前回 オメガ抹殺司令【ウルトラマンオメガ 14話】感想 大体ターミネーター
宮野真守を知ったのは『キングダムハーツ』だった男 アメイジングRYOです。
まさかこんなスーパー声優になるとは思わなかった…いやあの頃既にスーパーだったのか?
15話を語っていきましょう
あらすじ
ソラトはヴァルジェネスが元は自分の仲間で今はゾヴァラスに操られていることを思い出す。
地球を主人たるゲネス人に捧げようと企むゾヴァラスを倒すべく2人はアユムとサユキに協力を仰ぎNDFも巻き込んだヴァルジェネス解放作戦に打って出る。
オメガ、メテオカイジュウ、人間による三位一体の逆襲はゾヴァラスを砕けるか…。
最強形態!ヴァルジェネスアーマー登場!

何気にハルバードが武器のウルトラマンって初めてかな?
というわけでまずは最強形態ヴァルジェネスアーマーのバトル…は今回だけだとちょっと少ないのでヴァルジェネスアーマー周り前半の話題を。
ハルバードって武器自体が見栄えが良くて好きなんでヴァルジェネスハルバードもいいと思う。アーマーのカラーリングがオメガ自身と被ってるから正統強化っぽさも出てるし(逆に少々メリハリがなくぼんやりした見た目になっている気もするが)。
殺陣は今回だけだと最強形態の初陣の割に新鮮味に乏しくかなり物足りなかったので凝ったアクションは次回以降に期待しよう。
変身時のBGMがなんとなく中華っぽい。やはり赤×金だし四聖獣だし中国意識してるのかな?
今回はどちらかと言うとヴァルジェネスを救い出すまでがメインだった訳だが中でも目を引いたのはやはりコウセイによるメテオカイジュウを巧みに使い分ける救出シーン。
アイテムを使い分けて囚われの仲間怪獣を助けるって完全にウルトラマンの仕事だと思うんだけど人間の身でそれを任され、しかもクリアしちゃうのはちょっと凄すぎる。ソラトも全然止めたりしないし本当に対等だと思ってる感じがいい。
同時使用してないだけで結局3体分のメテオカイジュウ召喚してるしただのフリーターの枠は既に超えてウルトラシリーズ名物 強過ぎた地球人になりつつあるコウセイ。
前半戦はソラトよりコウセイメインだったって書いたが、そもそも『オメガ』という作品自体がウルトラマンはソラトだけど実質的な主役はコウセイなのかも知れない。
「戻れ!トライガロン。」からの「レキネース!」の流れはめちゃくちゃポケモンでニヤリとした。そういや先日『ポケモンZA』の発売に円谷プロの公式Xが反応して話題になったばかりだったな。
ちなみに私はチコリータにしたよ!
ヤタノ作戦について感じたのはとにかくサユキの一声に力がありすぎるってとこ。正体不明で記憶喪失で何故か怪獣に詳しいという普通に考えたらまずスッとは信じられないであろう人物の勘をサユキ個人が信じるのみならずその勘を頼りにNDFを動かし、スピーカー設置などの大規模な準備まで進めさせるのはちょっと権力が強過ぎないか?
まあ描かれてないだけでタイラ隊長とのやり取りとかあったのかも知れないけど。
前回強キャラ感ムンムンだったゾヴァラスは今回はあっさり作戦に引っ掛かりヴァルジェネスを奪われた後はすんなり倒されてしまってちょっと寂しい。
総じてドラマに尺を割いた分所々あっさり進み過ぎていて展開が軽くなってしまってるのが不満点だったかな。
探しているのは過去じゃない ソラトのやりたいこと

