前回 極みのもてなし!竜儀の本気(マジ)!【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第29話】感想 さらば狂信者
二代目ヒーローなら『ビーファイター』の二代目レッドルの鷹取舞が好きな男 アメイジングRYOです。
びっっっくりするくらい可愛いのよ。水着回のツインテールも破壊力凄かった。
『ビーファイター』はかなり脂乗った特撮なんでみんなも見たほうがいいぞ。
二代目ゴジュウティラノ参戦からの爆速退場!?の30話を語っていきましょう
あらすじ
吠との決闘に敗れた竜儀はゴジュウジャーの前から去ってしまった。
竜儀と共に消えたゴジュウティラノ指輪が次なる契約者に選んだのは惑星アッサミカの王子 アッサムなる人物。
自分の星に帰るために指輪を手にしたアッサムのあまりのマイペースっぷりに陸王、禽次郎、角乃の3人は振り回されることに。
一方餅屋でバイト中の吠は竜儀から願いを奪った罪悪感に悩んでいたが彼の前に餅屋の店主を取り込んで生成された餅つきノーワンが現れる。
二代目ゴジュウティラノ/アッサム、優雅に参戦!からの…

二代目ヒーローというのはここ数年ではあまりに見なくなった光景だが昭和時代は色々緩かったのもありヒーローの交代劇というのは珍しくなかった。
スーパー戦隊の始まりである『ゴレンジャー』でも54話で人気キャラクターだったキレンジャー/大岩大太が中の人のお仕事の事情で一時退場し、67話まで二代目キレンジャー/熊野大五郎が活躍したりした。
竜儀の一時退場に関しては別にキレンジャーを意識したわけではないようだが多分「指輪の契約者同士はライバルでありゴジュウジャーも例外ではない」「ゴジュウジャーが減るとすぐ次の契約者が現れる」という設定を見せる回にすると同時に1人だけ願いのベクトルや根本が皆と違う竜儀を掘り下げる回にする為に退場というショッキングな展開の白羽の矢が立ったという感じだろう。
竜儀は作品外ではどうも女性・子供人気が高いらしく結果的に人気キャラクターの退場という強烈なインパクトが生まれて作品としては良かったんじゃないかと思うね。そしてこの人気キャラクターの退場という部分においても奇しくも初代キレンジャーと同じという偶然。
そんな竜儀を引き継ぎ現れた二代目ゴジュウティラノのアッサムは惑星アッサミカからやって来た王子様でティータイムをこよなく愛する俺様キャラという尋常ではないアクセルの踏み方をした濃いキャラ。
まずサラリと宇宙人を出すな。そんな話今まで一回もしてなかっただろ。
まあ予告を見る限り次週竜儀復活なのでアッサムの出番はおそらく今回と次回のみ。変則的だが扱いとしては実質今までのゲスト指輪の戦士と変わらないので爆速でキャラを印象付ける必要があったからこんな無茶なキャラ付けになったんだろう。次週はどうやらほぼ玲さんの傀儡にされるだけっぽいしアッサム個人を掘り下げれるのは今回だけだったのかも知れない。
しかしながらたった1話で嫌ってくらい記憶に残るキャラになったのは間違いない。そこは流石だ。
演じた笹森裕貴さんはTELASAで配信された『機界戦隊ゼンカイジャー スピンオフ ゼンカイレッド大紹介!』にてガオーンの人間体を演じた人なので戦隊イエローは実は2回目。
端正な王子様フェイスとよく通るボイスもアッサムによくハマっていてより印象的にしてくれた。
登場時点でみんなが通る歩道橋の踊り場にドカンとテーブル置いて往来の民を気にせず紅茶を嗜む姿は迷惑外国人にしか見えない。
「ロイヤル」が「いやさか」に該当する口癖なんだろうけどやっぱりパンチ弱いな…てか「いやさか」がワードとしてシンプルに強いよね。
面白いと思ったのはアッサムという指輪争奪戦のいわば初心者、そして一般的な指輪の戦士と同じ感覚を持つ彼を通して
「指輪をかけた戦いでもないナンバーワンバトルなんてなんでやってんの?」
という部分に改めて切り込んだこと。これは上手いやり方だと思ったね。
ティータイムは人生という喧騒の中でひとときの落ち着きを取り戻す時間であり、言うなれば人生の寄り道。目的地にただ直行するだけでは生きていても味気ない。
余裕を持つことは大事であるというアッサムの考えと目的の為の指輪争奪戦だけじゃなくナンバーワンバトルという寄り道もまたゴジュウジャーにとってはしたい事、やるべき事、譲れないものなんだと関連付けて描いているのも高評価だ。
「主らのティータイム。参加させて貰おう」って台詞も色々分かってくれたんだって一言で分かる言い回しで地味に好き。
最後にはふらっと現れた玲の災厄指輪にサクッと吸収されてしまったがその直前にも「彼らに手出しはさせん」とすっかり皆を仲間と認識してる台詞があったりなんやかんやでいいキャラだなアッサム。
1話でちゃんと次週の退場が名残惜しくなってるのは存分に魅力的に描けた証拠だろう。
男は黙って!餅つきナンバーワンバトル!

