前回 信長の影 【仮面の忍者 赤影(2025)2話】感想 小物が似合う男
「参上」より「見参」派な男 アメイジングRYOです。
顕現とか現出とか降臨とかこういう系の言葉をもっと知りたい。辞書を買おう。
赤影参上!な3話を語っていきましょう
あらすじ
織田家の忍を選抜する試験に挑んだ仮面の忍者と盗人だったが他の候補者と共に突如拘束されてしまった。
「候補者の中に織田家の家臣では無い不届者がおりそれを見つけよ」という最後の試験が始まったのだ。
皆が疑心暗鬼になる中候補者に紛れていた森蘭丸の一言で不届者を見つけることに成功するもその正体は先日も信長を狙い現れた霞谷七人衆の一人 傀儡陣内だった。
そして更に七人衆の一角を担う闇姫も出現し、この危機に赤影は再び武器を手に取る!
白影参戦と意外な変更点

今回から3人目の忍 白影が参戦し更に仮面の忍者と盗人はそれぞれ信長に赤影、青影の名を与えられ漸く『仮面の忍者 赤影』という作品のスタート地点に立つことになった。
白影を演じるのは個性派俳優の加藤諒さん。牧冬吉さんの演じた昭和版白影ほどおっちゃんでは無いもののどことなく似た雰囲気を持っていて中々いい感じのキャスティングに思える。
昭和版白影は初老で主人公の赤影よりは歳上。しかし赤影をリーダーとして立たせていてリスペクトもあり青影と共にコメディリリーフとしても作劇を彩ってくれた個人的にも好きなキャラ。青影と絡む時は近所の優しいおっちゃんみたいな親しみやすさが顔を出してそこも良い。
白影といえばの凧を操り空を飛ぶ姿も今回で早速披露してくれている。バックの暗雲のCGがあまりに安っぽいのはかなり気になったけど。
個人的には白影の正体が半兵衛ってオリジナル要素は結構あり寄り。本作は昭和版よりも史実の人物をガンガンシナリオに絡めていくスタイルのようだしこういう改変は個性になっていいと思う。
言うなれば0号ライダーが白影で赤影、青影という一号、二号の名はそれに追付する形で付けられるのも好きなやつだ。
派手で煌びやかな織田家の家臣団は皆表舞台で輝く光であり、裏でそれを支える影がいなかったので竹中半兵衛は死んだ事にして白影を名乗り織田家の影になったって経緯もなんかかっこいいしいいじゃん。
兎にも角にも3人が揃いここからが本番。正体が半兵衛なので元天才軍師という設定が追加された白影の活躍には期待していきたい。
令和の髪あらしはおとなしい

前回も書いたけど闇姫の〝髪あらし〟は昭和版では黒く長い自分の髪をグルングルン振り回して突風を巻き起こすって技なんだが、令和版では挙動が大人しくなってしまった。
髪から白いモヤのようなオーラが伸びてそれで敵を拘束するというのが令和版〝髪あらし〟のようだが…ネーミングあってる?
どこが「あらし(嵐)」なんだよ。〝髪縛り〟とかだったら分かるけど。
あとなんかアクションの方向性がイマイチ中途半端なんだよな。CG盛り盛りでなんでもありなはちゃめちゃ忍術合戦をしたいのか、剣戟による正統派なチャンバラがしたいのか。
どっちかに振り切って貰えれば面白そうなのに今のところどっち付かずでどうも良くない。今回は単純にアクション短いのもあったけど。
1話では凄い動ける人をキャスティングしてるんだし少なくともアクションは楽しめそう!って期待してたんだけど…。とはいえまだ3話だけどね。
まだ慌てるような時間じゃない(仙道)。
昭和版の魅力は、忍法ってことにすれば何してもいいと思ってるとしか思えない荒唐無稽で「なんじゃそりゃ!」って技や絵面の応酬なんでそれをやって欲しい気持ちはあるんだが、ちょっとそれは望めそうにない感じなのかな。
何が違うって時代が違うよね。今の時代にあの『赤影』の魅力をもう一度ってのは難しいと思うんだ。令和版の出来云々に関わらずね。
あと1話からそうなんだけどずーっとギャグがピンとこない…これはもう私のセンスに合わないってだけで作品が悪いわけじゃないんだけど。
最後にちょっと思ったことを一つ。
金目教のリーダー 幻妖斎の正体って明智光秀じゃない?
半兵衛=白影って改変をしたことや今回幻妖斎が一益を「一益」と親しげに呼んだことからちょっとそんな気がした。あと白影が光秀についてちょっと触れたしね。
信長を討ち滅ぼそうとする者=光秀=信長暗殺を企む金目教のリーダーって感じの連想ゲームでこのポジションに光秀を置く可能性はありそう。
やけに史実の人物を登場させてるし敵の大ボスも史実の人物にしようって判断はあり得る。
ちなみに昭和版の幻妖斎は特に正体とかないただの色白の悪いやつです。一切バックボーンとかも分からないプレーンで味付けし放題のキャラではあるのよね。
次回
ついに3人揃った影達!!!
再び登場、蟇法師と千年蟇!
赤影vs闇姫も再戦か?
それではまた
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