前回 金目教の罠【仮面の忍者 赤影(2025) 5話】感想 名誉侍俳優推参
友達の娘に絵本をプレゼントしたことがある男 アメイジングRYOです。
『グリとグラ』をあげました。小さい時1番好きだった絵本。カステラ作るやつね。
オリジナル展開と「そういう設定だったの!?」な6話を語っていきましょう!
あらすじ
金目教の罠に落ちた赤影一行は再び鬼念坊、そして何故か囚われた筈の白影とも交戦することに。
刃を通さぬ鋼の肉体を持つ鬼念坊を攻略する手立てはあるのか…
一方囚われた黒兵衛の妻と娘にも幻妖斎の魔の手が迫っていた。
復讐の戦士!黒影誕生

昭和版では単発回で登場するのみだった黒兵衛一家を物語に深く関わるキャラクターに昇格させるアレンジが光った今回。
特に娘の百合は幻妖斎の言葉に騙され二代目黒蝙蝠、もとい黒影という今作オリジナルのヴィランになる破格の待遇を受けることとなった。
昭和版でも百合は青影と絡みがあったり奥さんよりも印象深いキャラクターではあるんだがまさかこんな料理のされ方をするとは思わなんだ。赤影に対しての黒影ってネーミングは安直もいいとこだが、親父が黒蝙蝠だからって理由付けもされてて気が利いてる。
25分番組のうち後半15分くらいを黒兵衛一家のバックボーンやら幻妖斎が百合を誑かすシーンやらに使っている辺り制作としてもこのアレンジ部分を推してるようだ。
蟇法師がいち早く死んで霞谷七人衆に空席があるしそこに加わるのかしら。
すれ違いはあるが赤影達と黒影。どちらも黒兵衛の死で怨敵への怒りを燃やし決意を固めるって流れも結構好き。
唐橋さんを呼んだのも黒兵衛が死んじゃうけど物語的に決して小さくない存在になるからだったのか。
ただちょっと気になったのは奥さんが斬られた後の黒兵衛の1回目の悲痛の叫び。叫んでるんだけどなんか表情が全く声に追いついてなくて違和感なかった?
唐橋さんはベテランだし演技が下手なんてことはあり得ない。指導でああやってるんだと思うんだがだとしたらちょっと演技の意図が伝わらなかったな。
そもそもキャラ的に叫ばせるの自体違う気がするんだよな。悲しみを噛み殺し幻妖斎を殺意に満ちた目で睨むとかそんな方が渋くていいんじゃないかしら。
それともかつての黒兵衛ならそうだったけど家族を持ち、穏やかになり牙の抜けた黒兵衛はただの人のように叫んで悲しむしか出来ないみたいな演出だったり…?
流石に考えすぎだろうか。
鬼念坊、リングアウトで破れたり?

今回は後半が丸々黒兵衛絡みだったのでバトルは前半のみだった。
操られたかと思われた白影がただの人形だったとかちょっと拍子抜けだがそこはそもそもそんなに気になってた部分じゃないから問題ない。
メインディッシュはvs鬼念坊だろう。
政則、清正、三成はやっぱり噛ませ犬扱い。ただ思ってたより頑張ってたし後半では逞しくなり七人衆ともやり合えるようになってるのを期待したい。
勝矢さんの鬼念坊はやっぱりすごくハマり役だと思う。食いしばってる時の顔とかめちゃくちゃ迫力あったし立ち振る舞いのおかげか昭和版より随分大物に見えた。
ただアクションはちょっともっさり気味だったね。特に肉弾戦シーンはやられる皆さんの演技で上手く見せていた印象。
で、今回1番気になったのが鬼念坊のやられ方よね。
なんかリングアウトで終わったぞ。ベイブレードじゃないんだから。
1話からやってる七人衆が来ると暗雲が立ち込めて辺りが闇に包まれるアレ。私はてっきりただ周りが暗くなってるんだと思ってたんだけどどうやら七人衆専用のバトルフィールドを形成してるみたいね。
ほいでそこはなんでか知らんが高っかいとこにあって鬼念坊はそっから落とされたと。
七人衆は宇宙刑事の敵なの?
適応者(デュナミスト)なの?
キュアキッスなの?
まあ正直予算潤沢な作品には見えないし毎回同じとこで戦うことになる理由付けとして前例がたくさんあるしいいか。
『赤影』という作品自体とんでも忍術が売りだから〝忍法 マクー空間の術〟だろうが〝忍法 メタフィールドの術〟だろうが〝忍法 ハートガーデンの術〟だろうが出てもとりあえず変じゃないし。
七人衆はバトルフィールドを作れる。これは今作を見る上での基礎知識として頭に入れておこう。
次回
武器商人 織部多門登場!
昭和版8話に出てきた人だ!
ということは来るか?七人衆 夢堂一ツ目!
それではまた
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