前回 荒れるぜライバル!若さってなんだ!?【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第36話】感想 (お前の方こそ)なんだよその姿!?
この2週間、スーパー戦隊にあまりに色々あり過ぎてなんだかグンニャリしてしまった男 アメイジングRYOです…
色々なんでなんだよ…
まあクヨクヨしてても仕方ないんで気を取り直して37話を語っていき…たかったんですけどね。
とにかくいきましょう!
あらすじ
ゴジュウジャーの増大していく戦力に対抗するべくテガジューンは新たなる幹部 破壊のリボンなるブーケの妹を生成する。
ラブいものが大好きなリボンは街に繰り出しラブいものを探すがそんな折偶然飛ばされてきた真白のナンバーワンローブを気に入り持ち去ってしまう。
ローブを失くした真白に意外な異変が…
一方服屋でのバイトを始めた吠の前にファッションナンバーワンを名乗るファッションノーワンが現れた!
今週の熊手様の教え

17話 ではちびっ子達に苦手なことも楽しめるように工夫しようと教え、27話 ではお金との付き合い方や人との縁をどのように考えるべきかを説き、今回はファッションの本質について論じてくれたゴッドネス熊手様。
ほぼ神を自称するだけあり真白回は教訓や教え、メッセージがありそれが明確なのがいいよね。そしてその教えは時に大人すら唸らせるものな辺り流石はほぼ神。
あと自分も書いてて気づいたけど真白回って必ず一の位が7の時なんだね。つまり47話も真白回?
めちゃくちゃ終盤で来る真白回とか絶対かっこいいやつじゃん。期待して待とう。
元々本作のキャラの中でも自分は真白がかなり好きなので今回も楽しめた…と言いたいが、いかんせん今回はお話の内容と関係ない部分がチラついて正直いつものように純粋な目で楽しむことは出来なかった部分はあるね(後述)…。
まあそれはさておき話としてはやっぱり面白かったよ。ナンバーワンローブを無くしてゴッドネスからハピネス熊手になってしまった真白をめちゃくちゃキャラ入れて演じてる木村さんが好き。
でも27話の回想で描かれた過去のウルフ時代の真白ってあんなクネクネじゃなかったと思うんだ。これは一体どういうことなの…?
クネクネのハピネス熊手が本来の真白で、ローブがあって初めてゴッドネスってんなら分かりやすいんだが回想の件を考えると後天的にローブが無いとハピネスになるようになってしまったとしか考えられない。何があったんだ…
ベアックマと2人で作った友情コートはとにかくアップリケの刺繍がめちゃくちゃ可愛い。最後に明らかになったグーデバーンがグングンカットしてる裏地も併せて絵柄がほんわかする。
今回の真白の金言はやはり
「ファッションってのは他に誰かがいるから必要なんだろうが!この世に1人だけなら裸でもなんでもいい。」
これだろう。誰かにかっこよく見せたい、可愛く見せたい、笑われたく無い、そんな思いが自分を飾りたいという願望になりファッションがある。
誰も自分に見向きもしないなら極論裸で良いってのはその通りだ。ファッションナンバーワンを名乗りながら世界にただ1人自分だけがいれば良いと考えるファッションノーワンは何も分かって無いってのもその通り。
逆に周りにダサいと言われようと着ている服に想いがあるならビビらず胸張って着ようぜ!という教えも説いているので結果としては「独りよがりなファッションではいけない」「でも強い思いがあるならそれは君だけの一張羅なんだ」という相反する教えを複合している回だったなと。
真白と吠の共通点が深掘りされていたのにも注目したい。
ノーワンワールドに迷い込み元の世界に戻って来たら既に自分のいるべき穴が埋まっていた吠と、世界を救い1万年の眠りにつき目を覚ますと既に世界に居場所がなくなっていた真白。
口の悪い一匹狼のようで実は寂しがりやな吠と、俺様キャラだが実はひとりぼっちを酷く怖がっていて一度しか使えない指輪の力を孤独から解放される為に使っていた真白。
花の蜜をよく吸う吠と蜂蜜をがぶ飲みする真白。
巧妙にいくつもの共通点が忍ばされていながらメイン回が来ないとその事に気付けないのが悔しい。てかお話作りが上手い。
吠との絡みがほぼない回でこうやって更なる共通点を表示してくるところも個人的にポイント高いな。
新幹部リボン登場!服装がなかなか…

