最近の戦隊で好きな女性幹部は『ドンブラ』のソノニな男アメイジングRYOです
犬×ノニ推しでした。夏美とくっ付きナイスだ雉野。
女幹部登場!?の5話を語って行きましょう
あらすじ
突然ギャバンショーのステージに立ち、司会のお姉さんや係員を殴り倒した美紅。
あまりのことに唖然とする健太だったが2人をつけてきていたアオイが美紅が偽物であることを伝える。
やや強引な手段ながら会場の客を皆退去させ健太は変身して偽の美紅に戦いを挑むが結局逃げられてしまった。
リメルの新たな刺客 ティール
他者に擬態する力で卑劣な策略を仕掛ける彼女に健太とアオイはいかに立ち向かうのか
そしてティールの登場にキータクラーもまた苛立ちを隠せずにいた…
新幹部ティール登場!そしてさらば!?
リメルの新たな刺客として現れ、キータクラーに代わりドリムノート回収を任された女幹部ティール
他人に擬態するという分かりやすく厄介な能力を武器に、力ではなく策によって健太やアオイを苦しめながらキータクラーと煽り合ったり喧嘩しつつ互いの手柄を争う、みたいなポジションになるんだろうな〜
…え、死んだ!?
な今回。
びっくりしたね。
今作が全何話なのか知らないがまあそんなに幹部キャラ何人も出してダラダラやれるほど尺ないんだとは思うんだけどさ。まさかどっから見ても幹部枠が1話退場とはこのリハクの目を持ってしても…
ティール/坂上を演じたのは大原優乃さん。
ドラマ、舞台を中心に多数の作品に出演されている女優さんで過去には『妖怪ウォッチ』の「ようかい体操第一」を歌っていたユニット Dream5のメンバーでもあった。
特撮系作品だと知る人ぞ知る(?)『ガールガンレディ』にも出演。あまりに語ってる人が少な過ぎて世間の評判は知らないが、取り入れた要素が多過ぎてごった煮みたいになってるし、絵面はかなりチープだし贔屓目に見ても「面白い」作品ではなかったものの最終回の着地だけはちゃんとしてた不思議な作品だったなあという印象。
声が非常に特徴的で、マモ(北倉)と喋っていても全然見劣りならぬ「聞き劣りしない」アニメボイスが素敵だった。あと2人が並んだ時の身長差も好き。
ウイングマンとの格闘シーンでは見事な回転蹴りを披露。ダンサーでもある方なので体幹は抜群。
更にドリムノートを読み込んでなんとウイングマンにもチェイング!
偽ウイングマン?ウイングマンレディ?ティールウイングマン?
正式な名前は分からないがまさかの変身まで披露と今回のみの出番ながら見せ場は十分と言った感じ。
健太は「ウイングマンにも擬態できるのか!?」
と、驚いていたがドリムノートを確認して変身方法や技を学んで実践していたので実際には本当にウイングマンに変身しているっぽい。
より正確に書くならドリムノートによって今、世界中の人間がポーズを取って「チェイング!」とコールすれば誰でもウイングマンに変身出来てしまうようになってるって事っぽい。
ところで私は見た目が同じヒーローなのに立ち姿や仕草で別人が変身してるのが分かるってシーンが大好きでしてね(『555』とか)。
今回のティールウイングマン(仮)の雰囲気もめちゃくちゃ良かった。バトルシーンは〝ファイナル・ビーム〟の撃ち合いのみの活躍だったのが少々残念。
結局ティールは傷を負い、北倉に忠告をした後に処刑されてしまい退場。しっかり怪人体のデザインもあったのにこれまた残念。
実質ゲスト怪人、扱い的には1.2話のシードマンと同じながら健太と美紅の関係変化を引き起こし、アオイのパワーを使い切らせ次への展開の布石にして最後にはキータクラーの異常性を視聴者にアピールする為の当て馬になったティールは非常に大事な役割を1人でこなして散って行った物語上重要な仕事人であった。
そういやプレミアムバンダイでウイングマンのS.H.F(真骨彫製法)が予約開始され、まさかの一次受注は売り切れて現在は2次受注になっているがそんな2次受注開始の前の日の放送でティールウイングマン(仮)の登場回やるの巧妙だよな。
こりゃどう考えても一次で買えた人にもう一個買わせようとしてるぜ…
関連商品 ドラマ「ウイングマン」コンプリートガイド
キータクラーの暴走
ドリムノート回収の為に行かせたのになんかちんたらやってるし、勝手に指示にない戦い始めちゃうし、挙句新しく行かせた幹部勝手に処刑しちゃうしでリメル的にだいぶ困った(というか今回で裏切り者判定した)部下になってるキータクラーについて語って行こう。
ドリムノートの回収が目的というのは忘れてはいないもののノート以上に健太/ウイングマンに対して激しい執着を抱くようになっていて手段と目的が入れ替わってしまったような印象を受けるこの男。
嫌いじゃないわ(須藤元気)!