『オメガ』の前半パートは良くも悪くもやけに記憶に残るゲストキャラクターが多かったように思うがまさかここで全員まとめてソラトに触れられるとは思わなかった。
記憶のないソラトはコウセイやアユムを皮切りにたくさんの個性豊かな人間達に出会い、色んな人間がいる事を知り、いつしか良い人間も悪い人間もその全てを愛おしく感じるようになっていた。
記憶を取り戻し自分のやるべき事を思い出すのが目的だった筈が今やソラトにとって過去を追うことは大事じゃなく、記憶を失って以降に出会ったこの地球に生きる全ての人達が幸せであれるように戦うこと。それが彼のやりたい事になっていたのだ。
「そんなに人間が好きになったのか、オメガ。」
事故で地球にやって来て最初は成り行きで戦っていた筈が気付けば地球自体を好きになっていて目的が変わっていく様はマン兄さんと同じだ。
原点回帰とも言えるこの展開。いいね〜。
スラッガーとかカプセル怪獣っぽいメテオカイジュウとか『セブン』っぽい要素が多いのにソラトの心の変化はマン兄さんと同じってのも面白い。
「探しているのは過去じゃないんだ 心が騒ぎだす衝動なんだろ」ってOPの歌詞にも掛かった展開になってるしね。
そしてそんなソラトの思いを知りコウセイもまたソラトの望みを叶えてやる為に頑張る。お互いがお互いを幸せにする為に動きそうして結ばれる美しき協力関係。我々のよく知るウルトラマンと地球人の関係だ。
今回初めてウルトラマンというワードが出て来て謎の宇宙人オメガからウルトラマンオメガに変わったり、防衛チーム怪特隊が誕生しメインメンバーがそこに所属する事になったり晴れて『オメガ』がいつものウルトラシリーズのフォーマットに乗る事になった。
長い助走が終わりここから『ウルトラマンオメガ』が始まるというギミックは新しく素直に面白いと思える部分だ。
気になるアレコレ

最後に細かい気になる部分にざっと触れる。
メテオカイジュウが結局ただのソラトの仲間ってオチはちょっとなあ。
なんかソラトの呼びかけに答えないとか、やたらコウセイにばかり懐くとか、そもそも「記憶失くす前のペットとか?」っていういかにもミスリードっぽい台詞まで言わせたのに真相がまんま味方でしたで肩透かしに感じた。
次に物語上での重要な敵になりそうなゲネス人について。
崩壊した母星ってひょっとして1話でオメガとヴァグセクトが戦っていたあの星なのかな。ゲネス星(仮)はヴァグセクトに侵略されオメガが立ち向かったが星の崩壊は止められなかった?
てか仮にあれがゲネス星なんだとしたら崩壊した原因ってオメガが星のコアを撃ち抜いたからだと思うんだが…。だとしたらゲネスがかなり悪性の異星人でヴァグセクトもゲネスの作り出した生物で1話冒頭のオメガはゲネスを倒す為に戦っていた?
ゲネス人がどんな奴らなのか分からないとこの辺りはまだまだ判然としないね。
崩壊する星から脱出した際に光線を背中に受けてオメガは地球に落下したのかと思っていたが正確には
生き残ったゾヴァラスが脱出したオメガを攻撃→オメガは月に墜落し追撃に来たゾヴァラスと交戦→ヴァルジェネスが操られヴァルジェネスハルバードから放たれた一撃でオメガは地球に落下
という経緯を経ていたようだ。
あとソラトの夢の中でゾヴァラスがソラトの姿だったのは気になったね。ソラトの正体に繋がってくる伏線じゃないだろうか。そもそもゾヴァラスとソラトは共にメテオを持ってるし2人に何かしらの繋がりがあるのは間違いなさそう。
例えばソラトもゲネス人に作られた生命体だった!とかね。
「ずっと前から地球を見ていた気がする」って台詞もなんかあるやつだよなぁ。
ソラトの記憶の全てが明かされるであろう後半の展開にも期待していきたい。
次回
怪特隊、ついに結成!
3人が最初に挑むミッションとは…
そしてまたしても『ウルトラQ』からの刺客が!
燃えよ青春 アリゲトータス登場!
それではまた
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