続いて新幹部 破壊のリボンについて。
リボンも確かに結婚式に因んだワードではあるな。なるほどなるほど。
ピンキーなカラーリングに黒丸メガネにcv.伊瀬茉莉也さんで一見キュートながらよく見ると尻尾がまんまティラノの頭だし後頭部にはトリケラトプスがいるし恐竜の意匠がそこかしこにあり皮膚の感じもそれっぽくて割と怖い。
あと実は服装の露出度がとんでもないな。これ元々人間の姿の幹部に着させるつもりだったんですかい女王?
ここに来ての新幹部参戦だが今回見た限りでは凄く強いとか凄く重要そうって感じが薄く登場したはいいが彼女の物語上の役割とはなんなのだろうと考えてしまう。ブーケの妹ってのが大事なのか、はたまたテガジューンの異変を描く為なのか。
後者だとしたら新レギュラー出す意味はないか。なんかちょっとした描写でいいもんな。
とにかく今のところ何をするキャラなのか見えてこないリボンの今後の動向にも注目したい。
例の件について

普段あんまりこういうことには触れないようにしてるんだけど、流石に影響デカ過ぎて触れざるを得ないので例の件について少し。
ゴジュウユニコーン/一河角乃を演じる今森茉耶さんが未成年飲酒をしたとして11/8(土)に報道され同日に所属事務所のsejuは今森さんとの契約解除を、そして東映は彼女が『ゴジュウジャー』より降板することを発表した。
出演者、それもレギュラーキャラがこういった形で番組放送中に降板するのはスーパー戦隊50年の歴史の中でもおそらく初。
近い例には『バイオマン』のイエローフォー/小泉ミカ役の矢島由紀さんなどがいるが矢島さんの場合は突然の失踪という今森さんとはまた別ベクトルのものである。
で、気になるのは今後かなり撮り溜めてるであろう放送回をどうするんだって話なんだが今回を見る限り東映は角乃の顔を一切映さないようにして残る撮ってしまってる回を放送するつもりのようだ。
東映としても急きょの対応に追われ大変だったのだろうという苦心が映像から漏れてしまっていたよね…仕方ないのは分かるんだが私はもうOP見た途端に今回を純粋に見れないって予感した。
本編の映像や16話の特殊OPの映像をつぎはぎして角乃の顔が映ってしまっている部分を消しOPでも印象的な「確乎不抜 響かせろ♫」で皆の願いの理由がリングに映る部分の角乃のパートはまさかの真っ黒。
何を隠したいかは一目瞭然でなんだかOPの時点でしょんぼりしてしまった。提供横の帯テロップも無かったりいつもと違う感ビンビン。
しかしながら凄いなと感じたのは本編に露骨だったり不自然なカットは終始見られず、合成によって見事なまでに角乃の姿を消していた事。例えば上記画像のように本来後半ゴジュウジャーがファッションノーワンの前にやって来るシーンは全員が揃っている筈なのに本当に一切違和感なく消してしまえている。
凄く悲しい事で昨今の合成・編集のレベルの高さを知れてしまって複雑だ。出てる人間1人消すくらいなんとか出来ちゃうんだってちょっと怖さすらある。
バトルパートになった途端にヌルッとユニコーンが登場して台詞もあったが声を担当したのは今森さんではなく代役の前川綾香さん。割と声質似てる人で違和感は少なかったように思う。
おそらく今後も角乃は登場せずユニコーンだけ登場し声は前川さんという状況が暫くは続くと思われる。
ちなみに上記の『ダイナマン』の矢島さん失踪の際も東映は全く同じ手段で退場回まで繋いでいたりする(矢島さんの場合は映せなくなったのではなく単純にいなくなっちゃったから撮れなくなったってだけだけど)。
ちなみにちなみにイエローフォーの声の代役を務めたのはかの有名な田中真弓さんだったりする。ドンッ!
『ゴジュウジャー』の指輪の戦士はそのシステム上、二代目〇〇というキャラを出しやすいのは本編のアッサムの件で立証済み。なので角乃から別の誰かに指輪が渡ったみたいな理由付けすれば二代目ゴジュウユニコーンを出すこと自体は容易ではあるが、あまりに急な降板に加え時期も終盤に入ってるってタイミングだからここから新戦士出て来ても馴染む前に本編終わっちゃいそうで実際には難しいだろう。脚本家さんにも負担が出るしスケジュールもあるし。
現在『ゴジュウジャー』が何話まで撮影済みなのかは分からないが、この変身前が登場しない前川ユニコーンという歪な形のまま最後まで駆け抜けるって可能性は個人的に低くくないように思う。
幸い…と言ってしまってはアレだが角乃は玲さんの件でとりあえず個人のドラマが一区切りついてるし後は緒乙さえ目覚めれば一件落着になれるので着地は難しく無いかなと。
現在この37話は各媒体での見逃し配信がされておらず準備中とのこと。本編では予告すら無く終わったし多分配信されたら予告が入るんじゃ無いかと思う。今回を録画していたら割と貴重かも?
兎にも角にもあまりに残念でならない。
ならないが、いち特撮ファンとして本編は最後まで応援したいと思う。作ってる側がしんどい時こそファンがちゃんと応援し支えてあげなきゃいけないんだ。
次回
公式の予告がないので分かりません!!
それではまた
面白かったらブックマーク登録、コメントもお待ちしています。


コメント