かっこいいライバルだと思うわ。俺の獲物に誰も手は出させないし主人公を倒す為なら上司の言うことも無視するというスタンス。『キカイダー 』におけるハカイダーのような存在。
坂上に顔を近づけながらドスの効いた声で圧をかけるシーンは当たり前だが声がめちゃくちゃかっこよかった。悪マモも良いな〜。
アクション演劇部でのシーンではギャバンショーの件で健太に詮索を入れる布沢を教師という立場を使って「余計なこと言うな」とばかりにプレッシャーで黙らせる。まあこれに関しては特撮もヒーローも興味ないのに入部した布沢の落ち度みたいなとこもあるが、北倉は北倉で健太に肩入れし過ぎで側から見ると教師の贔屓が凄いみたいになってる。
生徒としての健太の楽しい学生生活も、ウイングマンとしてのヒーロー活動もどっちも支えてくれてる北倉先生は教師の鑑だあ…
そもそもなんでそんな健太とウイングマンのこと気に入ってんのかは謎っちゃ謎なのよね。ノートを育てる作業が必要な以上健太が持ってると色々都合が良いからサポートしてやってるんだろうけど、それにしたって味方ぶち転がすほど健太に入れ込むのは異常。
ドリムノートを書き換えるのに必要と思われるイレイサーも今は必要ないと言っていたりノートの熟成と共にウイングマンが強くなる事を望んでいるようなムーブ。単に武人の血が騒いでライバル認定してるだけなのか、それとも全く別の理由があるのか…
この問題児を前にリメルはどうするのか。
今実質ノートは健太、アオイ、キータクラーで守られてるみたいな状態だし頭痛いだろうなリメル。
関連商品 ウイングマン 3巻(集英社文庫)
ラブラブ健×美紅と不穏なアオイさん…
健太、アオイ2人だけの秘密だったウイングマンやポドリムスのことは今回で美紅を含めた3人のものになった。最後にこの3人について。
ティールが美紅に擬態し健太に揺さぶりをかけ、それを一緒に聞いている本物の美紅って構図が意地悪で良かったね。
偽物の台詞もいちいち芯食ってるというか、絶対本物の美紅も思っていたであろうことをズバズバ言っていき、挙句胸の内にしまっていた想いまで目の前で勝手に吐き出されてしまうのが更に意地が悪い。
ティールさん、美紅ちゃんの解像度高過ぎない?
擬態するとその人の気持ちとかまで分かるのか?
しかし怪我の功名で健太と美紅。2人が両思いであると分かり無事ガーッチャンコぉ!ヒューヒュー!
アオイはディメンションパワーの使いすぎでパワーを失い、これにより今回の一件を忘れずに済んだ美紅は今後は2人に協力していくことに。更に告白も無かったことにされずに健太とはラブラブ。
ハッピーエンドだ!良かった良かった…
とはならない。
ラストシーン、不穏爆発のアオイさんがそこにはいた。
「私の故郷はどうでもいいの…?」
これまで健太を支え、いつも彼の隣にいたはずのアオイはそんな言葉を並んで前を歩く健太と美紅には聞こえないような声で呟いた。
この構図も非常に意地悪。アオイは健太の隣を美紅に奪われてしまったような。そんな風に思えしてしまう画だ。
アオイは2話の時点で記憶消しまくりで明らかに疲弊しているのをずっと描いて来ていた。それも全てはこのタイミングでパワー切れになる展開への布石だったんだなぁ。
しかもパワー切れはアオイにとっては、そして秘密のヒーロー ウイングマンにとっては最悪の筈なのに健太と美紅にとっては都合の良いイベントになってしまっているのも巧妙な魅せ方。
ラストシーンの台詞は単に浮かれた2人に毒づいた訳ではないだろう。目の前で浮かれる健太と美紅を見てアオイが感じているのはきっと複雑な思い。
ポドリムスの危機も、生死不明の父も、リメルのことも全てアオイにとって大事なこと。健太を頼ったのは守りたいものを守りリメルを倒す為だし彼がそれに足る人物だと思ったから。
巻き込まれた関係ない3次元人に怖い記憶が残らないように自分なりに頑張っても来た。今も必死に戦ってるしまだ戦いの最中。なのに協力するという2人はこっちの事情はお構いなしにイチャコライチャコラ。
2人は本気で私の世界を救う気はあるのか?
遊びだと思ってない?
こっちはズタボロなってんのに何でヘラヘラしてるの?
ディメンションパワー無くなってんですけど?
私の心配もしてよ…!
そんな数多の疑心や、自分のことも見て欲しいという承認欲求など色んな思いから絞り出たのがラストの台詞だったのかなあと。
こっそりギャバンショーについて来て2人の動向探ったりアオイが明らかに健太に惹かれ始めていたのを描いていたし単に健太と両思いだった美紅への「嫉妬」もあるんだろうな。
次回予告ではアクション演劇部の撮影で健太の隣にいるのが美紅だったりするのも鋭い追い討ち。アオイさん派が泣いてるぞオイ。
更にいうと予告にろくにアオイさん映ってないのも不穏…
今は好きな娘と両思いだったという人生最高レベルの幸運に流石のヒーローオタも目がピンクに曇ってしまっているだけに違いない!俺は健太なら2人とも幸せに出来るって信じてるぞ!
次回
健太withアクション演劇部、特撮の聖地に立つ…
来たぞ!憧れの採石場!
新たな刺客の登場にまたまた美紅に危機が迫る!?
それではまた
おまけ
「正体バレてもOKなヒーローもいたけどね。仮面ライダードライブとか」
という健太の発言だが、細かいこと言うと『ドライブ』はストーリー前半は正体隠してたし、後半で正体を市民の前で明かしたのも状況的に致し方ない理由があったしで「正体バレても良いヒーロー」の代表として挙げるのは少し違うのでは?と思ってしまった。
仮面ライダーであることが医師であることの証明になっていた『エグゼイド』とかのが正体バレOKなヒーローって感じするな。
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