前回 始まる【仮面ライダーゼッツ Carse1】感想 起きれば最弱?寝てれば最強!
DX玩具を手放そうとした際に大量に出たボタン電池をビニール袋に一つにしていたら爆発してびっくりした男 アメイジングRYOです。
マジで火事になる危険があるやつなのでみんなも気をつけよう!
電池一つ一つをテープで包んで絶縁すれば纏めちゃっても大丈夫。あとはお近くの電気屋さんに持っていけば回収してもらえるぞ。
まだまだ説明が足りない?そんなことよりバイクアクションだ!
な2話を語っていきましょう
あらすじ
夢の中で仮面ライダーゼッツに変身しガンナイトメアを倒した漠は目覚めてもその胸に夢で付けていたゼッツドライバーが残っていることに驚きを隠せないでいた。
以来、夢の中でのエージェント活動にも変身を用いるようになった漠が次に挑むミッションは爆弾魔による破壊活動の阻止。
ミッションの中で漠は見知らぬ刑事に逮捕されそうになってしまうが…
一方、怪事課の富士見は前回の件から漠がブラックケースに関わっていると疑いの目を光らせていた。
仮面ライダーは仮面「ライダー」で無ければならない!

仮面をつけバイクで人々の危機に駆けつけるのが仮面ライダー。
バイクは仮面ライダーのアイデンティティの一つであった筈だが道路交通法の厳重化などに伴い年代を追うごとにバイクシーンは減っていき、2号以降のライダーに関しては固有のバイクを持たないというのが最近の主流だ。
何より制作サイドにも見ている側にも「バイクってそんな大事じゃなくない?」という意識があったようにも思う。仮面ライダーという名前がブランドとして大きくなりすぎた結果「ライダー」の部分をおざなりにしてもなんとかなってしまっていたのは事実だ。
しかしここ近年はそんな流れが変わってきており、ちゃんとバイクに乗ってるシーンやバイクが活躍するシーンを撮ろうと頑張っていて我々も改めて「やっぱりバイク乗ってる仮面ライダーってかっけえな!」と思える機会が増えてきた。
道交法が別に緩くなったわけじゃないしなんなら年々厳しくなっている中でもちゃんと「ライダー」のアイデンティティを守ってくれていることに頭が下がるばかり。
今回のバイクスタントは特にここ数年でも凄かった。
撮影の為に交通規制をかけ1日かけて撮られたスタントは物凄いクオリティになっていて海外のお客さんにも「これが仮面ライダーなんです!」ってのが伝わっているに違いない。
ぶっちゃけあんなに尺使って且つ豪華にやれるのは多分これっきり(あるとしたら劇場版かな)だしそれだけに心血を注いだって感じの仕上がりだったね。
派手に障害物をぶっ飛ばしながら走るトラックにそれをすり抜け追跡するゼッツは可能な限りCGを使わない生の迫力をお届けしてくれた。ワゴン車にぶつかるシーンの衝撃を車内カメラでカットインするのも臨場感がある。
警察署が見えてからのアクションもコードゼロイダー上からジャンプでトラックに飛びついてドアを引っぺがしたり、ジャンプでまたコードゼロイダーに戻ったりノンストップで魅せてくれる。
立膝でシートに乗るフォームもかっこいい。てかゼッツは1号意識した見た目なのもあってバイクが似合う。ゼロイダーもサイクロン号カラーだし。
足払いならぬタイヤ払い(?)でトラックを横転させてからのバック爆発+画面手前にバイクでジャンプ+ブォォーンというエンジン音…
これよこれ。これが仮面ライダーなんだよ。
バイク以外のアクションにもここで触れよう。
前半のボムナイトメアとの戦いで目を引いたのは上部の鉄骨を軸にぐるりと回って蹴りを決めるシーン。ワイヤー使ってるのかな?とにかく凄い動きだった。
前回の感想でも書いたけど力を込めると筋肉が膨張する演出はフィジカムインパクトの顔的能力だからなのかガンガンやってくれていて非常にありがたい。あれやっぱりかっこいいよ。
ボムナイトメアも掌から爆破を放ったりする戦い方が『ヒロアカ』のかっちゃんみたいで好き。戦い方も派手に爆発するだけじゃなく小技も効かしてる感じがいい。
デザインは前回のガンナイトメアに続いてかなり凶悪。爆弾の赤いコードと青いコードが押し出されたカラーリングとビジュアルで特に顔はよーく見るとかなりグロテスク。
悪夢の怪人だし最後までこの夜中に出会ったら卒倒するようなビジュアルを貫いていって欲しい。
早くも怪事課と協力体制?

