前回 衝く【仮面ライダーゼッツ Case12】感想 妖怪カプセムよこせ
仮面ライダーアインズ発表で朝からテンション上がった男アメイジングRYOです。
王道のバッタモチーフっぽいビジュアルにアカレンジャーみたいな目で一号とアカレンジャーの合体みたいな雰囲気があるけどスーツはかなりスタイリッシュで今風なのがいい。
藤岡家3人目のライダー変身者。
父から兄、兄から妹へ仮面が継承されていく。胸熱だぁ…
『ガルリミ』の感想も当ブログ内にあるので是非!
こっちも目が離せないぞ!13話を語っていきましょう
あらすじ
隕石の地球衝突を回避するミッションの最中、漠の前にノクスの擬装したノクスナイトが立ちはだかる。
ノクスの語る真実に動揺した漠はノクスナイトに敗れミッションに失敗。無敵のエージェントの自信を砕かれ怪事課やゼロからも失望されてしまうのだった。
失意の漠は夢主の星也に遭遇。彼との語らいで漠は大切なことを思い出す…
隕石本体の衝突まで残りわずか。漠は星也の〝夢〟を救うことは出来るのか。
ブラックホールに消えた漠がいる〜♫

なんなんじゃ なんじゃ なんじゃ♫
とか言ってる場合じゃねぇ!
というわけでまずはブラックホールに飲まれる派手な殉職をしてしまったゼッツのバトルシーンの話題を。
再起した漠の手に入れた新形態 パラダイムグラビティは重力を操り夢の中でならブラックホールすら起こせる派生形態の一つにしちゃ明らかにオーバースペックな逸品。
仮面ライダーエボル フェーズ4と同じことが出来る初期形態ってなんだよ…
そのデザイン、そして能力はゴーストのニュートン魂を思い出す。『ゴースト』も10年前の作品なので被ってることをとやかく言うのはよそう。10年もありゃそら被るのも出てくるさ。
重力操作により相手の攻撃をいなしたり、弾いたり、空中でも体をその場に固定して着地狩りをかわしたりと何でもあり。攻撃面でもノクスナイトが強いから上手く凌がれてるだけで並の相手なら一発で宇宙送りかペシャンコして終わりに出来そう。
前半のバトルを見るにノクスナイトもイレイスカプセムの力でカプセムの力を消去出来るみたいだから漠側もまともに食らったら終わりという互いにクソゲーの押し付け合いみたいな勝負だったな。
しかしやっぱりいい奴なんじゃ?ってバイアスが掛かってるからってのもあるがノクスの行動は優しさが滲み出てるように思える。
イレイスの消去はカプセムの力を消す=漠を傷つけずに無力化出来るし、「力無き者に変身の資格はない」って台詞も「カプセムなきゃ戦えないでしょ?さぁ帰った帰った」みたいな風に聞こえるし。
CODEへの復讐心はガチだけど自分みたいな目に遭うエージェントも作りたくないってスタンスなのかな。
まあ最終的には漠をメテオナイトメアのとこに行かせちゃったしただ優しいとかじゃなくある程度の線引きがあるんだろうけど。そもそもただ優しいならナイトメアとつるまないだろうし復讐鬼だが捨てきれない優しさがあるみたいな感じだろうか。
前回でも感じだけどノクスナイトの戦巧者って感じの体捌きが非常にかっこよくてお気に入り。流石は永徳さんだぜ。
送った言葉に救われて…漠の挫折と再生

続いてドラマパートの話題を。
ままならない現実を少しの間忘れられる寝ている間の夢の時間。しかしその夢の中でまで失敗してしまった上に目が覚めたら富士見に詰められ、ゼロからも失望されボッコボコの漠。
「小鷹って人がいなければこうはならなかった…」
「あ?」
のシーンのピリッと感が良かったね。富士見さんが割と強面だからああいう場面は緊張感ある。地雷踏んでるの丸わかりだし。
なすかがフォローするように「一般人」って度々言うけどこれも地味に漠を追い詰めてるよな。何者でもない一般人である事が漠にとってはコンプレックスなんだから。
そんな傷だらけの漠を救ったのが星也くん。いや正確には漠は自分自信が星也に送った「何かを好きなことが1番の才能」という言葉に救われた。
この流れは目頭が熱くなった。まさに情けは人のためならず。
自分の小さい頃からの「夢」を信じるならば「夢」の世界の「夢」が叶った自分も信じる。
夢って言葉が持つ2つの意味を巧みに掛け合わせた展開もいい感じ。
ところで星也周りで感心した場面を一つ。
星也は夢の中で宇宙飛行士を目指していた。これ違和感があったんだよな。宇宙飛行士になりたいなら自分が宇宙飛行士になってる夢を見るのが普通じゃないか?って。
でも今回の種明かしで星也は家の料理屋が潰れてしまい生活に困窮している事が分かった。宇宙飛行士になるには勉強にすら多大なお金がかかることを知っている彼は自分の夢を諦めざるを得ないと考え始めていた。
宇宙飛行士になるという結果ではなく、宇宙飛行士を目指すという始まりすら阻まれていたんだ。だから宇宙飛行士を夢見る事が彼の理想になって夢の中に反映されてたんだね。
前半の時点で感じていた違和感にアンサー出してくれるのはいい作品の証拠だ。
汝の正体見たりバイク魔神!CODEが黒過ぎる

マジかよゼロ最低だな
Amazonで買い物します
ラクテンカードマーン
最後はその本性を表し出したゼロについて。
CODEはミッションの為にエージェントを使い潰しノクスもかつてはコードナンバー:4だったことが判明。
Ⅳって形がNに似てるからやっぱりノクスにとって「N」は大事なファクターみたいだな。
ラストシーンで漠が寝たきりになったのも夢の中でブラックホールに吸い込まれたからだろうしノクスも多分あんな風に無茶なミッションやらされて夢の中に囚われたんだろうな。
漠への「夢すら信じられなくなったか…」って台詞も終わりまで見ると発破掛けてとりあえずその気にさせてミッションだけ頑張って貰ってその先でどうなるかはどうでもいいよ。ダメなら代わり見つけてくるし。みたいな酷く冷淡なものに聞こえる。
コードナンバー:1〜3とかナンバー:5〜6とかもみんな使い捨てられたって考えるとなんて恐ろしい…多分ちゃんと世界を救ったりはしてるんだろうけど大を救う為に小を犠牲にすることを厭わないような組織なんだろうな。
美浪に対しても秘密を口外すれば始末しなければならないと強い言葉を使ったり一般人を自分らの都合で巻き込んでる癖にその一般人の身内を更に巻き込む事も本人が望むならやぶさかでは無いみたいなスタンスも酷い。
てかこれスピンオフの『エージェント美浪』が大事になってくるやつだったりする?
身内の組織が黒いって展開は珍しく無いが1クール目時点でそこに切り込むとは…次回からどうなってしまうのか。
『ゼッツ』盛り上がってきたゼーッツ!
次回
夢に囚われた漠!
与えられたミッションは…ノクスの抹殺!
そしてノクスはついに夢からの脱出を敢行!
それではまた
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