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『ギャバン インフィニティ』が想像以上にスーパー戦隊じゃなく、思っていたよりメタルヒーローで毎週楽しく見れてる男 アメイジングRYOです。
しかしそれは別れが寂しくないわけじゃないんだぜ?
2月に最終回を迎えた『ゴジュウジャー』
そして同時に50年続いたスーパー戦隊のTV放送が終了を迎えた。
現在のところ発表されているスーパー戦隊シリーズの映像作品は本作とTTFCの『ポーラー・ビギニング』がラスト…
いよいよ終わりが本当に見えてきて悲しいやら寂しいやら掻き乱されるがまずは全力で残る作品を美味しく味わっていきましょう!
あらすじ
爆上戦隊ブンブンジャーのブンレッド/範道大也は仲間達と共に宇宙を舞台にしたカーレース大会 BBG(ビッグバングランプリ)に出場中だったが突如としてそのBBGが中断してしまう。
かつてノーワンワールドを追放されたという危険なユニバースノーワンの力により数多の宇宙が融合を初めてしまったことが原因だったのだ。
新たな苦魔獣 ギャラクシーサーキットグルマーも出現しそれと交戦するブンレッドを救ったのはナンバーワン戦隊ゴジュウジャーのゴジュウウルフ/遠野吠。
しかし戦いの中でブンレッドを庇いユニバースノーワンの攻撃を受けてしまった吠に異変が…?
一方、地球に残されたゴジュウジャー達の前にユニバースノーワン、そしてブンブンジャーも登場し事態は更に混迷を極めていく。
全宇宙を賭けたこの戦いに立ち上がれスーパー戦隊!
勝て!ゴジュウジャー&ブンブンジャー!
スーパー戦隊最後の映画!その出来は!?

現時点でのスーパー戦隊最後の『VS』シリーズとなった本作。
その出来は一言で書くならば…
十分及第点だが佳作。
言い換えるなら「割といつもの『VS』シリーズ」という感じだ。
「見るがいい全てのファンよ…これがスーパー戦隊の最終最後の映画だ!このクオリティに震えよ!そしてこれこそが50年で我らが積み上げてきたものの全てだ!」
みたいな大袈裟な作品ではないし、50年の集大成というような仰々しいものでもない。
確かに『ボウケンジャー』からチーフ、『ゴーカイジャー』からマーベラス、『ジュウオウジャー』から大和が参戦するなどレジェンド要素こそあるし、彼らの活躍も尺を考えれば十分だがこれらはいつもの客演の枠を出ない程度のものだ。
なのであんまり肩肘張って見に行かなくていいし、逆にあまり自分でハードル上げるのもおすすめしない。
そもそも括りが予算の限られているご存知Vシネクストだし、公開する劇場も限られている期間限定上映なのもいつも通りだしな。
なんかネガティブに見えてしまいそうなので改めて書くけど「佳作」ではあるからね。普通に面白いし見たいものも見せてくれるし全然楽しめるので勘違いしないようお気をつけ下さい。
詳しくは後の項で書くがゴジュウジャーとブンブンジャーのクロスオーバーによって起きる化学反応、意外な共通点を軸に展開されるニヤリとさせられるキャラ同士の絡みはちゃんと面白いので純粋に両作品が好きな人にはおすすめできる。
50年の集大成的要素は大して無いと前述したがこれもあくまで「大して無い」だけで皆無では無い。
特に今回のフィニッシュ→エンディング辺りは制作もそこを意識していてかなりグッと来るものになっているので注目して欲しい。
エンディングは明るい曲だけども結構泣けるかも。
まあ色々書いたが基本的には「スーパー戦隊最後の映画」じゃなく「ゴジュウジャーとブンブンジャーのVSシリーズ」という気持ちで行くのが吉だね。
やはり先輩になると輝くこの男!

