暴走と分裂【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ8】感想

スーパー戦隊

前回 調達屋のブレーキ【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ7】感想

最近超獣戦隊ライブマンを全話完走した男 アメイジングRYOです

めっちゃ面白かった!

鉄也純一は物語の縦軸に密接に関わっている平成以降の追加戦士の走りって感じだし、ライブロボボクサーのスーパー合体もあるしでいわゆる「最近の作品」のプロットを作った作品って感じで見やすいのでおすすめ!

いつか古い作品のレビュー記事も書いていきたいと思いながらも最新作品の感想を語っていこう

あらすじ

ハイウェイ空間にてブンブンカーの調整を兼ねたレースを楽しむブンブンジャー一堂

まだまだ未完成品の新車ブンブンレーシングの反動によって大也は体を痛めてしまいブンブンに湿布を貼ってもらう。これが本当の反動大也

大也不在の基地で一息つく4人の元に調がやって来て今後のブンブンジャーの武装について話し合おうとすると玄蕃が思わず口を開く

「そもそもブンブンジャーはBBGの為では?」

まるで聞き馴染みのないハンコ注射みたいなアルファベットの並びに頭に???が浮かぶ未来調。

『ブンブンジャー』とはなんなのか。語られる時がやって来た。

ブンブンジャーとは?BBGとは?

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/boonboomger/
episode-guide/detail/1242770_3963.html

ブンブンジャーやその装備が元々戦うために用意された物でないことは2話の時点で触れられており今回はそこを深掘り、明確にしてきた。

それはそのまま大也ブンブンの夢という本作における最大の軸に繋がる超重要事項。

ブンブンジャーが誕生したその理由・意味とは

BBG(ビッグバングランプリ)

玄蕃曰く「全宇宙で開かれる車のレース」

ブンブンジャーブンブンカーとは大也ブンブンBBGに出場するために作られた装備であり、現在はハシリヤンとの戦いに転用しているに過ぎないというのが真相であった。

事情を知っていた謝士郎玄蕃の役割はそれぞれ情報屋と調達屋。謝士郎はレースの情報を集める係、玄蕃ブンブンカーに必要なパーツの調達を行う係(現に今回登場したオフロードゴースト玄蕃が調達したパーツで作られている)と考えればこの2人は最初から大也にレースチームの仲間としてスカウトされていたと考えられる。

事情を知らなかったが未来のドラテクもBBGに必要な逸材と大也は考えていた?あれ?となるとは…?

更にいうならブンブンジャーのスーツのやけに簡素でシンプルなデザインはレーシングスーツそのものではないだろうか

爆上戦隊ブンブンジャー【東映公式】on X
転載:https://www.lears.jp/cla/
products/racingsuit.html

分かってから見てみると多くのヒントが隠されているのが分かる。こういうのに最初に気づけるようになりたい…

ところでBBGの設定を聞いた時に現在YouTubeにて配信中の戦う交通安全ラスボスが頭によぎったのは私だけではないだろう。

あいつの目的は大宇宙ハイウェイを建造することだったのでBBGはある意味あいつの夢が叶った世界線なのでは?

車系スーパー戦隊とのクロスオーバーに期待だ

未来と錠の疑念

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/boonboomger/
episode-guide/detail/1242770_3963.html

BBGのことを初めて聞かされ心中穏やかじゃないのは新人の未来

この2人は大也との仲もまだまだ浅くガチ勢コンビと違って多くを語らないの気持ちを汲むことがまだ出来ない。それ故に生まれてしまう疑念、不安。

未来は…

「何故BBGのことを教えてくれなかったのか?」

マッドレックスとの戦いに1人で挑む大也を見て「何故自分を頼ってくれないのか?」

「ヒーローとして戦うことがレースのついでなんだとしたら、どうして〝ついで〟に命を賭けれるの?」

は…

「ヒーローとしてのブンブンジャーは大也にとってなんなのか」

「所詮は金持ちの道楽なのか」

「道楽ならば憧れだけで突っ走った自分の間違いに気づかせてくれたアレはなんだったのか」

と無数の疑問が押し寄せて来てメンタルがオーバーヒート状態。

2人は大也に助けられ気付かされブンブンジャーになり人として一皮剥ける事が出来た。

2人にとって大也は間違いなく恩人。だからこそ信じていた相手が、自分のことは信じてくれていなかったのか?と不安になり分からなくなってしまったのだろう。

これまで初めから大也を知っている謝士郎達と新人の未来達が割とはっきり分けられて描かれてきたのが展開的に生きている。

今回語ろうとすると邪魔が入ったり、無理が祟って気絶してしまったりで話せず仕舞いだった「大也にとってブンブンジャーとはなんなのか」を2人に伝えることがこの8話、9話最大のポイントになりそうだ。

狂気のバトルジャンキー マッドレックス!

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/boonboomger/
episode-guide/detail/1242770_3963.html

そのいかにもなヤンキー演技や足のハシリケンでマイルドな感じになっているがよく見てると初登場時のちょっとお茶目な感じはどこへやら。今や真っ当に悪のライバルポジションをやってるマッドレックス

まだ登場して3話とかなのにだいぶ印象が変わり、というか出るたびに狂気が増しているような?

一度目は自分と渡り合ったブンレッドを賞賛し、二度目は自分に傷をつけたブンレッドに賞賛混じりの憎悪を募らせそして今回としっかり段階を踏んでブンレッドの存在がマッドレックスの中で大きくなっていくのを、狂気を膨らませていくのを描いている。

そんな2人の戦いは例によって熱い!敵も味方も邪魔者はいないまさにライバル同士の戦い

その実力に感服しついにブンレッドハシリヤンにスカウトまでしだす。こういう冷静な部分が残っているのもまた魅力的。

しかし!そんな魅力たっぷりのマッドレックスだが衝撃だったのは上記画像のシーン

ブンレッドに追い詰められ巨大戦による2回戦を始めるためになんとヤルちゃんを素手で押し潰してギャーソリンを絞り出し直飲みする悪魔超人じみたバイオレンスプレイを実行。

まあ元々部下に対してめっちゃ優しいって感じでもないんだがそれでもこの光景はかなり嫌悪感を覚えた。

デコトラーデイターシャの反応を見るにこの嫌悪感は狙って出しているものと思われる。狂気をむき出しにするマッドレックスサンシーターはついて行けるのだろうか…

巨大化時の演出こそアレだが巨大戦時のマッドレックスはまさに圧倒的で痛快。ブンブンジャーサイドが現状持ってるあらゆる戦力を投じながらも次々にそれをスピードとパワーでねじ伏せる強敵感がたまらない。

少しズレるが未来が攻撃で吹き飛び、大也オフロードゴーストを使ったことで謝士郎玄蕃も弾き出されてしまい大也ブンブンだけが戦いの場に残るシーンは

「2人の夢について来れる者はいない」

という暗示に見えてしまいなんだか不穏だ…

次週

重症の大也を欠いたままマッドレックスに挑む4人!

大也ブンブンその出会いが明らかに?

今、5人が本当のブンブンジャーになる時!

ブンブンジャーロボナイト登場!かっけえ!

それではまた

次回 届け屋たちのハンドル【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ9】感想

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