腐る【仮面ライダーゼッツ Case11】感想 説明不足!!

仮面ライダー

前回 消える【仮面ライダーゼッツ Case10】感想 「でかした」の現在進行形

牛乳は痛むと温めた時に異常に泡立つことを一人暮らしで知った男 アメイジングRYOです。

あれ以来牛乳を買った時はクリップで注ぎ口をロックし少しでも腐敗を遅らせるようになりました。

やってることのテイストがおばさんだな。

やはり設定が難しいぞこの作品!な11話を語っていきましょう

あらすじ

国家機密が隠されているという三枚の名画は夢の中でモウルドナイトメアによって腐食させられてしまった。

現実では怪事課2人渥美に接触し小鷹の件や絵のことを問い詰めるが渥美は話そうとはせず富士見は強引な尋問を敢行するが…

小鷹、そしてゼロすらも隠したがる国家機密とはなんなのか…

ミッションの意味も目的も分からぬままは夢を駆ける

史上最小のライダーキック!

転載:https://www.kamen-rider-official.com/zeztz/case11/

まずはバトルシーンから。

4つの基本形態のうち『クウガ』同様紫の姿が最後の登場となった。その名も仮面ライダーゼッツ パラダイムワンダー

ブレイカムゼッツァーサイズモードにして構える姿が一目見た時からかっこいいと思っていたがやっぱりビジュアルは中々スタイリッシュでいい感じだ。紫ってのは1番高貴な色だってサミュエル・L・ジャクソンも言っていた。

次元を操る不思議なパワーを持つパラダイムワンダーvsモウルドナイトメアの極小バトルは「アクション凄え!」って感じじゃなく、映像面の面白さに振ったものになっていていつもとは趣が異なる。

合成とCGをたっぷり使ったシーンばかりだったが中でも水滴が弾けるフィールドでそれをかわしながら戦う場面が綺麗で好き。超人的な力を持つもの同士の戦いでも小さいから普段は何でもないものが脅威になるというミクロな戦いの面白さがあるし、ミクロな世界だからこそやれる演出にもなっている。

最後はカビよりさらに小さくなる恐らく史上最小の素粒子ライダーキックでフィニッシュというまた新しいことやっていて夢という何でもありなテーマが生きてる部分だと思う。

まあ個人的には紫のゼッツは普通に見た目が好みなんで捻りのない王道なアクションも見たいんだけどそれはきっと追々やってくれるでしょう。

暴かれた秘密と暴かれない機密

転載:https://www.kamen-rider-official.com/zeztz/case11/

結局国家機密って何だったん!?

ってのは多分後に明かされる奴なんだろうな。

ゼロも慌ててる辺り実はゼロの本体は政府のお偉いさんで極秘防衛機関CODEの夢じゃなく実在する。で、CODEの前任エージェントだった小鷹が絵に隠した何かが国家機密ってことかな?

次回予告のノクスの台詞からさらに考えるとカプセムには重大な欠陥があってそのせいで小鷹は夢の中から帰ってこれなくなりその報復をしようとしているのかな?

先の展開の予想はさておきなんか改めて設定の難しさ、複雑さ、説明不足を感じた回だったかな。

渥美が前回「秘密がバレてしまう!」って騒いでたのは上記の国家機密のことじゃなく発見されたと騒がれていた幻の名画が自分の贋作だという事実のこと。それがバレるのを恐れていたってわけだ。

美術館で絵を売ってくれって懇願したのは贋作を手元に置いておきたかったからなんだね。

現実の贋作に仕込まれた国家機密が何故夢の中の絵にも仕込まれていたのかについてはノクス「贋作師。お前の芸術を愛する深層心理が現実の置き土産を夢の中にもたらしてくれた」って台詞が答えで、渥美の絵に対する想いが夢の絵にも反映され現実の贋作と全く同じ、つまり国家機密の隠された状態の贋作が夢の中にも現れたってことかな、と。

自分で書いててもめちゃくちゃややこしいな。この辺りの理由が複雑な割に説明不足過ぎて見てる側が自分で噛み砕くしかないのがちょっと視聴し辛さを増強してると思う。

ちなみにノクスが国家機密に青汁ぶっかけて扉を開くシーンで一瞬白い花が出現するけどアレはアネモネ。そして白いアネモネの花言葉は「真実」なのよね。

絵に仕込まれた国家機密というかくされた真実にノクスがアクセスしたってのを表現してる。絵に描かれていた赤いアネモネはミスリードでありこの展開への前振りだったのか。

壊れた変身アイテム ナイトインヴォーカーバックルイレイスカプセムを奪ったリカバリーカプセムで復元し準備は整った。

次週ノクス変身。期待して待とう。

暴走富士見さん、優しい美浪

転載:https://www.kamen-rider-official.com/zeztz/case11/

最後にちょろっと。

今回の富士見さんは長年追ってきた小鷹のことが分かるかもという期待と焦りで渥美に対し尋問を強行したりをぞんざいに扱ったりと少々行動に問題があった。

渥美の口を割らせようと酒まで使って…と思いきやあれよく見ると栄養ドリンクだね。寝ずに尋問するためにお互い飲みまくってたのか。

しかし富士見渥美、両者を演じる俳優さんの出す雰囲気からかめちゃくちゃ酒に見える。ニチアサには似つかわしくないむさ苦しい絵面だったね。

で、今回ものめちゃくちゃ不審な質問も華麗にスルーしクローゼットに手をかけながらも開きはしなかった美浪。優しいなホント。

『兄弟拳バイクロッサー』っていうクローゼットが異空間に繋がっていてそこを通ることで変身するヒーロー作品があるんだけど、あのクローゼットは光った時に入らないと意味がなくて普段はただのクローゼットなのよ。

それに対してのクローゼットは常時ゼッツルームに繋がっている上、張り紙はあれど鍵なんか無いからいつ美浪にバレてもおかしくないという状況。つまりの秘密がバレないのは完全に美浪の善性、張り紙を律儀に守る優しさのおかげなんだよな。

逆に言えばいつでもバレ展開に行けるから便利っちゃ便利だけど。美浪ちゃんええ子や。

次回

地球に迫る隕石を止めろ!ドワナクローズマイアーイズ

カプセムのせいでオデノカラダハボトボトダ!?

ノクスついに変身!登場、ノクスナイト!

それではまた

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次回 衝く【仮面ライダーゼッツ Case12】感想 妖怪カプセムよこせ

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