続いて内容にネタバレにならない程度触れながら色々書いていきたい。
私が今作で個人的に1番気に入ってるのは前作主人公である大也周りの描写だ。
元々私が大也好きなので断言するが今作は大也推しなら絶対行ったほうがいい。
大也は本編の頃から余裕があってスマートでかっこいい大人だったので放送当時から
「(大也が先輩戦士になったらめちゃくちゃいい味出るだろうな…)」
と思っていたがついに実現した結果、やはり先輩になったこの男は強い。ズルいんだよ…。
ユニバース融合により突如現れた吠に救われた大也。大也は吠に恩がある状態で話が展開されていくのだがそれ故に出会って間もない吠の良さを大也は理解してくれている。
今作の吠はとある理由から光の吠になってしまい「戦いを終わらせる」という願いを持って行動することになる。
野蛮で不器用で生きるのが下手な吠と違い光の吠は品行方正で平和を愛するヒーローらしいヒーローで何より自分の願いを持っている。一見すれば元の吠の上位互換のようだが同時に大切なものを失っている。
それに気付くのがゴジュウジャーの仲間達ではなく大也ってのが捻ってるとこだなと感じた。そして大也は吠の失ったものを取り返すために戦う。
もちろん本当の吠を取り戻すのにはゴジュウジャー達も活躍するしクライマックスでは彼らなりの不器用な絆が吠復活の鍵となるがそこでも我らが大也は大活躍。
ゴジュウジャー達の吠への言葉を「届ける」のが大也な訳ですよ。決まったねこりゃ。
「悲鳴に駆けつける」「大事なものを届ける」という『ブンブンジャー』のファクターはキチンと本作を構成するパーツとして組み込まれているのでファンも納得の出来栄えだろう。
金無し、職なし、夢無しで常に家計が逼迫していて、仲間達からはほぼ犬みたいな扱いされてるぶっきらぼうヤンキーの吠と
大富豪で職も夢も余裕もあって、仲間からの信頼も厚いスマートな大人の大也という真反対な2人の対比という部分もしっかり描かれている。
あまりに眩しすぎる大也を見て吠が思いっきりコンプレックス拗らせて弱気になってしまうシーンは地味にお気に入り。
可愛いねぇ…吠ぅ…。←この人は出番無し
まあ大也を前にしたら吠ほど極端な境遇じゃなくともコンプ刺激されるゃ。俺も絶対そうなる。しかたないね。
ところで吠と大也が出会うとなれば「あの事」が気になると思う。これはネタバレだから注意して欲しいんだけど(もし嫌なら次項に飛んで下さい)…
…
…
…
堤の件に関してはほんのちょっと触れられるだけです。堤が登場するとかは一切ない。
これぞクロスオーバーの醍醐味

本作は前項での大也と吠の絡みをはじめきちんとクロスオーバーを楽しめるようになっている。
セイントゴジュウウルフの力でゴジュウジャーとブンブンジャーはそれぞれ3つのエリアに転送されてしまうのだがそれぞれ
・真白、謝士郎、錠
・陸王、角乃、未来
・禽次郎、竜儀、玄蕃
で班分けされる。
個人的に真白チームが結構好き。大也とはまた違うカリスマ性を発揮する真白が2人の心を掴み3人で試練として立ち塞がるマーベラスに挑む事になる。
ブンブンジャーとゴーカイジャーのクロスは本編に続き2度目。これ見よがしじゃない程度にその事にもマーベラスが触れてくれるのがいい塩梅だ。
謝士郎が「シャーシロ」と呼ばれて「謝士郎(いしろう)だ」と返す定番のやり取りが真白、ベアックマ相手に行われたりする。こういうのが楽しいのよ。
しかし後輩が出来たというのに本当に誰も謝士郎って呼ばねーな。
陸王は転送された場所にいた人々にファンサをしまくり、角乃はいつものことかとスルーするが根が真面目な未来はこの行動にご立腹。陸王を不真面目な奴として嫌う事になる。
陸王のバックボーンも本編ではかなり真面目寄りなキャラな事も知ってる我々もすっかり麻痺しているからこの何にも知らない未来の視点は新鮮だったな。
でもそこに現れた大和先生の試練で未来は彼を見直す事になる。2人のドラマだけじゃなく、この試練は角乃にもならではの活躍もあるしよくまとまっているなと感じた。
禽次郎チームは例によって禽次郎の「中身はおじいちゃん」設定をうまく使いつつそれを宇宙人である玄蕃が面白い形で広げている。
あと禽次郎といえば相手にパリピな(?)あだ名を付けるのが特徴だが玄蕃を「げんぽぽ」と呼ぶシーンもありこれは楽しい。
残念ながらあだ名をつけたのは玄蕃だけ。ブンブンジャー全員に変なあだ名つけて欲しかった…。
楽しいのはメインメンバーの絡みだけじゃない。
調さんとブーケの組み合わせはちょっと思考の外だったので不意を突かれて面白かった。2人の共通点といえばもちろん…?
「ファイヤ」キャンドルと「焔」先斗という名前に因んだクロスも注目。てかファイヤキャンドルに関してはそこよりもアクションがやばい。本編よりやばい。どう撮ってるんだあれ…?
先斗は今回は髭を生やして参戦。一年時が経って髪型変わってるとか外見の変化があるのは好きだし、俺は似合ってると思う。元々ワイルド寄りの顔立ちだし。
パンフレットによれば髭を生やしていたのは宮澤さんの別のお仕事の都合なんだとか。これはまあよくある事よね。
クロスオーバーの醍醐味はやはり外の世界のキャラ同士が絡むからこそ生まれる本編だけじゃ見れない新鮮な空気や視点。
そして本編の出来事を踏まえたやり取り、台詞、小ネタだと思う。
本作はそれを実直にやれていると感じた。
終わりに
というわけで『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーvsブンブンジャー』の感想/紹介でした。
割と普通の『VS』だけど、ちゃんと普通に面白い逸品。
両作品のファンなら見といて損は無いし、軽い気持ちで行くとラストの「ありがとうスーパー戦隊!」って感じの演出に泣かされる。
お近くでやっているなら是非見に行こう!
それではまた
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余談
断言は出来ないんだけどさ
多分また角乃が一部合成だったと思う。
多分ね。分からんけどそんな感じがした。

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