
「レキネス!…あれ?ん?違うのか?どうやんだこれ…」
なんだ。ただの特オタか。分かるよ。俺も新しいおもちゃ買うとよくそうなる。
妹のギルダは前述通り人間体を百川さんが演じており可愛らしいバロッサになっていた。
バロッサは基本地球人を見下しているため擬態もしないのでバロッサの人間体というのは何気にシリーズ初。コウセイを痛く気に入っていたりセリフの端々にやはりバロッサらしい傲慢さはあれど比較的人間に友好的なバロッサだった。
面食いな性格はルイルイから引き続きなのも面白かったね。ギルダがゼロ様に出会うライブステージに期待しよう。
そして度肝を抜かれたのはバロッサの母…だがこれについては次項にしよう。
バロッサ星人回といえば毎度ファンならニヤリとする小ネタをバロッサが青い猫型ロボットの如く次々繰り出してくるのが定番。
今回も例に漏れず『初代マン』からダダの縮小光線銃、ザラブの地球語翻訳機、ブルトンの隕石、『A』からヒッポリトのヒッポリトタール、『Q』からモルフォ蝶の鱗粉、『レオ』からオニオンの金棒、『セブン』からペロリンガ星人の円盤、『タロウ』からマンダリン草と盛りだくさん。作ってる側こそ楽しいだろうなーって毎度思う。
あとなんか水槽にゲードスいたな。稚魚(?)もいて可愛い。
バロッサの家に飾られてる剣とかも元ネタありそうなんだけどちょっと分からんかったね。
バロッサ回は導入はバロッサがお宝狙って地球に来たってだけで成立するし、お話の中で小ネタを仕込むの定番ネタさえ抑えておけば後の味付けは自由だからどんなドラマにも絡ませやすいし素人目にみるとかなり作りやすそうな回に見える。
今後も様々なバロッサ回をお送りしていただきたいものだ。
困難乗り越え怪獣使いは強くなる

今回の本筋は「コウセイとメテオカイジュウの絆の成長」にあったと思う。
冒頭はよりメテオカイジュウの力を引き出せるようにオメガとメテオカイジュウを使って模擬戦をするもコウセイは空回りしてしまって怪獣達の力を思うように引き出せない様子。
コウセイって感覚5〜6話に一回は空回る話ない?
迷える若者らしいっちゃらいしがそろそろもうちょい落ち着いてくれてもいい…いや、しかし遮二無二頑張って落ち着かないのがコウセイらしさでもあるからやはり空回ってるくらいがいいか。
オメガvsメテオカイジュウはカメラワークやダイナミックな演出もあり中々見応えあったね。ウルトラシリーズの特訓パートってのも『ギャラファイ』なんかじゃあるあるだがテレビで見るのは珍しい感じだ。
?「隊長!やめてください!お願いです!」
?「逃げるなゲン!」
バロッサとの一件でメテオカイジュウ達と同じサイズになって文字通り一緒に戦ったことでよりメテオカイジュウとの絆が深まりコウセイは怪獣使いとして成長することができた。
…まあ、メテオカイジュウはみんなでバロッサを攻撃したけど肝心のコウセイは「うぉー!」と勇ましく突撃したものの特に何もせずアユムに大きくしてもらうまで突っ立ってたのはだいぶ気になったけど。せめてソラトをカプセルから出すとかそれくらいなんかしても良かったのに。
オメガvsバロッサでは下から煽るアングルが多かったり、オニオンの金棒によるバロッサの攻撃が思いの外強力だったり、メテオカイジュウ達の特徴を活かしてのバトルと中々凝っていてただのギャグ調バトルにならなかったのが高評価。
特にトライガロンを戻すアクションでバロッサにダメージを与えてるシーンはコウセイの怪獣使いとしての采配が冴えてるのが分かり成長を感じる。
コミカル調ながらもふざけ過ぎず、かっこいいとこはきちんとかっこよく、真面目にすべきとこはちゃんと描いているバランスのいいバトルシーンだった。
単なるコミカル回じゃない!

基本はコミカル寄り回ではあるが決してそれだけではなかった今回。
初登場から6年経ちファンにもどういうキャラなのかが根付いて来たバロッサ星人を新たな形で掘り下げてくれたのは面白かった。
そこで活躍してくれたのはインパクト抜群の新キャラクター バロッサの母である。
ザーゴンもギルダもなんとなく行動や言動が子供っぽいなと感じていたとこにこんなお母ちゃんが出てくるもんだから一気に「あ、やっぱり子供なんだこいつら」って分からされたね。
人間の意見など一切無視して欲しいものは必ず奪い取るまさに海賊のような傍若無人ばかりだったこれまでのバロッサに比べて母は非常に人格者であり、人間の自由や意思を尊重しそれを無視する子供達を叱り飛ばす賢母だった。この人から生まれた一万人のバロッサ兄弟は皆しっかりしてそうだな。
が、しかしコウセイとアユムを見て子供達言った言葉は中々にショッキングなものであった。
「ほら見て。一生懸命オスの人間が弱ったメスに寄り添っている。健気でしょ?たとえ滅びゆく種族でもね人間は仲間と一緒にいるのが幸せなの。」
虫かなんかを見ながら言ってる?
これってまあギャグなんだけど割と怖い台詞でもあると思うんだよね。人格者の母であってもバロッサという種に根付いた人間に対する見下しは如何ともし難く、悪意なく我々が虫や動物にするような言葉を吐いてしまうという。
人間は飼うものって考えもあるみたいだし同じ目線で相手を見てはいないんだなってのが伝わって、今回のエピソードでコミカルさやずる賢さだけじゃなくバロッサ星人というキャラクターに不気味さを付与して来たなと思った。
母は最終的に詫びの饅頭持ってくるくらいだしやはりめちゃくちゃ人格者だけどね。俺は仮にカブトムシに失礼を働いても詫びの蜜を持って行ったりしないから。
『Z』で評価が上がって以降強怪獣として認知されているあのブルトンを隕石の状態で所持し、ワープ装置代わりに使ってるって1シーンだけでめちゃくちゃ強キャラとしてのキャラ立ちしてて笑う。
バロッサの母が敵にならないことを祈ろう。
そして物語本筋の伏線であろう発言もあったね。
ギルダや母が口にした「人類は滅びゆく種族」というアレだ。まあ間違いなく地球に何か起きていてバロッサはそれをすでに知ってるってことよね。
やはりソラトのいう「目覚めの刻」と関係する何かなんだろうな。劇中で滅びた種族といえばゾヴァラスの時に名前が出て来たゲネス人もいるし。
もう1人のソラトやゲネス、宇宙人は認知している人類の滅びの予兆。
最終盤を盛り上げるカードが揃って来ていてワクワクするぜ。
次回
少年の空想が世界を変える!
あの赤い球はまさか!?
個性的な顔の怪獣 バグリゴン進撃!
それではまた
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