続いてドラマパート。主に怪事課の話題を。
最初は夢の中で戦うエージェントの漠にゼッツドライバーの件で富士見が疑いの目を向け追っていくみたいな関係になるんだと思っていたが2話にしてナイトメアと戦う者とナイトメアを調べる者ということで意気投合し早くも協力体制を取ることになった両者。
富士見の異様なテンションに薄らぼんやりしてる漠が引っ張られてなんか2人で楽しそうにしてる空気感が全くの予想外でなんだか面白い。
怪事課の事務所(?)のあるトラックに乗り込むシーン意味わかんなくて笑う。富士見が一番慣れてるからなのかやけに前転が綺麗。
富士見となすかのコンビネーション的シーンは個人的に早くも中々楽しめてる。富士見が名乗る→なすかが警察手帳を出して割り込む→それを富士見が潜ってまた前に出るみたいな動きとか、なすかにツッコまれてびっくりする富士見とか今後も色んなところでニヤリとさせてくれそうだ。
あとなすかのキックが綺麗。デザイアグランプリで英寿と渡り合っただけのことはある。
ラストシーンでは新たな基本設定が明かされ今回漠が潜入した夢の主人は富士見であると判明した。
更にナイトメアによる究極の悪夢が完成すると夢主はナイトメアに体を奪われてしまう、事件を解決するには夢主の心の扉を開き主人の深層心理に触れ悪夢を産んだ原因を解明しなければならないなど1話ですっ飛ばした説明を色々してくれた今回。
これが『ゼッツ』における毎話のスタートとゴールになるポイントみたいだね。
ブラックケースやナイトメアという現実的ではない、それこそなすかの言った通りオカルト雑誌で取り扱うような事件に本気で向き合い結果窓際どころか窓外に追いやられようと、誰になんと言われようと真実を追求する変人だがタフマンな富士見。
しかしその実心の中では警察を爆発してやりたいという文字通りの爆弾を抱えていた。
自分を評価しない、自分の言葉に耳を傾けない組織への怒りなのか、それともまだ明かされていない思いがあるのか…。
次週早くもナイトメアが現実に出てきてしまうっぽいので今回の流れから考えるに…
ゲスト登場→ゲストの夢にナイトメア出現→夢でナイトメアと戦う→現実で夢主と交流し心の扉のヒントを得る→夢主の心を救いナイトメアを倒す
みたいな展開が基本の流れになってくるのかな?
クローゼットの向こうは秘密基地

クローゼットを開けるとそこには秘密基地が!
凄くスパイもの、エージェントものの文脈でとりあえずテンション上がるよね。ゼッツルームの小物はどれもおしゃれだし『キングスマン』とかあの辺りをやはり思い出す。
色とかで見た目をいい感じにしてるけど思いっきりガシャポン置いてあるのはちょっと浮きすぎてて違和感凄いがまあ毎回ガシャポンして新アイテム手に入れるってのは楽しいか。
タンスを開けると異次元に繋がってるってのは特撮的には『兄弟拳バイクロッサー』を連想してしまう。今年で40周年なんですよ。
今回から登場した漠の上司にして良き相棒のゼロは思いの外茶目っ気のある人物。ジョーク好きの英国紳士キャラというのも中々いい感じ。
ロボモードのビジュアルは『555』のオートバジンや『ゴーバスターズ』のニックと違い分かりやすい顔になっておらずバイクのヘッドライトだけを顔にするシンプルでシックなデザイン。
今はコードゼロイダーを遠隔操作して漠を導いているがゼロの素顔や何者なのかってのも重要な縦軸になっていきそうだ。
現実と夢とで漠に合わせて日本語と英語を使い分けてくれるゼロ。だからcvを川平慈英にする必要があったんですね。
ところで夢の中の英語は全部字幕付きだけど特にルビが振られたりはしていない。ちびっ子は読めてるんだろうか。
しかし夢にも現実にも同時に存在するゼロやゼッツルームとは一体なんなのか…非常に気になるなる。
あとちょっとズレるけど夢の中と現実の漠はもうちょい演じ分けて欲しい。1話ではそれが出来ていて良かったし、夢の中ではかっこいいキザなエージェントで起きるとへっぽこってのは貫いて欲しいんだよね。
次回
富士見の抱える闇とは…
夢の中を探し見つけ出せ心の扉!
ナイトメアがついに現実を侵食する時、漠も現実で「I’m on it」!?
それではまた
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次回 蝕む【仮面ライダーゼッツ Case3】感想 ここまでが1話だ
ちょびっと考察
夢は夢主の深層心理の現れであり、その形は千差万別。人と同じ夢を見ることは基本あり得ない。
なのに国民的タレントのねむちゃんだけは漠の夢にも、富士見の夢にも、なすかの夢にも出てくる。
これ絶対なんか秘密があるやつだよな。


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