続いて今回もう一つの軸である餅つきナンバーワンバトルについて。
コンカフェ以来久しぶりに波長の合うバイト先と店主に出会えた吠だったが店主が餅つきノーワンの生成素材にされてしまったことで彼を救うべく餅つきナンバーワンに挑む事になる。
実は物語開始前に死んでそうな店主を演じたのは福沢重文さん。『キングオージャー』ではボシマール、『ブンブンジャー』ではサッカー協会の副会長をゲストで演じたのでまさかのスーパー戦隊シリーズで3年連続出演を果たした。
スーパーフーロータイムおじさんのイメージから今やスーパー戦隊のバイプレイヤーのイメージのが強くなって来たな…。
前回と違い今回は極めて善良なおやっさんで吠もすっかり懐いて彼の思いを引き継ごうと頑張った。基本邪険にされてしまう事が多いからこそ良くしてくれた人にめっちゃ懐く吠ぅ…可愛いねぇ…。
ちなみに餅つきスキルを手に入れた吠は店主のことも好きだしで今回こそはバイトが長持ちしそうだが…
どうなったかは『補ジュウ計画』を観よう!
そして今回のゲスト怪人 餅つきノーワンとその相棒バスター・モッチーのcvを演じたのは
「クールクールクールポコ!押忍!」
でお馴染みお笑いコンビのクールポコさんだ。
…え!?ネタ終わりにやるこれをご存知ない!?
『エンタの神様』で以外やってるとこを見たことないこれをご存知ない!?
あと『エンタの神様』で必ずゆにばーすさんがやらされてるあのコントってなんなの!?普通に漫才してもらった方が良くない!?
話を戻そう。餅…持ちギャグをガンガンに使ってのアフレコだったが2人揃ってお上手で素晴らしい。
特に餅つきノーワンの声をやった小野まじめさんが普通に喋ってるシーンすら全然違和感が無くてびっくり。モッチーは喋るシーンでずーっとせんちゃんが過ってこれはこれで面白い。
バスター・モッチーというネーミングはもちろん『ゴーバスターズ』+餅。くっ付け方がいい加減!
ノーワンの中でもナンバーワンにプライドを持っていて多少の妨害工作を仕掛けたりはしたが基本正々堂々戦って最後には吠を認めるなど気持ちのいいノーワンだった。
気持ちがいいで言うと短い出番だけで今回もブライダンがみんな仲良しで気持ちが良かった。割烹着のファイヤキャンドルも餅のトッピングを色々用意するブーケも、今回はMr.シャイニングナイフの安い挑発にあっさり乗せられてしまうクオンすらちょっと可愛かったぞ。あと女王の間からちょっぴり覗いてるテガジューンも可愛い。
どうでもいいけどシャイニングナイフが「第3回 ブライダン 秋の餅つき大会」って言ってたけどこれってブライダンが誕生して3年って意味なんかな?
吠が子供の頃既にノーワンワールドはあったし、ノーワンもいたけどブライダンという組織自体はまだその頃には無かったとも考えられるが…。
アッサムを含めたゴジュウジャー全員で餅を作り団結力を高める展開も見ていて気持ちのいいものだった。しかし仕上げの「怪力のひと突き」でティラノ並みの怪力が必要なんだとしたら店主は一体どうやって作ってたんだ…?
まあ多分普通に人間がやれるレベルのことをすれば最高の餅になるんだけど今回はその全ての工程をゴジュウジャースケールでやったことで最高を超えた究極の餅になったんだろう。
「月の光に照らす」とか意味わからんし。
次回
吠の容態に異変が!
担ぎ込まれた先は暴神病院(病院のネーミングにしては凶暴過ぎる)!?
竜儀との再会…そして…!
それではまた
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